うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

スター☆トゥインクルプリキュア 11話から20話までの感想

スター☆トゥインクルプリキュア 11話から20話までの感想

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11話「輝け☆サザンクロスの力!」

創造の力をこの手に! 絶望の中でひかるを輝かせたのは仲間達の感謝の言葉、涙なしではみられない物語になっていました。
敗走からりょうじいの家に避難するまでは緊迫感のあるシーンの連続。
かぐやお父様がやりてで、足跡みたりりょうじいにプレシャーをかけたりと容赦のないところがすげぇ厳しくて、それが緊迫感につながっていた。全体を通して都合よくいかないってとこがいい。そして極めつけははまどかが動けなくなったひかるをひっぱっていくシーン。商店街につれていったひかると対になるシーンになっていました。画面ではあせってるんだけど、やったほうがいい展開はあせらずにやってくれる。こうすることでまどかがどれだけひかるのことをみているのかがわかるし、すごい進展してるなぁて感じます。
ひかまどというカップリングの形成なんかもしやすく、そういった方にもよきシーンとなっているんだろうな。
落ち込むひかるのりょうじいカウンセリングはサザンクロスと創造力の話。
ひかるにぴったりなサザンクロス、人々に進む力をくれた。
ただ単に元気づけるというわけではなくて、星座をみた人のように前に進んでいって欲しい。
あくまでひかるの創造にゆだねて語りかけるというのが、りょうじいでしかできない切り口ですね。星座が好きなひかりが星座に救われる。星の力でというをより感じられるものになっていた。
またひかるちゃんの演技のギャップがとても良くて、演じ分けもできている。
ひかるはひかるの声という着地点から、もう少し前に進んだと思えるほどで、成長を感じます。物語の中で成長し、その感情がダイレクトにつたわる。本当に演じてくれてありがとう。
合体ノットレイダーの戦いはお決まりの代弁者強化した勝ちかくイベントではなく、敵の感情をひきだしぶつかりあう戦いという形になっていたのも最高。
敵側の魅力も前回から続いてだしてくれて、のっとろうとする所意外は理屈あるのよね。
ひかるが宇宙を理解していないのは事実だし、そのせいでいらだつのも解る。敵側だって必死だし、あざけわらうのはそれだけ苦労してきたから。暗い孤独でいるしかなかったやつが必死こいて居場所をみつける。そのための侵略だから熱いんだよな。敵も好きになってきて、好きなキャラしかいないとかこのアニメやばすぎぃいい。合体するとき了承をえない部分がプリキュア達との対比になっていたのもよき。
ひかるはそんな敵の正論にくじけそうになる。引きのカットと無音演出が印象に残っていて宇宙の孤独を突きつけれられて涙を流すしかなかった。俺がかなりひかるちゃんに感情移入しているせいもあるが、それほど的を得ていることだったともいえる。言い返して、でも言い返せねぇ。感情をゆさぶられる物語で本当に素晴らしかった。
そしてそんなひかるを救うのは仲間の言葉。いままでやってきたひかるの行動が仲間たちにも届いた。それを感じたとき震えあがってしまったね。もうこの段階でそこまで濃密なことができているのだと。もっと先になるかと思ってたけど、今の段階でやれるのはひかるがそれだけ誰かを想いやって行動をしていたから。ひかるの力による部分というところが大きくて、それが嬉しい。だからまた泣けたやんなってふりかえってみて思います。
「わたし創造してたんだ、宇宙をずっと、ずっと、ずっぅーと創造してたんだ。だから大好きなんだ。宇宙のことわかってないかもしれない。けど、わたし、だい、だい、大好きなんだぁあああああ」
仲間の力を借りて自分の想いを信じる。子供の頃からずっとというのがその大好きな気持ちの強さを物語ってくれる。ひかるちゃんの好きって憧れとかそういった類ではあるんですけど、誰になにを言われようとやってきた、たとえ孤独であったとしても。そういった強さからくるもので、単純なんだけどすごい力強いっていうのが共感できる部分であるし、それがひかるちゃんの魅力にもなっている。だから応援したくなるんだよなぁ。
「どんな理由があっても、大好きな宇宙を、星座を、星を、地球を奪うなんて。わたし嫌だぁああ」
「わたしプリキュアルン」
「わたくしの決心はゆるぎません」
「笑顔をまもる」
「みんなをまもるんだあああ」
そしてそれぞれの想いが力となって、サザンクロスが開放。
創造が力となってサザンクロスショットで敵を浄化。
熱く感動できる、最初の山場にふさわしいお話となっておりました。
鑑賞中、複雑な感情でみてしまうのはひかるちゃんに苦しんでほしくないからというのにきずいたりもしたし、それだけ好きだっていうのがある。今、現時点で一番好きなアニメ、今回の話でそう思えました。本当につくってくれてありがとう。
次回はこの流れでなんちゃって映画撮影。緩急あるけど、けっこう重たい話が続いてたので良き息抜きになりそう。全力で楽しむ姿も早くみたいね。

 

 

