うさペンの館

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アイカツスターズ! 45話 「あこ、まっしぐら!」 感想

アイカツスターズ! 45話 「あこ、まっしぐら!」 感想

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S4戦を控えたこの段階でしか扱えない要素がエッジになってあこの葛藤をひきだし、アイドルとしてファンを大事にすることを改めて伝える回になっえいました。
途中まではステージ探しをしてという、前回のローラと真昼を彷彿とさせるものでしたが、あこちゃんの場合は翼先輩と、ファンと約束したステージの狭間で迷うことになってしまう。
特別なグリッターは大きなステージでしか手に入らない。
S4に近づくためにはというこの時期だからこそ芯に迫るものでしたね。
あこはS4になりたいという意思よりも、他のことのほうを重視することが多かったゆえに、この回が来るまではあまり葛藤させないようにさせてるのかと思いましたけど、そうでもありませんでしたね。
そんな執着をみせずとも、周りがS4としてという気迫をみせているかそという視点で語られるからこそあこの葛藤は意味のあるものになっていく。
その点で印象的だったのは、特別なグリッターが手に入ったという生徒をみているシーン。これは自己の中というより、周りがどうゆう状況かをつたえるものです。
他のキャラが内面を引き出しにもつのに対して、あこは外からの影響だったりと特に受けます。
そのキャラクターのデメリットと共なりうる部分を上手く扱っており、非常にあこらしい形の話の展開であったと思います。
翼先輩が用意してくれたステージ、あこは一度はそれにでようと決心しますが、映画をみてファンになってくれた娘がステージをつくっていてくれたことで考えが変わる。
これはなかなか今までにないものですね。
特にファン自身がアイドルのためにステージを作るのは。
アイドルにとってステージというのはあるいみ不可侵領域で、そこに触れるのはいかがなものかと思うというか、普通はステッフぐらいしか手をつけられないもの。
しかし、小さな屋上のデパートのステージだから、手をつけても大丈夫。
このS4の前のなんとしてもステージを借りたいという理由を上手く利用した話づけて、ファンがアイドルのために恩を返すという行為を自然と行えてました。
応援とかじゃなくて、実際に行動してるから、説得力がまるで違います。
あこがなぜ翼のステージを蹴ってまでファンを選ぶのか。
ただファンを大事にしたいから以上のものをお話として盛り込んでいたのが素晴らしかった。
ステージを終えてからは、残念ながら特別なグリッターは手に入らない。
このご都合主義じゃないのが、スターズらしいすね。たくさんのファンに認められることもまたアイドルとして必要なこと。そこは割り切ってるんだよなぁ。
ただし、残念でしたで終わらない。
「わたしなにがなんでも夢をかなえてみせます」
幼女達があこにそう言わせることで、夢を諦めていないことを強く強調する。
この選択は夢をあきらめたわけではない。憎い演出でもあり、このさきの話のことまで計画された上手い台詞の言わせ方だった。うう、辛いけどすごく明るいて展開だった。
続いてファンの声援に助けられ経験があるゆめちゃんも、あこちゃんの選択を間違っていない、特別なグリッターよりも大事なものがあると言う。
これはあこというよりも、ゆめちゃん達のフォローになってますね。
翼先輩達のステージを選んだことが悪いわけではなくて、同じアイドルとしてどうなのか。
S4戦以降をみすえたところまでというのは視野が広い捉え方でした。
最後はかなたがラジオであこのことを伝える。
「夢に近づく大チャンスを蹴ってまでファンを大事にした」
「すごくいいステージだった」
あこを見守っきたかなたがそう言ってあげることで、あこの自信につながるし、なによりもそれが正しいことだったと伝えうる。
かなただからこそ客観的な視点にたったフォローのしかただったと思えます。
だれかがやはり褒めることで、あこが前に進んだってことが解るからね。
しかもそれを自分の仕事の場、よりおおくの人に伝えるラジオの場ですから。
かなたを認めさせるほどのライブ。それが今回の大きな収穫と呼んでもいいとおもえます。
ファンもアイドルを大事にして、アイドルもその期待に応えてファンを大事にする。
そして夢よりも大事なものがある。
S4戦前に、なにが一番大切なのか。それを伝えてくれた素晴らしい回でした。
次回はいよいよS4戦。いよいよなのか……う~ん、緊張してきた。どうなるのやら。