うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

GANGSTA(ギャングスタ) 1~3話 「煙と目線とニナペンギン」

GANGSTA(ギャングスタ)
一話 「NAUGHTY BOYS」
8.27
タバコの煙がかっこいい
息をはいてちらせたあと、もくもくと。
そのあとも波うつような煙のあがりかたがいい

 

助けられた女性が銃をかまえて、いままでのやりきれない想いをはらすかのように
泣きながら、雇われていた相手に銃を何発も何発もうちこむ。
演出も、主人公たちに一瞬むけたとおもわせるために刀をかまえ、目線をむけ丁寧

 

パトカーを蹴り飛ばすシーン、中のチャド警部の部下がゆがんだ顔になって、ハンドルに頭をつける
それを可能にしているのは、落ちるまでの速度をスローにしている
一気に落とすのでなくてね。
そのあと、蹴ったあしもゆっくりもどし、
最後に刑事の驚いた顔をナメでみせる。この流れがいい
しゃべれないではなく、言葉が不自由な演技を字幕つきで表現。このときの演技がすごかった。

 

なんかすごく白黒映画でみたい雰囲気の作品。

煙がスタイリッシュって、表現がこの作品らしい。

この一話だけで一気にダークホースになった。

ハードボイルドな雰囲気がいいわ。

 

二話「HUNDEMARKEN」
Op
白黒OP。白黒映画というより、漫画の絵柄の再現かな。
あとは緑色や、水色の色彩感覚もいいセンス。
A
になちゃんという、ロリ登場。かわいい
アレックスにおどろいて、髪がとがる。


テオという看護師の娘さん。大人顔負けの看病している。
お、俺も看病してほしい。

 

「リコ、ジュースを私のぶんまで、かってきてくれてありがと」
になちゃんが手話でつたえると、二コは頭の上まで手をやって撫でるように見せかけてから鼻でつまんだ。
ニコはあんまりにもニナが素直すぎて、逆にからかいたくなる。無表情がけどそういったかわいげもあるようだ。

この場面撫でるようにでの間合いの付け方がうまい。

あと手話のしばいがすごく丁寧でよかった。

タグつきの話で「b級いじょうは確実だろう」とにながが言うと、二コが口を歪ませ不適に笑う。
アレクさんはその普通じゃない反応をみて、驚くというよりも、恐ろしい表情が伝わってくるほど目が飛び出すぐらいにあけて見た。
二コの目を見て顔を歪ませたあとに、アレクの片目だけを写す。

これによってアレクの片目が異様に強調され、不安定な感情そのものを表現。いいコンテ。

薬を渡すときは逆に、あれくはニナをしっかり両目でみている。

 

能登さんの誘い方で大人ぽい演技で、雰囲気でてる。

こういった役柄を主役側が演じるのはアニメで貴重だからこそ新鮮みがある。

低い声色だけど響くっていうのは、どうやってるのかきにはなるしうまいわ。

 

アレクが誘い、サプレッサーつきの銃で殺害。

そして不幸をつげるカラスの音が鳴り響き、ニナがふりむく。こういった演出もいいね。
ウォリックがサプレッサーつけたのは、ニナへの配慮でいいのかな。

敵の銃撃を回りこみながら避けて「チャオ」と最後の言葉を告げてウォリックが撃ち殺す。

ここかっこよすぎな流れだった。


「なんでもない、テオ先生のところにいこう」
ニナがこの時表情を写さないのは、本心ではないから。

なにかあったことはわかるけど、この街ではそれが日常だとニナは知っている。だからこそ彼女はふりむかない。

もう生き方を決めているのかニナちゃん。そうせざるえないとして、すごいな。

 

銃から放たれた弾丸と煙をスローでうつす。

 

テオ先生を眼鏡の描きかたは丁寧

B
「窓から入ってきてくれ」
「どうして」
「すまん、玄関の鍵なくした」
ニコがタグつきと対峙して緊迫した雰囲気なのに、クスッっとなることをいれれるのはすごくいい。

このときのニナちゃんの、がっかりしたような表情が、ぐっときた。

 

「看護婦は取り込み中だ。医者で良ければお相手するが」
煙をふかしながら注射器をさすとかかっこええやん。それは片方だけ眼鏡を反射させている演出もいい効果出している。

 

「3分たった。挽き肉につぶしてもいいか」
強さの証であるタグを見せつけながら、にやけがおで宣告した。

ここの演技がすばらしい。スローで強調している演出もいい。

そのあとのつぶれた空き缶は、ニコの台詞とつながる。
ウォリックのタバコのシーン。ここでタグつきの説明。

 

ニコが空中に飛び上がり、斬撃。

すごい身体能力。かっこいい動きだったな。

 

ニコラスが怖くないかとアレクがニナにたいしてきく。
トワイライツのことをしらないからとニナ」
「ニコは怖くなんかありません。少しいじわるだけど」
窓からさひかりのなかで、本心の言葉をニナはやさしい顔を向けながら、アレクに微笑んだ。

なんか本当達観してるんだよな、ニナちゃん。この笑顔なら信じられるって感じだよな。

 

ニナが手をふる所で、本物の影ぽく薄くなったり、強めたりしている

ここ影のこだわりがすごかった。

 