12話「さよならララ!?映画監督は宇宙人☆」
4人の友情がこころを動かす。
おふざけありな息抜き回といった感じでしたが、重要な部分はおさえていた回でした。
わかれのはなしなんかは、後の展開へとつながっていることでそれを匂わせる。
ララにいかないでというのは本心で、そこにはすごいひかれるものがあった。
まぁ基本はぼうよみ演技やまどかの完璧にこなそうとしておとぼけが楽しめて、みんなかわいかった。
宇宙星空連合として地球に潜伏、地球の中にすでにいる。なにかあるとにらんでのことなのかな。
はごろもララをなずけはひかる。リコとおなじながれで、ララとの大切なつながりを感じさせるものでした。
あとは、お父様はあれで納得したのかは謎だけど、そこは力技やね。
ガチガチすぎてもあれやけど、ぶれすぎないでまだいてほしいね
バケニャーンがきになる表情をしていた。侵略に根をもっている可能性はありそう。
それがどうった形になるんだろうね。今後も楽しみ

 

 

13話「ララのドキドキ初登校☆」

ララの学校生活は戸惑いと苦難の連続、その問題に対してどう学校生活を送ればいいのかというだけではなく、自分らしさをだす大切さ、共に生きるためになにが大切なのまで伝えていた、広くて深いお話でした。
まず最初にAIに頼らず登校しようとしたララというのがかなり印象的。あれってひかる達のことをそうとう信頼してないとできないし、ひかる達のようになりたい気持ちの表れでもある。
ずっとここまで過ごしてきた、それがあのワンカットだけで解るのはすげぇ。
先輩達とすでに友達で語尾にルンをつける変わりもの。そこからはじまった学園生活。
いろいろと質問されて戸惑ったり、二桁の計算に驚いたり、知らないことの多さをばしっと伝える行動だった。その中でひかるちゃんがララのことをなんとかごまかそうとしているのもあいからわず可愛い。本当に苦労人やで。
ひかるの隣に座れないのに不満げ。自分のやりたいことをずっとしてきた。そんなララの気持ちが表れた行動でもあった。ひかララ的にもララがひかるの隣にずっといたいと思えたといえるので美味しい。
掃除のときに信頼できるひかるがいなくて人に聞けずララは失敗をしてしまう。知らないことが変だから聞けなくての失敗で心が痛む。でもその失敗がなければきずけないこともあるわけで、辛いけど大切な部分だったな。
失敗をしたことでララは失敗をしないためにAIに頼ってしまる。
AI自身に頼ることを選んでしまうララはだめであっても、事前にAIに聞いたりすることは間違っていなくて、ララ自身が知り得るやりかたでみんなに合わせようとしていて、なんとかしようとしているのは嬉しかった。
学校がいやじゃなくて、自分自身が嫌で、だからしっかりしないといけない。ロジックが整っているのが本当に好感触です。
ただ個性をなくし、地球人に合わせようとするのはやりすぎだよと伝えてくれて、個性を自分らしさを大事にする作品のテーマがわかりやすく伝わる展開でした。
そんなAIに頼り個性をなくそうとするまずひかるがララにしたことは、ララのことをみもり、別に失敗したっていいじゃんと伝えたこと。
挑戦して失敗して誰かと一緒に育んでいくこと、学校生活のそういった楽しさを知ってもらいたいとひかるは知ってもらいたい、それが失敗してもいいじゃんに込められた思いなんだろうな。
ただララはそれだけじゃ心を開いてはくれず、さらに休日に学校にいって、
「この学校でララといっしょにこれからいろんなことをするのが楽しみなんだよ」
挑戦することが楽しみだとララに伝わるように伝える。
自分がお世話するんじゃなくて、どうララが前向きに受け入れてくれるか。
ひかるの個性を大事にする友達としての距離感は本当に好きだなぁと感じた行動でした。
ひかる達がなにかしたからララが受け入れられたではなく、日直をひかるとやったほうが安心じゃないか、クラスメイトがララを受け入れるために考えてくれているのも、ひかるだけじゃない、クラスメイトのやさしさを感じたなぁ。
それがあるこそララは挑戦しようと前に進める。
確かな信頼関係をまだきずいたわけではないけれど、なにかい挑戦するのは勇気ではなく、受け入れる人達のやさしい気持ちも必要なんだっていうのが、認め合うことを大切ににするスタプリらしい展開でとても大好きでした。
カルノリくんもいい意味で個性がでまくっていて、学校の規則は守らねぇし、思いついたらノリで言ってしまうしで、しっかりものでは全然ない。どちからといえばはみ出しもの。というか異星人タイプ。
でもそんな彼だからこそ、ララの個性を尊重できるっていうのはうまい構図。
ルンちゃん呼びを含めて、プリキュアじゃない誰かが認めることは星間交流においても意義があるからね。
桜子さんはカルノリとは違ってしっかりもの。今回は注意にとどまっていたけどルールを守るべきだという部分については後ほど掘り下げがありそう。まどかを筆頭にただ個性だけではない、守るべきことがあるキャラもたくさんいて、人物の掘り下げすすんでいくたびに輪となって広がりをみせるのがすでに予想できるのは良い作品の証拠やね。
カッパードとの戦闘はノリノリサーフィンや専用バンクで新しい要素がばっちり機能。
遠距離攻撃で動きをとめて、ひかるがララをアシストして、ララが暴走している個性を止める。
協力してに一人で突っ走るカッパードを止めるのが話とリンクしている部分があって、戦闘面もとても丁寧で面白かったです。
ララを受け入れ、共にどう個性を育み適応していくか。共に生きるためになにが大切なのか伝える今回の話も素晴らしかった。スタプリ最高や!

