うさペンの館

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第2期) 38話 「天使を狩る者」 感想

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第2期) 38話 「天使を狩る者」 感想

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悪魔となったバルバドス。
なにか強力な武器がつかえるわけでもなく機体の限界性能をあげて、速度でおしていく戦闘は、これまでの戦闘を一変させすぎない絶妙なラインでおさまっているようにかんじました。
またそうすることで三日月自身の凄さが解る。
機体にすべてを捧げ一つになる。人間と機械の融合が形となってでてくる本作の設定を活かすためにも、人の力を重要視させる演出もよく解ってるなぁ。
無双して終わらせるんじゃなくて、ギリギリの戦いで圧倒させていたからみえてくるものがある。
そこが絶妙に守られた戦闘でした。
戦いが終わってからは、それぞれの陣営の動きをみせていく。
イオク様はまった失策しそうな流れつくり、マクギリスはさらなる野心をもらす。
そして鉄華団テイワズの関係も紙一重の関係に。
テイワズとの関係がいよいよどうなっていくのか、そこに争点が当てられそうだなぁ。
テイワズとしてはやっかいなことを処理はしているが、報告にきくかぎりじゃ危うさだらけ。
ナゼさんが指摘するように、
「目指す場所は関係ない、とっとあがって楽になりたい」
そこを見透かせれてる以上、信頼を本当にされないし、同じものとしては認めきれんだろうな。
オルガの境遇を見抜けるのは、ナゼもかつて同じような経験があったりもするのかな。
そうしとくと話の結びつけるのもやりやすいしね。
一期ラストあたりは、ナゼさんが精神的支柱すぎてオルガの成長をさまたげると感じたけど、二期の流れをみるとわたしはどうやらナゼさんの役割を謝って捉えてたのかも。
兄貴としていつづけるからこそ、オルガは差を感じ対等になろうとする。
火星の王や、とっと楽になりたい。こう引き出しをだせるのはナゼさんがいてからなんだろうね。
クーデリアさんアトラのヒロイン組は、変わらない三日月をなげく。
肉体の弊害がでてくるのは、わりとロボットものとしてはよくある設定なんですけど、三日月自身が変わらないからこそというのがこの作品らしさだね、
死にそうになったのに、それでもっていうのをようやくでてきて、やってほしいことやってくれて満足。
後、子供つくりたいは、一期の流れを汲み取ったインパクトのある台詞だね。
守るべきものをどうしてつくって欲しい、それがアトラの望みなんだろうな。
しかも自分じゃなくてクーデリアにあれをして欲しいなんて。3人でやりゃいいじゃん!
とかいう冗談をおいといて、オルガと三日月の関係はそれを凌駕する。
すべては救ってくれたオルガのために。
あの一話の関係が変わらないからこそ、辛いしでもそれが彼等の生き様なんだとそう思える回でした。