遊☆戯☆王ARC-V 第105話 「レジスタンスの絆」 感想
遊☆戯☆王ARC-V 第105話 「レジスタンスの絆」 感想
いつもの通り自然な流れで黒崎とカイトがデュエル。
いままでの出会いを通して得た仲間の大切さを説く黒崎は、ずいぶん昔と変わったなぁ。
孤高のはやぶさから仲間の力を信じるはやぶさに。
Aカードの連続使用もそれを象徴する良いデュエル構成だった。
「またAカードか。よそ者の力に頼ることしかできないお前がなにをわからせる」
かつでの仲間であり友であった瞬をはねのけ、カイトは孤高であろうとする。
仲間と楽しい記憶はあったとしても、それが強さにはなりえない。
実際に仲間の頼もしさを知っている黒崎との立場が違う主張は、それを知らないからということだけに踏みとどまらず、甘さをみせたくないという人間らしい一面をみせてくれる。
最後はカード化するをやめるという描写もはしり、かつての仲間をカード化なんてすることはできない。利用価値があるから、少なくとも敵でないという理屈はあるのだけど、人間としてためらいがあると強調づけができることに意味があるシーンだと思えた。
アカデミアと同じことをしていてもカイトが違うという部分をだすことで、よりキャラの密度が高めることができた回でした。仲間というテーマの掘り下げにもつながっていたりもしたしね。
次回は融合次元の背景の掘り下げ。戦争や崩壊。わりとシビアなテーマを扱っている本作の攻める側がなにを考えているのか早くしりたいね。