 

 

14話「笑顔 de パーティ!家族のソンリッサ☆」

笑顔がいっぱいなうちの家族が好き!
国際交流と家族愛、その両方をたっぷりと感じることができるえれな回でした。
言語の違いや踊る家族、メキシカン流をたっぷり味わうことで
地球にだって国よって違う部分が多いことを知る。
ひかるのわくわくした表情をみるかぎり、身近にもこんなに違いがあることがとっても刺激的なのが伝わってきましたね。
えれなは地球側で身近な存在、8話で地球のあくしゅで接し、今回は家族を通して地球にも違いがあるんだと伝える。よりそういった意味で違う文化をみせるという役割を果たせているという面もありました。
また笑顔をなぜ大切にできるのが、そのルーツは家庭の中にありということで
えりなが笑顔を守る理由にふれることができたのも大きいですね。
地球の文化の違いをたっぷりと感じてからは、その文化に違いに戸惑うとうま君のお話へ。
友達に普通はダンスしたりはしないと言われて、普通であることを望む。
違いによって悩んでしまうのは学校という枠組みの中からおおきくはずれたくないから。
ここは視聴者の一般的な社会はどうなのかということ前提としてつくってあって、視聴者のことを信頼しつつとうまの感情に触れていった場面かなと。
とうまは普通でないパーティーが嫌で両親を嫌いと言って飛び出してしまうわけだが、転んでしまったララを放っておけずに手をかす。
えれな家の血を脈々と受け継いでいるという部分をみせることで、ただの反抗期とみせないというのはえれな家の子供なんだとみせるうえで大切なことだったと思います。あれがなかったらちょっと違う感じになってたもんなぁ。
そんなとうまのやさしさもあってララは触覚ダンスを一緒に踊り、
「今までいろいろなほし…・・じゃなくて国をまわってきた。みんな違ったけど、変じゃないルン」
と伝える。
これはあくまでララの感性ではあるのだけど、変わっていることの肯定としては良い部分をついていたとは思います。
ただとうま側の視点では変わっている人が変わっていることを肯定するだけじゃちょっと弱いかなと感じています。
それは変わっていることを受け入れてくれるんだろうかっていう話でもあるから。
ララは13話で実際それを味わっているわけなので、その部分をもう少しだしてくれたらさらに説得力がある形になっていたかも。まぁそこまでしなくても通じはするんですけどね。
変わっていてもいい、そんなララの言葉の後にノットレイダーが参上。
とうまがノットレイダーに変えられて戦闘へ。
ここでは普段は突出しないえれなが弟のために突出して呼びかけを続けるというのが印象的でした。
大好きな弟を救いたいと感情をむきだしにしていて、それはチーム枠をみだす行為ではあるのですが、えれなの感情をだすという意味では間違ってなくて、そこの部分をしっかりと出してくれたのは嬉しかったです。
「小さいときえれなも普通じゃないとおもったからわかる。でも笑顔いっぱいなうちの家族が大好き」
そして最終的には自分が悩んだことをあかし、えがおがいっぱいな家族が大好きなことを伝える。
とうまも笑顔を守るためにララを心配していたわけでえがおが大好き。だからこそその言葉はとても嬉しいものだと感じ、とうまを暖かい太陽をつつみこむえれなだからこそできることをやってくれていた。
大好きでいてもいい、好きを尊重するスタプリのテーマでもあるのでそういった広い意味でも意義のあることをやってくれて良かったです。
戦いの中で苦戦はしつつも、スターの活躍でおおきな隙が。
そこにえれなはさそり座の力をかりて、ソレイユシュートを叩き込む。
大好きなものを守りたいからこそ強くなれる、よきよきでした。
戦闘後はごめんなさいと両親に誤り、パーティーを楽しみ、えがおのえれなで締め。
えがおが大好きなえれなとそれをとりまく家族のお話としてとても気持ちのいい視聴感をあたえてくれてこっちも笑顔になれた、そんな回でした。
次回は姫さまひかると、OPにでてる人! 奪うの違いなんかもみれそうですげぇ楽しみです。

 

 

 

