コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ THE LAST SONG 20話 「終わりなき戦い」 感想
コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ THE LAST SONG 20話 「終わりなき戦い」 感想
軍人としての大義を胸に改造され戦場で戦かったが、人体実験の公表を避けるため祖国に裏切られ還れなくなる
通常の戦後処理と違うのは、人体実験をほどこした兵士がいるという世界観であるということ。
戦争の恐怖と同じくらい恐ろしい味方。かつての事件も引き合いにだされ、よりいろこくそれを語っていた。
そんなジャナサンをアメリカに還そうという人吉。
裏切りものであるが今もおのれが信じる正義の戦っている。
アメリカの不正を糾弾すべき、それをジョナサンにも求める説得をするのが彼らしいといえばいいのか。
ジャナサンはどちらかというとそんなことよりも、安住を目指すはず。
この点にぉいて話としての掘り下げはないけれど、人吉が他人に求めるものもまた強い束縛であると感じた。
そして逃げ出した先で、ジョナサンは恐怖し暴走をはじめる。
山の臭いや仏。偶像である旧支配体制であるものに反応する。なにを倒すべきかをすりこまれたのかを間接的に伝えている描写だったなぁ。死と恐怖による支配はそのまま自分があじわったものでもある。それを強いるというのがまたどこか皮肉めいていた。
妖怪や旧支配がいつまでもはびこっているからそ、自由をえられない。
正義を語る米国は自分達の目線でしかみることができない。偶像ではななく力での支配こそが本当の自由。
それは超人は偶像ではなく、力で支配すべきということにもあてはまる。
偶像と正義は何度か掘り下げられたが今回は異常に強い主張だったなぁ。そ
自由を手にするために誰かになにかを強いる。
人吉にせよ、ジョナサンにせよ、カルロにせよ、エゴと理想渦巻く回だった。