うしおととら 26話 「TATARI BREAKER」 感想
うしおととら 26話 「TATARI BREAKER」 感想
トラの攻撃を含めすべてを吸収しつ、無限に成長していく相手の行動を、キルリアン振動機でサポートしつつ撃破する。
命を捨てる覚悟で挑んだ、麻子とヘレナがいなければつかめなかった勝利というのが、これまでのうしお達が歩んできた道ともかさなるものだった。
逃げ出してしまう大人もいれば、戦う大人もいる。
その人間らしさをみせながらも、最後はヘレナの有志をみて改心する。
気持ちのいい流れにしており、上手い話の構成でもあった。
「辛くても人間は、科学は、進歩しなくてはいけないわ」
「理不尽なことに怒る心、そして他のものを命をかけて思いやる心の中にあるのかもね」
たくさんの大切な言葉をくれたヘレナの死を無駄にしないために
白面の者と戦いゆく。
最後は麻子のラブコメで場を和ませて、日常の二人にもどしつつも星をみあげ死をとむらう。
ヘレナの言葉が突き刺さり、より印象的な言葉になった。
科学者を悪者ということに捉えず、しっかりと短い間に魅力あるキャラに変えており素晴らしい話だった。
3クール目は4月。どうなるか楽しみだ。