15話「お宝争奪!宇宙怪盗参上☆」

アイドル怪盗現る時、新たな物語の幕があがる。
お金がものをいうゼニー星、オークションに宇宙怪盗! 新たな新風が巻き起こる多様性豊かなお話になっていました。
まず目立ったのはアイドルマオに心底惚れるオタクなプルンス、いろいろな要素をブルンス君にぶっこんできて、普通の妖精枠では考えられないほどのおじさんぷりに自然と笑いが生まれるのは面白い。でもマオに心底ほれた理由はこころの支えになった過去があるからという純粋なもので、今回はやけ食いエンドでしたが今度もマオのことを信じようとするんだろうね。
アイドルオタクのプルンスが暴れ回る中、今回の主役であったまどかはまおの歌に感動し、その感動を再利用してオークションで攻めるというのは、うまいつなげかた。
ぶっちゃけドーナツでオークションは普通に考えればやさしい世界観なんですが、その星によって価値観は違うと提示してきているので、物語の理屈や伝えたいメッセージがいい意味で解りやすかったなぁと。無茶してるんですけど、無茶する理由は想いの分だけ価値は何倍にも膨れ上がる。マオに対するプルンスの想いがとても価値あるものに思える構図は作品の方向性としてとても美しかった。
逆裁ばりに不敵に笑うまどかの強さも頼もしく、一人異彩をはなてるのはお父様のおかげというのはまどかの着地点としてとても説得力があるし、離れていてもお父様のようなりたいと想うまどかの強い意思がのあらわれだったなぁと。
また今回のオークションは作品内の裏の事情を知れるものになっており、滅んだ星のお宝を売りさばくという完全非合法みたいなことで価値をだしてきている。滅んだ星っていうのがナチュラルに恐ろしくて、めちゃコミカルにやってましたけどわりときついのよね、やっていることじたいは。でもそう感じさせないようにしているのはうまい部分だし、それができるのがプリキュアシリーズなんだと改めて感じる。
オークションという中学二年生とじゃ縁のない世界に関われるなんて、スタプリの懐の広さを感じる部分でもあった。
オークションが終わってからはマオの正体が宇宙怪盗ブルーキャットと早くもネタバレ。
セオリーではマオとの交流を描いてからのばらしのほうが話は作りやすいけど、そこをあえてしないのはアイワーンやバケニャーンの話を中心にそえたいからかな。
ようやくバケニャーンとアイワーンについても解禁。いろいろそれぽい描写はあったけど、ようやく線でつながって今度はさらに注目したいね。
ブルーキャットはノットレイダーとは違う奪うを目指し、いて座の力も最終的にはセレーネに託している。奪うことで誰かを守る、価値観の違いがここでもみられて嬉しい。奪うことの違いは個人的にやって欲しいと思っていたことなのでどんな展開をみせてくれるのか楽しみです。
次回はまたまだまどか回。頑張れまどか! 応援してるやで。

 

 

16話「目指せ優勝☆まどかの一矢!」

みんなの応援を力に自分を信じて進む、
父の教えを超えた先にあるわたしの信じるわたしへと突き進むまどかの覚悟にしびれるお話でした。
弓道は自分とむきあい、自分を鍛える武道だ。最後に頼れるのもまた自分だけ」
父の言葉を胸に練習に励むまどかは、プリキュアとして活動することで父に迷惑をかけているからというのもあるけど、かつての父のようにという想いもある。
完璧になろうとしているのは父のためだけではなく、父の姿に憧れているからと感じられる描写は健全な目標であり、父親の肯定につながっている部分でした。
ただ今回の話は父の肯定で終わらずに、その父の教えを超えていくお話。
総じてまどかは父親の想いに反することにどう対応するかで話が構成されていて、今回もその枠組のうちのひとつでしたね。
不安で息がつまるほどまどかは自分で自分を追い詰めていく。まどか自信はなにも語らせずにいるというのは、いろいろとためこんでしまう彼女らしさでもあり弱点。まどかの描き方に総じてぶれがない所がより彼女らしさを引き立たていました。
父の教えにそむいてそれが弱さにつながっているかも、そんな不安にかりたてられたまどかにひかる達がしてあげたことはお守りをつくって、そばにいてあげること。
販促をかねてということでしたが、応援の形としてお守りを選んでくれたおかげで、言葉を届けることがすべてではない。見守ることもまた応援だというのがまどかとまどかの父を肯定する解答えになりえていた。
頼れるものは自分だけという言葉に背いているかもしれない。けれど父の教えに背いてもやらなきゃいけないことがある。それがまどかがまどかであることの意味。
父親の最後のやりとりで解るとおり、まどかに友達がいることを肯定をしている。
肯定しないことがある意味で肯定になる。そういった部分をより伝わるお話になっており、まどかを象徴するお話になっていたなぁ。
その敵役としてあらわれたなすさんは、友達なんかとなかよしごっこしているからと言い放つほどのストイックさをほこっており、父の教えを体現する存在。
ただなすは表面上こそはそうであっても、裏では友達を欲している。そういった部分は甘さとして出ていた。それはでもこの年ごろでは当たり前の感情で、最終的には無理がたたって力んでしまうことで敗北をする。父の教えを体現することですべてではなく、それでは乗り越えられないこともあると教えてくれる立ち位置がとても解りやすいキャラでした。
なんだかんだで最終的になすもライバルと言う形で救いがあって、そこもよきですね。
そしてお話の根幹にいたまどかの父は、娘が表彰されたものを飾っていて、態度にはださないけどまどかが好きなの伝わる描写盛りだくさん。あえてまどかの前に姿をみせずに応援するのは家の重圧を背負って歩かねばいけないからで、きびしさもそこにあるのはまどかの父らしい行動でした。
けど友達に応援される姿をみてひっそりと喜ぶあたりは、内心はめちゃめちゃ甘々やけどね。
そんな父のことを知っているまどかの母親の存在も、父親とまどかの橋渡し役としてすごい効果的でした。
次回はブルーキャットと共闘できとるやんってお話。これなら仲間としてキャキャしてくれそうでよきですね。楽しみ!

