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うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

アイカツスターズ! 32話 「進め!ゆずこしょう!」 感想

アイカツスターズ! 32話 「進め!ゆずこしょう!」 感想

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『大人かわいい』で責めた真昼、翼、夜空の『SKY-GIR』、前回はユニットの可能性をたぐるお話でしたが、今回の『ゆずこしょう』では、ファンとアイドルの可能性をたぐるという部分まで広がっていたのが大きな違いでした。
まずはその可能性をたぐる前に、ゆめちゃんの再起という主人公がもつべき物語から振り返っていきます。
ステージで失敗するのが不安。
練習を過剰にやろうとしたり、お菓子をたべなかったりと、ゆめちゃんの『不安』というものが、言葉だけでなく実際の行動にまで及ぶものでした。
過剰に練習していたのもすべてはその不安をなくすため。
そしてその不安の源は「もしまた失敗しちゃったら。応援してくれる人も友達もいなくなる」というものでした。
30話で小春ちゃんが、31話ではローラがいなくなる。
彼女たちはそれぞれ成長するために旅たっていったわけですが、それがゆめにとっては失敗したからこうなってしまったという風に捉えています。ポジティブな二人との対比がきつく感じましたね。
以前、ゆめちゃんが不安を抱いた時っているのは、自分自身に自信がなかったり、喉の調子が不調になったときだったりです。
それとは違い今回は『失敗』と『仲間の喪失』を同時に味わい、練習することでしか不安を紛らわすことができないまでになっており、その深刻さの度合いが違います。ファンを失うなんていう所までに広がりをみせるのはそうとう深く考えています。
なぜこれほどに違うのかというと、小春やローラがどれほど大切であるか、自分のことだけではないからだからですね。
ゆめちゃんには妄想癖があるので、不安を抱えすぎていてだめな要素だと思えてしまうのですけど、アイドルとしての観点からみると、はっきりと悪いという要素ではなかったように思えす。
アイドルとして常になにをみているのか。ファンのことを大切に想い、そこを不安に思うのはアイドルとして大切な資質です。
ではなぜアイドルとしてファンのことを考えれているのかというのは、これまでのことであったり、アイドルらしいことを一緒にしてきた姫先輩のおかです。
劇場版でローラと別れた喪失時もそうだったのですが、アイドルとしてという視点をつねに忘れないのがアイカツスターズの素晴らしい所だと毎回思いますね。
身内の別れ話でという話で実際終わらせられるんですけど、それがそうではない。
仲間だけでなくファンまで失ってしまう。これは他のキャラが思っていないことを描いてくれ、不安に思うゆめちゃんに心は痛みましたが、それも悪いとは想いませんでしたね。
むしろがぁつり悩んでくれるので、ゆめちゃんのことがまた好きになれる展開でした。
今回のアイドルとしての視点を忘れないゆめの不安をケアしたのは、あこちゃんとゆず先輩。
ゆず先輩はあことゆめを結びつける役目であったり、進行役であったり、誰に対してもよいコネクションがとれて、あいからわずの万能ぷりですね。後はいてくれるだけで安心で、ぶれないですよね。
そして、らしくないゆめちゃんを心配するあこちゃんは、王道のツンデレ路線を歩いて可愛いかったです。
あこがユニットに誘おうとして、それを観ていたゆずが話をもちかけた。
という部分は前回短いカットで説明されただけで、過去回想をしたわけではないのですが、不安になるゆめを知ったからというのが彼女達の動機です。
ゆず先輩は19話で不安な子を放っておけないからということですが、あこちゃんの場合はこれまで一緒にアイカツをしてきたことよりもらしくないゆめをみるのが嫌だというのが大きな理由でした。
アコがスバルに求める理想像は、スバルキュンがスバルきゅんらしくしている部分で、それをゆめにも求めている。食べないことに怒っていたりしていたのはそのためだからだといえます。
とにかくアコちゃんというのは、他人に求めるハードルがとにかく高いというのが特徴としてでており、今回それが上手く物語にフィットしていました。
なぜそのような行動をするのか。この物語の流れとして必要だからではなく、こういうことがあるから。長期クールを放映している強みがでてきており、それが彼女達を彼女達たらしめていたと思えます。
その上で、打倒S4であったり、スバルキュンであったりと、外側の主張を言わせており、それがまた彼女達らしかった。
また、おかしを食べたり、練習したりは、前回の『SKY-GIR』との対比になっていましたね。
彼等の明るい雰囲気で楽しむ姿とは違い、こちらは不安を抱く少女は支え、自分たちがどう頑張るか、どうアイドルらしくあるのか。きっちり違うアプローチができていたなぁ。
彼女達が心配する姿を描いてから、ファンの声が届けられ、ゆめちゃんが再起する。
「こんなわたしを引っ張てくれる仲間がいて、応援してくれる人がいる。だから今のわたしできる全力のパフォーマンスをする」
アイドルとしての視点、それぞれの葛藤が描かれからのゆめちゃんの決断は、気持ちのいいものだったなぁ。
今回は幹部ーズに軍配があがりましたが、成長や飛躍という観点では『ゆずこしょう』が一番だったと胸を張っていえますね。
声を失う、力によって個性を失うとかもそうなのですが、ゆめを描くテーマの中で『喪失』というのはつきものです。
そして今回は30話で『仲間が喪失』してからの再起。
仲間の力を借りて完全な再起とはいえませんが、その中で大切なにされたのがアイドルらしいファンであったというのが嬉しい部分でしたね。
作品内の仲間だけで簡潔してしまいがちなものが、ファン=視聴者として声が届けられたわけですから。
不安になり、一番側にいたい時に支えになってあげることができた。
そういった物語にしてくれたことにただただ感謝。いやぁ素晴らしい回でした。

 

今週のうさぎ!

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逃げれなかったゆめちゃん。うさぎ力が低下しているからこその嫌がりかたが新たなうさぎとしての一面をみせる。奥が深い!