SHIINBLOG

うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

うしおととら 39話 「うしおととらの縁」 感想+総評

うしおととら 39話 「うしおととらの縁」 感想+総評

f:id:usapen3:20160629202610j:plain

f:id:usapen3:20160629202714j:plain

f:id:usapen3:20160629202722j:plain

f:id:usapen3:20160629202732j:plain

f:id:usapen3:20160629202748j:plain

f:id:usapen3:20160629202800j:plain

f:id:usapen3:20160629202811j:plain

f:id:usapen3:20160629202820j:plain

f:id:usapen3:20160629202831j:plain

f:id:usapen3:20160629203110j:plain

f:id:usapen3:20160629203122j:plain

f:id:usapen3:20160629203218j:plain

f:id:usapen3:20160629203232j:plain

f:id:usapen3:20160629203249j:plain

f:id:usapen3:20160629203302j:plain

f:id:usapen3:20160629203312j:plain

f:id:usapen3:20160629203336j:plain

f:id:usapen3:20160629203347j:plain

憎しみを背負い旅をつづけた二匹の獣の終着。
そんな物語の最終回は、憎しみの根元である白面がさらにクローズアップされ
内なる恐れをさらけだす。そこでとった行動は恐れをを認め、目すらもつぶす、なりふりかまわないものだった。
うしおととらを倒す執念と同時に感じたのは、さらなる恐れというのがなんとも。
白面をただ槍の力で倒すのではなく、精神的にも倒す。
それを果たしているからこそ、そこにドラマが生まれ彼らの目にみえる成長という形で伝わってくる。
そして一話のなぜやりに刺されていたか。気配を隠し逃れたというのも同時に描かれる。
ドラマを描いたことで生まれた、チとチャンスにつながっているのがうまいなぁ。
槍を突き刺しついに白面を討ち倒した。
この時の達成感というのはすさまじかったね。
ここまで歩んできた道はすべてつながり、死闘を繰り広げてきたからこそ。
その言葉では決して語ることができないドラマがあったからこそなんだろうなぁ。
とらは憎しみことなく、不死なる白面は消滅していく。
憎しみと憧れ、その両方をもちあわせた最後の想いは、
憧れの存在になることだった。それが赤ちゃんというのはいい例え。
誰からも憎しみが必要とされることはない。
強大なものとして描かれた存在の最後もせつなく感じたなぁ。
倒すべき敵であるのだけど、最後はとらのように憎ませない。
視聴者であるわたしたちによりそう思ってもらうようにも感じたね。
そして白面を討ち倒したのと同時にとらもまた光となって消える。
もう腹一杯食った。
最後の最後までくそかっこええなぁ。
お前をくってやるぞ。その台詞を続けていう憎まれ口。それがこうしてつながっていく。
一つの台詞の重み。そういうのを産み出せるってすげゎあ
日本の未来は妖怪が礎となりささえ、うしおは槍に宿った魂によって救われた。
すべては戻らずに卒業という未来に進もうとするなかでも、いなくなったもののことを決して忘れることのないもの。
すまこさんを取り戻す嬉しい日常のなかでも、考えるべきことは考えてくれているので、嬉さと切なさを味わうことができたなぁ。
人間は土に生まれて土に死ぬ。
土に死ぬば、この世にかえってはこない。
にも関わらず、その土からさえこのよにたち帰ってくるもの。
そうひょっとしたら
さらに最後は希望のある最後で物語を締めくくっている。それが最後まで希望とう未来を想像させてくれる素晴らしい締めくくりでした。

 

 

総評
小屋の中でむぐりあってしまった憎まれ妖怪と獣の槍。
まずは目の前の驚異を打ち倒そうぜということではじまった少年の物語。
それが段々と、妖怪と人との出会いによって使命に目覚め、日本をおびやかす白面との戦いという壮大なスケールで描かれ、奥底の深い作品になっていました。
歴史を積み重ね現代へと繋がっていく、たくさんの事柄を扱うことによる積み重ねの力が素晴らしいと最後までみるといえるのですが、しかたないとはいえ途中どうしてもダイジェストぽくなっていました。
白面戦への集約という形でカットされたエピソードも多くあるとのことで、物語として無理せざる得なかったというのはどうしても惜しい点としてあげざるおえません。
しかしながらそのマイナス分はあったとしても、このアニメはみておく価値があります。
うしおととらだけにしかできない画としてのみせかたと力強さ、声優さんの熱演。抜きんでているものも多かったです。
そのすごさといったら、もうこれは言葉ではいい表せんほど。いやぁ、本当すごかった。
うしおととら、この作品で大切にしているのは正義と呼べる、正しいことがらばかりではありません。
人間として持っている悪意すらも大切に扱っていました。それが常に人間を人間として、妖怪は妖怪として扱いながら個人に迫っていきます。そう、それが魅力溢れるキャラクター造形につながっています。
それもまた素晴らしいんですよね。妖怪と人間の闘争や交流を描くなかで、大切にされてきた悪意と正義があったからこそ、共感と感動をうんでいました。
素晴らしい作品というのは、感情豊かで底が深いキャラクターが常にいるもの。本作もその例に外れることはなかったですね。

中でも好きだったのはとらと真由子の関係かなぁ。ハンバーガーから繋がった出会いが、結婚式をして、告白までする。絶望の中から救いあげた彼女の行動と、どこまでも変わることのない二人のイチャイチャとは違うやり取りがまたいいんだよなぁこれが。片思いをし続ける中だからこそのピュアさとか切なさとか、種族を超えたやりとり以上のことをしているのがとても気に入りました。
ああ~本当最高だよなぁ。
うしおととら、正義と悪意を丁寧に扱い積み重ね続けた、素晴らしい作品でした。
製作に携わったスタッフの方々、ありがとうございました。