 

17話「敵?味方?ブルーキャットの探しモノ☆」

ブルーキャットと共にパワフルなひかる達が盗賊家業のお手伝い、協力戦となるにぎやかな回になっていました。
スターカラーペンを求めていったドラムス邸で罠にはまって協力関係に。
わりと唐突な形で協力関係になった経緯は描かれたとは思いますが、なぜあなたの手伝いをしなければいけないかをまどか達は語っているので、理性的な面はだしてくれているのでそこはぎりぎりイーブンかなぁ。
後面白いがのプルンスだけがまおとの青春をぶち壊されてことを訴えていて、簡単に熱を冷めないオタクプリに好感がもてた。簡単に好きなものは変えられない。好きなものを大切にする本作らしいやりとりでもあった。
まどかポンポン叩いたり、まおの姿をみせられたら紐になったり、女性陣への扱われ方も面白い部分でした。
ブルーキャットがセンサーにきずき、えれなの走る早さを利用して攻略。
ドラゴン兵はブルーキャットがドラムスに変身してやりすごし、ひかるはそれをみぬく。
ブルーキャットとの協力は一方的なものではなくて、プリキュア達と協力や双方向の理解がとれた形に。お友達関係ではなく中立な立場のブルーキャットと接するうえで、相手の意思をくみとって行動できるのが、相手との理解をはかるひかる達らしいものにはなっていた。
全体のノリは昔のアニメによくある屋敷に潜入するタイプのもので古めかしいものなんですけどね。
ただその中で敵でないからプリキュアに変身しないというのは、作品の方向性として変身する際は意思をもってやるべきだという自己表現にもなっている。本当やり方を選ばないなら力で奪いとればいい。でもそれじゃあノットレイダーと同じなんで、差別化を図る意味でもよいやりとりだったと思います。
ひかるは宇宙ケルベロスにたいしてもふもふしたりと、宇宙怪獣にまけないパワフルな姿をみせる。すごくかわいかったです。理屈が通じないのがひかるの個性というのもさすがすね。
宝とご対面してからはスターカラーペンの争奪戦となるかと思いきや、ブルーキャットがまずかけよったのは惑星レインボーのお宝。
「無事だったのね」
っいい、とても思い入れのあるお宝だというのは伝わってくる。
プルンスのドーナッツで思いやりこそが価値あるものだと伝え、ブルーキャットは思いやりをもってこのお宝と接している。思いやれることが本当のお宝。つながり話数の中でとれているのは良い部分っね。
「本当きれいだよねこの宝石。ブルーキャットも好きなんだよね、とってもキラやばだよね」
そんなブルーキャットの思い入れのある宝にひかるは共感する。
ひかるは本質をみる能力にすぐれたり、ブルーキャットの反応をみて、自分もこの宝のことが好きになる。彼女の優れた部分はただ相手にあわせるじゃなくて、自分の意見という形でいっているから、ブルーキャットもそれに共感できる。
自然と共感者の立場になれているのがひかるの不思議な魅力だなぁとあらためて感じました。
ドラムスの襲撃に際しては、プリキュアは変身。
思いやりのこもった大切な宝を守るため、笑顔を守るため、心の内に隠された思いのために戦う姿はかっこしい、プリキュアとしてもすごい強い動機だったと思います。
力を持って制するのではなく、力をもって思いやりを守る。作品の方向性がつたわる一幕だったおもいます。
「やめって」
また、ちょっと弱気になってしまう所を隠そうとするブルーキャットもかわいいかったし、感情を押し殺す彼女の心象なんかもより感じる台詞の言わせ方だった。
「信じられるのは自分だけ」
ただブルーキャットはプリキュア達を完全には信用していないというのは押さえておいたほうがいいポイント。力がない自分が対するけじめだろうし、決意の証なんだろうな。
ちょっとララを似てる部分があるんだけど、ララはひかるという友だちをすでにみつけている。
ブルーキャットの場合は星を追われたのは同じでも、ひとりでそれにあらがおうとしている。
ララとの絡みも今後期待できるひとまくでした。
カッパードの襲撃は今回はおまけみたいな立ち位置ではあったかな。
ブルーキャットと協力してプリキュア撃破という形で気持ちよく追われた部分には貢献していた。
ドラムスさんちゃっかりプリキュア雇おうとするあたり、フットワークが軽い。約束は律儀に結局守る人だったりと悪人ずらで結局終わらない部分をつくるのがうまいな。
完全な悪役でもいいんだけど、それはノットレイダーですと作品的に主張したいのだと伝わる展開だった。
「最後にはわらうのはわたしよ」
その言葉とは違ってサングラスの下では悲しい瞳をしているブルーキャットで締め。
まだまだ氷解していないブルーキャットへと話は続いていけそうで、目がはなせいですね。次回はひかるとひかるのお母さん。感動回ぽくてやばそう。楽しみ!

