うさペンの館

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うらら迷路帖 8話 「いけないこととわかんないこと、時々すっぽこぽん」 感想

うらら迷路帖 8話 「いけないこととわかんないこと、時々すっぽこぽん」 感想

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水着回かなぁと思わせておきながら、夢を諦めない意志と暖かい友情がみられる心当たるお話にしあがっておりました。
Aパート前半は、森の課外授業でお水着に。
肉をぷにぷにして我にかえるなど、わりと現実的な立ち回りをみせながらも、
ののちゃんはお尻をつつかれ、蟹さんには紐をきられて手ぶらだったりと、きゃきゃうふふにとどまらない攻めの姿勢がこの作品らしい味わいでした。
ちょっとドキッとさせたいっていう意志があるんだけど、変にあざとすぎないバランスで、見せ方がやはり上手いですね。サービス回と割りきってやっている以上は、全力でサービスします。そいった思い切りの良さがあるのでサービス回でも面白かった。
しかし今回はそれが続くことはなく、いけないこと『泉中術』をしてしまう。
泉を媒介にしてお互いのうらない力を増幅、共有できる効果があり、仲間でしかできないことだから。別段神様を覗いてやろうということでやったわけではないですが、結果として神様をみてしまう。
占いの恐いところは別段それがみたいと思うものを照らすわけではないんですよね。
あくまでそうかもしれないという可能性。見たくないものだって目にしないといけない。
そういったああゆう部分をエピソードの一つとして登場させるとういうのは、機能的だなぁと感心した。
Bパートに入ってからは、神様をみてしまったことで、占いができなくなったことに紺は葛藤する。うららを目指す彼女達の姿をみてきているので、この占いができなくなるということの危機的状況に共感してしまえる。
これは今までの話の展開が大きく影響する場面であり、わたし自信かなりぐっときました。
なんにも悪いことしてないのに、神様ひどいって、なちゃえたもんなぁ。
ここまで成長を丁寧に描いてきてくれたからこそなので、わたしはこの作品好きだなぁと改めて思った場面でもありましたね。
千矢と感覚を共有してしまったゆえにみえてしまったというのも、上手い設定づけであり、この世界のルールにのとった理屈が、この世界におけるリアルを生んでいる。
だからこそ人々の葛藤がぐっとくるんだろうなぁ。それはどの話に置いても共通することで、本当うまいよなぁ本作は。
千屋が登場してからは主人公ぷりを発揮。
ほっぺを舐めまくってから
「紺の夢は紺のものだよ。誰にも奪わせたりしない。一人であきらめたりしないで。もし神様が紺の力を奪ったってあたしが紺の力になる。
神様なんかよりずっとずっと近くにいる。神様がだめって言ったて紺とずっと一緒にいる」
と伝えます。
まず夢を簡単にあきらめないこと。どのキャラのエピソードでも絡んでくる言葉でもありますね。作品のテーマと主人公の意志がきっちり重なるアニメは強いので、そこはさすがですね。
また、ずっと近くにいるという言葉。
千矢は母がいないままずっと育ってきてるので、千矢自信そんな想いをしてほしくないというのもあったのだと思います。他のキャラも一人だったり、師匠を追いかけたり、母がもういなかったりと、とにかく一人だったという部分でも4人はつながりがあります。
ずっと近くにいたいというのは、全員の意志だという点でも的確です。
的確なものを的確にやり続けるのはすごいことで、台詞のチョイスが上手かった。
こっくりさんで神様のお墨つきをもらい無罪になり、
最後は月夜の夜にみんなで遠吠え。
友情を感じさせるいい締めくくりかたでした。