ニナちゃんがかわいい。今回はこれが一番印象的といわざるエない。

後はアレクの目の芝居かな。ニコと、ニナによって片目か両目の違いの所。

 

3話「ERGASTULUM」

A
ニコがウォリックの父親殺してるのかな? 複雑な関係そう。

 

アレックがこの場所に慣れてきて居心地よさそうに見渡すて言うのを無言でやるのがいい。というかそれだけで伝わるていうのが表現としていい。

 

「EDEN」と書かれたミントケースを拾い、ふる動きまでの芝居の動きの間が良かった。

 

ニコの横目でチラリと観る。アレクは部屋をみわたしたときとはちがい、ニコのことをまだ馴れない感じで見る。
なれていないのを目で伝えるとか、ようやるなあ。

 

トライバル。刺青のようなもの。ニコの背中に。今後これは判明するのかな。
アレクが「出かけるか」たずねて、くちびる読めなかったのかと思っているところに
ウォリックが普通に会話をしている。その対比と信頼関係のちがいがいい
そのあとニコとともに出かける用事を、ウォリックにアレクは頼まれる話の流れもスムーズ。


「あのねニコラス聞いてもいい。ウォリックって便利屋さんの他にお仕事あるの?」
ニコの顔をのぞきながら、恐る恐るアレクは尋ねる。だがニコはこたえずアレクは渋々また顔を覗くのはやめて歩き始めた。
このときに斜め後ろから、前に進んでまたもどる。

この不安定な関係を表す斜めという位置から、歩み寄ろうとしている。これだけキャラの立ち位置が解るのが丁寧。
そのあと、ニコはボソッと「ジゴロ」とアレクに答える。
さっきはウォリックが出かける用事を言うのは解っているからこたえず、今はそれがないから答えを返したのかな。別にわからないわけではないのね。


ボンヤリとした窓の光がさすなかでウォリックが電話でビックママと会話。アレクとは対照的な暗い世界観が強調されていい。


新聞記事から、過去のことをしる
二十二年前、少年の傭兵が惨殺。
そんなわけありの人がこの街にはいるか。
ウォリックは人質にとられらので、なんか巻き込まれたのかな。
その変は情報たらないからまだいいや。

 

そこまでねっとりとは、絡みはやらない。
レオタードはきっちりとやるのはいいね。


B
壊れた配管は裏通りの描写なのか、それとも意味合いがなにか潜んでるのか。

判断つかないけど、普通の道ではない。壊れた道だという解釈でいいかな。

表通りをなぜ歩かないのか、アレクは遠慮せずいろいろ聞いてくのか。

タグつきだからが理由だろう。でもアレクが遠慮はしないタイプみたいだというのは解った。

 

ウォリックは金とビックママの恩義のためにジゴロをやってんのかな

やっぱりタグつきが恐れられてるから、表でれないのか。


「このつぎその下品なくちを俺に開いたら、またぐらにでかい穴をふやしてやる」
壁に押し付けてから、壁をたたいてがら、低く凍りつくような声で忠告した。
このときのウォリックの演技やばい。すげえは。

「ニコラスもおあがり」
ビックママはどっしりと構えながら、ニコラスに優しく言った。
このときの店とニコラスの距離が通りを挟んでいた。
二人の距離感というより、ニコラスとそれ以外の一般人の距離という感じだ。

 

トワイライツを毛嫌いしている。ファミリーがいる。
恨まれごと一杯ありそうだもんな。

 

トワイライツは薬害患者。強化人間みたいなかんじか。
それで薬が必要で、副作用でニコは言葉が不自由なのか。

ビックママは、トワイライツを囲ってくれてるから、ウォリックは協力してるのかな。

話に出てきた“彼女”は、ニコラスと深く関わっているのか。
元は同じトワイライツ出身だからってところかな。


アレクが扉がしまろうとしているとき、
寝込んでいた彼女をニコラスがみつめている。
決定的な表情がみえぬまま扉を閉じる。
アレクの気になる気持ちとリンクするような演出

 

翌日
窓越しにアレクは通りをみる。
このときに黒くぼんやりとしら光のなかに変わっている。
Aとの違いがいいね。

 

「まつげ長いんだ。だまっていれば二枚目なのにね」
アレクさんそういう目線でウォリックみてたりもするのか。まだわからんが。

 

ジゴロを続けているのか、悲しそうにアレクが尋ねるのは
娼婦だったからなんだろうな。

そして換気扇がノイズのようにさえぎって、終わりか。
回っているのは、まだ終わっていないことの比喩かな。


大人の世界を匂わせるような回だった。
アレクの目線みてるだけでも本当にいろいろ解っておもしろいわ。
煙さんも目立ち過ぎない程度にいい仕事してるね。

 

最後にやっぱり二話の、かわいい、かわいい、ニナちゃんに触れておこう。

彼女のあのやさしさ、きの使い方。そしてすでに一人で達観している。気高きうさぎの心を感じた。

だが彼女はうさぎの証を持っていない。だがわたしはあきらめない。

彼女は完全にペンギン体型。そう気高きペンギンそのものだ。ゆえにペンかわいい。

ニナちゃんにペンペン突かれたいな。

ニナペンギン、今後も出番があり続けると嬉しい。