 

 

18話「つかめ新連載☆お母さんのまんが道!」

自分の好きなものはその人だけの宝物、親子の絆と大好きの気持ちが満開に輝くすてきなお話でした。
今回はひかるとお母さんの話を主軸とした物語であり、アバンからお母さんの棚には怪獣、戦闘機、騎士さま、好きなものを飾ることでなにが好きかが一発で解る形に。
新作漫画が掲載されるかもっていう報告の時も、階段をごろごろと転げ落ちるあたりがひかるの母。はじめて宇宙へ進出したひかるが前のめりに着地したのと同じように、母も前のめり。好きな物も好きな気持ちも親子だなってアバンだけで伝えきっていました。
「わたし小さいころからお母さんが書く漫画が好きだったんだ。いつか売れっ子になるって信じてたけど、ついのその時がきたんだよ。でも今のままじゃ連載なんて無理かも」
大好きで信じているのに無理かもと思うのは母がぐずぐずに悩みまくっている姿をみてのことで、今のままじゃだめかもと言う現実は認識できるのが今のひかる。
好きにのめりこむんだけど、しっかりと現実をみられている娘で、そういった部分がお母さんを支えようとする部分につながっているのかなぁと。
こういうひかるの現実を見据えたうえで支えなきゃって思える部分って好きな部分で、母に対してもそれができるっていうのはこのキャラの強みだなぁ。
仲間達を誘ってのアシスタント大作戦は、編集の気持ちを汲み取った売れる方向での作品づくりに。えれまどのゆりドクターという熱い公式の推しなんかもいれつつ、好きよりも連載を優先するお母さん。
そのことに対してひかるは複雑なんだけど、それを真っ向から否定しようとはせず応援をする。
この段階で自分の好きw大事にしてよと言わないのは現実をみすえてのことだし、お母さんを困らせたくはないんだろうね。
自分の本当に大好きなものでも人に押しつけようとはせず、その人の気持ちをくみとれる。
他人との共存や共生を描いてきただけあって、ここの描き方は丁寧にやってくれてさすがだと思いました。
ただひかるは好きな気持ちをすべては隠そうとはせず、ふわをまじえて本当の気持ちを過去の回想をしながら語る。
「大好きな漫画をよんでたらそしたらね、そんなのはおこちゃまの読むものだって」
「ひかる、好きなものが人と違たっていいじゃない。ひかるが好きなものはひかるだけの宝物なのよ。だから大事にしてね」
「お母さん、うん。わたしお母さんの漫画大好き」
好きなものを否定されいじめられたひかるに、好きなものを肯定してもらえた。
ひかるの好きが今もかわらないのは、このお母さんの言葉があったからっていうのはすごい泣けた。ずっと支えられてきたんだと思うし、この言葉を思い出してつねに自分は自分らしくあろうとする。
否定されくやしい想いがあるからこそ、好きをだれにも否定されたくない。
今までの話数をまた見返すとこのシーンを思い出すようになるのとか最高。本当になける。
特に11話のプラネタリウムを観て悩んだシーンでかつてのことを語って、そこは最高にやばいだろうね。
お母さんのおかげで好きな気持ちを大事にできてるけど、お母さんの好きの気持ちは大事にしてあげられない。
紅茶をだして応援するとき目にくまでふらふらになりながら書いてるお母さんをみて、気持ちを隠し応援する姿はひかるの立場を考えると複雑でひかると同じようにみてて辛かった。
でもあそこでひかるは大人の姿をみせるからこそ、雑誌には掲載してもらうことはできた。
あそこでああできるのもまた立派なことだと思う。前にすすむためにはね。
掲載決定おめでとう! そんな祝勝をあげるつもりがお母さんは落ちこんで帰ってきて、あれでは連載は全然狙いないと言われてしまう。
現実を大事にしたゆえにその現実に押しつぶされる。きつい内容ですが、こうでもしないとだめだよね。
もしあそこで中途半端に認められたら、それこそ好きを大事にできなくなってしまう。
好きを大事にするのと連載かどっちが大事か、最終的に幸せなのはどちらかどうかまではその人しだいなんだろうけど、母にとっては好きな気持ちを大事にするほうが良かったと信じたい。
あと現実的な選択をひかるはしているので、それにあわせて厳しい現実をみせてくれたのはいいと思う。フィクションだからって都合のよさばかりでは語ってほしくないしね。
理想と現実のバランスが上手くとれていたと思った。
以前ひかるが落ち込んでいたブランコにいるお母さんのところへひかるは励ましにいく。
「ひかるごめんね、わたしやっぱり漫画家は無理かもしれない」
「わたしお母さんの漫画好きだよ。お母さんが書くファンタジー
「好きってだけじゃだめ、連載がもてなきゃ漫画家は続けられないのよ」
ようやくにして自分の気持ちを素直にお母さんが書くファンタジーが好きだと伝える、。
連載が駄目そうだったからっていうわけじゃなくて、お母さんがわたしにしてくれたようにわたしもお母さんの好きを大事にしてあげたい。ブランコという象徴的な場所も選び、それがより伝わりやすい形になっていた。
ただお母さんとはしては連載が持てなきゃ漫画家は続けられない胸のうちを伝える。
手伝ってくれたみんな、横断幕をつくって祝おうとしてくれたひかる、その悔しさがあるからこそっていうのもあるんだろうけどね。
好きを否定しなくてはいけない現実なんていうのも伝え、それは消して理不尽ではない。
だからこそ好きと向き合うのは難しい。年月やそこにいたるまでの想いがあるかこそ感情をゆりうごかすドラマになっていた。
お母さんがノットレイダーにされて戦う中で自分の好きを主張する。
「わたしお母さんの漫画大好きだよ、たくさんのイマジネーションがつまっててドキドキハラハラの連続で主人公はどんな逆境にも負けない。そんなお母さんの漫画にわたしは勇気をもらったんだ」
「漫画だって。そんな落書きのために必死になるだなんてあんたはおこちゃまねぇ」
「誰になんて言われても好きなものは好き」
ひかるは成長し、あの時おこちゃまだと言われた言葉を否定し、好きなものは好きだといえるよように。その成長がすげぇ嬉しかった。
さらにひかるにとってのお母さんの漫画って、ひかるがプリキュアをやる意味でもすごいエールもらってるっていうのが伝わる言葉。主人公はどんな逆境にも負けない。いつもそんな言葉を胸にひめながら戦っていると思うと、ひかるってすごいプリキュアのことも大好きなんだろうなぁ。
お母さんを救出し、ひかるとお母さんは好きを確かめ合う。
あの頃ひかるのために夢中で書いた漫画と
「お母さんありがとう」
今も好きでいくれくれる光るの笑顔。
「わたしもう一度連載をめざす。自分の好きなものはその人だけの宝物だもの。その気持ちを大事にすれば読者にもつたわるとおもうから」
親が娘に伝えたことを、娘がそれを返していく。本当に素晴らし親子愛で感動できたなぁ。
現実をしっかり受け止め苦難があるからこその感動で、好きこそが宝物っているのはスタプリ全体を象徴する部分でした。
それからのひかるはお母さんに協力。今度は迷いなく好きな気持ちを前面におしだして。
現実と向かい合うのも必要だけど、現実ばかりでは自分の好きなものも夢も大事にすることがはできない。ひかる達をみて大切にして欲しい姿が伝わる素敵なやりとり。
だからこそ最後のおもしろいという言葉に都合のよさを感じさせない。
好きな気持ちを大事にすることがなによりも宝物。
なにを信じどう想い大事にしていくのか。努力がどうかではなく、その先に姿をみせてくれる話ばかりでスタプリ本当大好き。
ひかるちゃんたっぷりで大好きな要素一杯。本当につくってくれてありがとうといえる回でした。

