うさペンの館

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DAYS 18話 「教えてくれよ君下 お前ならできるだろ?」 感想

DAYS 18話 「教えてくれよ君下 お前ならできるだろ?」 感想

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青函戦折り返し。
前半、風間にいいようにやられてからの逆襲劇から試合が始まる。
火村のプライドを守る平、平の期待に答える火村。
勝ち負けよりも己のプライド守るゆえに、力を発揮することができる。
チームにおいて最善はなんなのか。
モチベーションを超えた勝ち負けの先をみせてくれた展開で熱く燃えれたなぁ。
Daysは監督の意見を押しのけて選手ががっとなって主張することが多い。それも作品の色って感じがする。だとしたら今後は逆に監督の色も強く残るチームなんてこともあるのかもね。
お互いがお互いを引き立てる。その理想のプレイをみせてからは、ぎくしゃく歯車が上手く回らない君下。
上手くいっているのとの対比から、過去の回想まで一本道でしっかりと葛藤を描けている。
君下もプライドの高い選手なんだけど、それが水木の登場により打ち砕かれる。
プライドでモチベーションをあげれない彼と火村との対比がより物語のみるべき方向を迷わせませんでした。
プライドってある意味邪魔になることが多いんですけど、そこをどう活かしていくかのか。
選手の一人一人どころか、多角的にみられているのがいいですよね。
本作はバラバラなようにみえて、まとまってる所はまとまっていて上手いです。
2クール目で先輩が、がぁつり絡めるようになってきてからは特にですね。
そんな悩める君下がついに気持ちを爆発。そこからの水木の返しは痛快でした。
「そんなものは知らん。解らん。ただ俺は満足はしない。誰にも、なににも」
「声がきこえる、頭のなかに。俺はもっと飛べる、もっと走れる。教えてくれよ君下。お前ならできるだろ」

このキャプテンやっぱ斜め上やなぁと、君下と一緒に思えていいように物語のみせたい方向にのっかれたなぁ。
この邪道なんだけど、王道な感じがすごく気持ちいいですね。
プライドを取り戻すのとは違う、水木を輝かせるプレイ。
規格外な水木に対してどこまで攻めていけるか、他のコンピにはない要求される技量というのが違いとなって表れていました。
理想よりも、自分たちがどうあるべきか。キャラクターそれぞれの要求をしっかりと捉えきれているからこその芸当で、うまくまとまっていました。
最後はつくし君の活躍。
セカンドボールをひろい活躍するが、トラウマが蘇りなかなかシュートすることができない。
そこに風間が応援することでトラウマを乗り越えシュートを決める。
と、かなり重要なプレイなはずなんですけど、わりと葛藤は描くことなく、あっさりとした印象を受けましたね。
ここは回想なりふんだんに使って、悔しさを思い出せ的なものでも良かったきがする。
とはいっても、悪いというわけではなかったです。
プライドを一つの争点にして、それぞれのコンビがどうあるべきかを描き、つくし君はトラウマを超えてシュート。ぎっしり内容が詰まった試合模様でした。