うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

うしおとらら 1~3話 感想 「とらはブランカわいい」

うしおとらら

第一話「うしおとらとであうの縁」

脚本:井上敏樹/絵コンテ:西村聡/演出:松村政輝/作画監督:森智子


いらいらと足踏みをしながら早くいけと言わんばかりに見送る。

こうゆう芝居のいれかた好き。


お爺ちゃんが去った後、蔵で倉庫をしていると地下につづく扉を発見。
その地下の扉を開けると、きいろ髪が足までのびきっと、人でないものがいる
虎のような化け物がそこにいた。
その化け物は、身動きがとれぬから槍を抜けという
なぜだと聞くと、「お前を食って自由になるためだ」といったので
そのやりをけりこみ、ささっと階段をあがり蔵にもどる
「お前はくわない。ほかのひとはでも関係ねぇだろ」
とららは、あわててとりみだしこんがんする。恐ろしいすがたのわりにはずいぶんと間抜けな姿といえた。
「そこで静かにくらしとけと」
地下に続く光をとざした。
ここのギャグのやりとりがいいね

 

学生とのやりとり

うしお
絵を描き、美術部であることをつげる
サッカーで運動神経よさをみせる
ヒロインのあさこ
料理好きのアピールは、料理を教えてほしいといわせる
みんなにはやさしいのに、主人公にだけは突っかかる
ノートを忘れたことがここでもいきてくる。

短い空いだに上手く説明にならずに、キャラ紹介できてたな。

 

家にもどりアトリエで転がっていると、あさことまゆこが忘れたノートをとりにやってくる。
そこでヒロインのまわりに、虫のようなものが漂っているのをみて動揺する。
その虫をつかまえようとして、ヒロインにふれるとけとばされる。

だがそんなことはきにせずとららのもとに向かう

この認識の違いがギャップになっていいよね。

 

「そいつはお前のせいだ。500年たまっていたうっぷんが妖気となって外に飛び出した。このままにしておけば、実体化して人を襲いはじめる。どうするよ!」
高笑いをしたあととららは、嫌味たっぷりにとらがつげた。
「どうにかしたいなら槍をぬけ。そうしたらオレがどうにかしてやるよ」
とらはしの白い眼であざわらいながら脅した。

このとらは力ちゃんの演技もあいまって憎らしくて良かったな~

 

主人公は槍を抜くと、背景の暗闇が明るい光にてらされる。

うしおの魂が解放されたことをつげ、さわった瞬間になにかきずいた描写もはいる
とらは人間のゆうことは聞かないというが、槍のたましいがはいり
主人公に憑依したかのようになる

 

「こいつはまだ槍をもったままだったんだ!」
気弱で間抜けなとら萌え。殴りたくなるかわいさがあるなwww

電撃をはなち妖怪を倒す姿は完全にブランカ。とゆうか全体的にブランカ(SFね)

 

まるで砂のように髪が流れ落ちた。
「槍がおしえてくれた•••••••」
そこからだんだんと妖怪を倒すだけの獣になっていく説明がはいる

戦いを終えたうしの、のびきった髪が落ちていく動きがすごいよかった。


とららは隙をみて逃げ出すか、とりつくことを考える
妖怪退治をしながら、かつての旧友とただかうとかなのかな。

原作未読なんで楽しみ。

しかしブランカだよな~



二話「石喰い」

脚本:井上敏樹/絵コンテ:西村聡/演出:藤瀬順一/作画監督:阿比留隆彦


あさこが鍵をぐるぐるとまわしながら歩く

こういう小芝居好き。というか俺もまわすの好きだな。


「だれが無用よ」
落書きのような鉢植えを当てるかのように、ガツンといった。
この表現おもしろかった。

 

いしづくり
石にかえて人をくらう
怖がっている姿もびみ。だからじわじわ攻める
「早くいしになれ、そしたらサクサクと食ってやるぞ」

“さくさく”というのが実にいい言葉の表現だった。


石の侍のなかにいる虫が正体
触手はメデューサの髪・

砂けむりが、不気味さがかんじられる。赤と紫のくうかんとか
ぬーべぽいよね。時代的にもそんななのかな(よく知らないけど)

 

「自分を助けるのでなく、クラスメイトを助けてほしい。槍からどんな形であれ助けてやっただろ」
ちょっと最後だけ脳内妄想入ってる。

うしおは自分ではなく誰かをすくいたい。主人公がとらに影響をあたえている面が如実にあらわれていたな。

 

石の結界の扉が閉じられようとするなか、うしおに戻ってこいという
「人間はてめぇの命が大事なんだろ」
「お前にはわからんよ。わりぃお前に喰われてやれねぇな」
だんだんと身体が石に変化していくうしおは、くるしそうに告げた。
刻々としまっていく石の扉。
誰かのために身をていして助けようとしている姿を、とらは茫然と見つめた。
「アホがぁー! お前は、お前は! わしが喰ううんじゃ!」
閉まっていく扉を、ぐっと力をいれ開け放ちながら虎は咆哮をあげた。

そして槍が意思によって動く王道展開。

これを彩る、その過程がじつにいい

後はこのときのうしおの、苦しそうな演技がいい。なんか技術あるのかな。

 

 石の表現やその妖怪の造形など、画作り的な面も良かった。

王道だからこそのメリハリある演出も安定してよかった。

 

三話「絵に棲む鬼」

脚本:井上敏樹/絵コンテ:神志那弘志/演出:神志那弘志/作画監督:石井舞


「待て」
「なんすか」
槍をもったまま後頭部に手を当てて、とぼけ顔を浮かべるうしおに、じいちゃんは声をかける。
「はは、まさかな。ぞれが獣のやりなんてあるわけが•••••••」
武者ぶるいで槍を指している指先をぶるぶるふるわし、不気味な笑顔を浮かべながら怯えた声でたずねた。
「そうだよ。親父ばかだなぁ」
うしおは、あたかも自分が関係ない、どこまでもとぼけた態度をつらぬき通し、恐る恐る刺激を与えないようにその場所から逃げた。
「お前もな」
とらは、うしおの頭につかまりながら愉快なその二人をあざ笑った。
おじいちゃん息子が立ちさると。あらためて思い返す。いやそんなことすら必要なかった。うしおのじいちゃんは、家がきしむほどはげしい足取りで倉にむかった。

倉があけられているのを、涙目でじいちゃんは固まったままみた。
「ちょっぴりショックなことがあったのさ」

うしおはみない振りをしながら立ち去った。

これだけで笑いを誘えるには上手い。

おじいちゃんの固まった顔っていうだけで、

 

あさこはきにかけたり、面倒見がいいよな。

 

玲子の話はかなり詰め込んでたな。

けど長すぎてもしかたない所があるし、しかたないかも。

夕陽の堤防でなぐりあうとか、最近みないよな。

 

けど絵に潜む鬼がとりはらわれて、笑顔の明るい絵に変わった。

この締め方は予想できたけど、それがいいな。

 

時オカの森の神殿を思い出すような回だった。

 

うしおと、とらの掛け合いが面白い。

とらは「喰らってやるぞ~」みたいなことをいいながら、つきまとう。

本当に子供をおどかす妖怪みたいな役割だよね。

「怖い子いねえか~」っていう感じのほうが強い。

だからこそとらは親しみがあるのかもしれない。そう思うとよく考えてあると思う。

とらはそう言った意味でもきにいった。もちろんうしおの熱さもすきだ。

王道で表現も面白うそうだし楽しみだ。