 

 

19話「虹の星へ☆ブルーキャットのヒミツ!」

あばかれたブルーキャットの秘密、ブルーキャットのお話が大きく進展をみせた回。
バケニャーンがブルーキャット、アイワーンとプリチャン知ってるのはなぜかというフラグを回収、惑星レインボーを救うために敵すらも欺く強さと勇気を感じる行動でした。
たった一人の生き残りで誰もいない中で絶望せずに敵に潜入し勝機をうかがう。敵の真っ只中にいても感情を殺し続けられたのはアイドルという仮面をかぶっていきてきた経験があるからかな。なんでアイドルしてたのかという部分にも言及できるパターンでしたね。
ただブルーキャットは非情にはなりきれず、やさしさをみせたことでふわにきずかれてしまう。
想いや意思というより感性で動くふわが物語の潤滑油として役割をはたしてくれたのも嬉しい部分でした。
ただ理屈の部分ではこのパターンはきになる部分っていうのがあって、
マオとしての仕事もやりつつ、アイワーンとしても働き、ブルーキャットにもなる、どうやって時間管理したのか。
バケニャーンがどうやってアイワーンの信用を勝ち得たのか、そもそもなぜ秘書官をおくようになったのか、いろいろと謎な部分もあります。そのあたりも語ってくれるとより現実味がますかなぁ。まぁあんまり語られなくても潜入のためにいろいろしたんだよってふんわりしたのでもいいけどね。
個人的にはそのあたりの理屈がすんなりいかなさそうだったので、アイワーンは惑星レインボーもしくは違う星の住人でその知識を必要とされてダークネストに操られ、しかたなくアイワーンがつきしたがう的なものを妄想してたりもしてたかな。
奪われ従うしかない、敵側にも救いがあるのがプリキュア多めなんでこういった部分を他の誰かでだしてくれるといいな。
救いがあるのか、アイワーンはそう考えるとかなり今回のことでその路線から外れたことになるので、今後のアイワーンの立ち回りはかなりきになりますね。
プリキュア達はというと、今回は惑星レインボーの実情を目の当たりにして星が滅びることの現実を知る。今まで立ち向かってきた相手の恐ろしさを再認識する形で、この星の人達を救いたいとおもう。自分達の身の周りだけではなく惑星を救う。徐々にスケールが広くなっていくのが丁寧だし、スタプリがやりたいことっていうのがひしひしと伝わるね。
データや数値だけでは解らないことがある。ララとブルーキャットの接点というよりかは惑星レインボーへの認識を変わったことで救いたいという意思が強調されたものに。
ララだけではなくひかるもこの現実みて、ただ呆然とするしかない。まだまだなにも現実をしらない。11話で敵になげかけられた言葉が今度は滅びた星の現状をみることで伝わる構成になっていた。
星を追われかつてはたったひとりで救おうと思っていた、そこがララとブルーキャットの共有できる部分でもあると思うので今後やってくれたら嬉しいかなぁ。
石化されてもまだ創造力は心は残っている、それがノットレイダー化することで解るというのは上手い理屈のつけかた。プリキュアとしての戦いも面白かったです。
レインボー鉱石は電磁波を発しそれをエネルギーにできる、このあたりの設定とかは次の回に持ち越し。
ふわを奪ったブルーキャットはどんな風に変身を遂げるのか。次回も楽しみ!

 

第20話「銀河に光る☆キュアコスモ誕生!」

知らないからこそ知りたい、心を救う言葉はいつだって創造の向こう側にある気持ち、キュアコスモ誕生回は理性と熱さが混在した回でした。
そんあ回を語っていくうえで最初に触れておきたいのはふわの存在。
ふわは食べ物をねだるは緊張感もなく寝るわで理屈のない信頼をブルーキャットによせ、様々な事情を知っているブルーキャットと対象の存在として描かれている。
この描かれ方っていうのはこの回だけじゃなく、ふわの場合は常にです。
だからこそふわの主張っていうのはある意味で筋が通って本質をついている。ふわは知らないからこそ自分の気持ちを大事にできる。知らないことすらも肯定しきれていた。
それがひかるの主張にもつながっていて、ふわがいたからっていうのが大きいんですよ。
また目の前の人が喧嘩をしているからそれはだめ、ブルーキャットもこの星を救いたいと言っていた。目の前の状況やぬくもりを大切にしており、最後のブルーキャットの主張にもつながる。
目の前の状況で判断をくだし、知らないからこそ自分の気持ちを大事にする。プリキュア達の主張をふわが支えるという構成になっており、なにも考えていないキャラではなく、なにも考えられなくても必要なキャラとして描かれているのが素晴らしかったです。
そして次に今回のお話のキーマンとなっていたのはスター。
スターカラーペンダントをなぜ奪わなかったという理屈の部分と、知らないからこそ知りたいという好奇心、スターの強みが良き形ででていました。
普通のキャラじゃきずけない部分っていうのをきがつき、ただそれはだめだよと言うだけでなく、多くのことにきずけるから違う一面をみれる。それだけでこのキャラすげぇってなってました。
改心させようと気持ちをぶつけるっていうのならけっこうやってるキャラいるんだけど、スターは自分の主張と考えがしっかりしてるからその先までいけてしまう。
さすがスターって感じでしたね。
知らないからこそ知りたいっていうのも実にスターらしくて、いつも宇宙にわくわくしている気持ちが誰かの救いになってるのってすごいよな~。
そして今回の主役であるコスモは重めの設定をぶんぶん語り、自分の気持ちを隠そうと徹する孤独な少女の一面をつよくうちだす。
なんでも変身できてしまうゆえに気味悪がられ迫害された。それはある意味でカッパード達と共通する部分なのやもしれません。しかしブルーキャットが彼らと違うのはl年もとらず永遠に生き続けるオリンフィオリとレインボー鉱石の力をもとに、なもなき星をレインボー星として蘇らせたこと。
なにもないところからなにかを生み出す。これは星を創造したともいえ、作品のテーマを語るうえでも強い原動力となりうる要素だと個人的には想っています。
ただ今回の場合はそれは悲劇とし描かれ、ブルーキャットの強い原動力として描かれていた。
奪われたからこそ奪ってでも救い出す。そんなブルーキャットの決意をスター達と同じとしていたのは自分のやっていることを正当化したゆえにという想いはあったんだろうね。
そもそもブルーキャットって奪われた側なので、人のものを奪うっていうのは嫌いはなず。
それでも奪うことで自分の望みを叶えるだけではなく、奪われたお宝を奪うことで救いを与えてきている。レインボー星のお宝以外は返したり、スター達のペンダントは奪わなかったりも、良い意味での甘さがブルーキャットの矛盾する一面とやさしさを伝えうるものになっていた。
そんなブルーキャットだからこそ、スターやふわの想いで自らを見つめ直すことでプリキュアとなる。そこに多くの感動や仲間とのつながりを感じられたのは、支えてきたスターやふわ、そして孤独の中でも救うことを諦めなかったブルーキャットがいたから、そう言いきれるお話でした。
次回はブルーキャット大活躍、戦闘シーンも盛々動きそうで楽しみ。