うさペンの館

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スター☆トゥインクルプリキュア 31話から40話までの感想

スター☆トゥインクルプリキュア 31話から40話までの感想

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31話「守り抜け!最後のプリンセスのペン☆」

力を持つべきものの責任問うトッパーとガルオーガ戦、厳しい選択と戦いにひきこまれる回でした。
星空連合のトッパーは強行手段はとらずに、対話によるやりとりからというのはこれまでの相手とはまた違う。
チームよりも個人個人で活動をしたいユニ、家でやることがあるえれなやまどか、彼女たちの意思を尊重しているわけではなく強引に引き止めはしませんでした。
対話からというのはひかる達が主にきりだすのが普通だったのですが、それをトッパー達がすることで相手のことを理解しようとしているのだという意思表示につながっている。
けして相手のことを考えない相手とは違う、それはノットレイダー達とは違うよとしっかり伝える意味でも重要なやりとりだったと思う。
ただトッパー達は相手の意思をききいれるが、自分達の意思を聞いてもらいたいとは思っており、ひかるを通じてプリキュアの責任を問うていく。
力あるものの責任、かなりやって欲しいと思っていたテーマがぐぐっとやってくれて、みてた時はおお~やっぱやってくれるのかって感じでうきうきしてましたね。
この問いかけに対しては今回はしっかりと返してはおらず保留という形になっていますが、いずれは応えなければいけないこと。
トッパーの守れなかったという言葉もすごい意味があるもので、より責任を問うものへとなっている。
プリキュアとしてどう守りたいのか、そして自分たちがどうありたいんか。
個人個人を尊重することも大事だけど、全体のことも考えて動かなければいけない。今後どう進展していくのか早くみたいですね。
いろいろと協力関係になったら胸熱だけど、どうなるのかなぁ。
ガルオーガ戦は最初はスター一人で立ち向かい、ワープを駆使して戦うガルオーガに苦戦しながらも戦うスターがかっこよかったな。
カッパードがみまもる中っていうのも激アツ要素。因縁の相手との戦いを見守るって、いろいろ勘ぐってしまいますね。言葉にはだしてないけど、あの場で戦いたいと思ってそうなそぶりもあったし、ひかるとの関わりもぎゅっといれてるのがええわ。
弱い力でなにを守るかということを問うてくるガルオーガ自身は、ダークネスト様の力がなければ宇宙で呼吸できない弱さというものをあって、弱さを自覚しているからこそ強さにひれ伏している感じが。誰かに頼っていかなければ生きていけないのはガルオーガも同じ。
そんなガルオーガに対してみんなの力で立ち向かい撃退っていうのは、そういったガルオーガ側の視点としてもみても意味があるものだったと思います。
みんなの力で協力する、それがより広い輪となっていくのは解らないけど、とりあえずはこれでプリンセスの力はすべて救い出し、ふわもユニコーンに進化。
プリンセスが食べ物をうながして進化するっていうのはシュールだったなぁ。
来週は新たなる力をゲットってことで、またまた熱い戦いになりそうやね。

 

32話「重なる想い☆新たなイマジネーションの力」

守りたい気持ち重なりし時、新たなる力が覚醒する。
新必殺技おひろめとなった熱い回でした。
ふわの変身にきずかず、はかったな! とキレるおちゃめなガルオウガさまでくすりとさせつつも、だいたいはガチバトル。
力なきものにはなにも守れない、ガルオウガのその想いは星を失ったものから。
それゆえに力あるダークネストをあがめるし、自分勝手に守りたいといっているプリキュア達に怒りをぶつける。
ガルオウガの行動は孤独から起因しているもので、そこへはまだ向き合っていないけど、宇宙でも孤独ではなく誰とでもつながりあえるっていうことが最終的な目標になるのかな。
色々とガルオウガは責任を感じて自分の過ちをみとめられるし、ふわとのいっけんで勘違いしてしまうおちゃめな一面もある。いろいろと救われて欲しいっていう感じがでてるキャラで今回も活躍でしたね。
それに対してのプリキャア達はというとふわを守りたい気持ちをぶつけていくことで対抗。
星を失ったことを理由にダークネストに頼っているだけという、あるいみでガルオウガと似た立場にいるコスモは相手の心に切り込んでいくのも、かっこいいよね。
コスモがいるとひきしまるっていうか、いろいろと相手の立場になれるというのがいい。
ミルキー、ソレイユ、セレーネ、はそれぞれ違う言いまわしであるけれど、ふわの守りたい気持ちをぶつけていくのは王道って感じだった。

なんでもできるってちょぴり思ってた
宇宙って広い、いろんな考えがある
あなたのこともめちゃく怖い
だけどふわを守りたい、あの気持ちだけは変わらない、変えられない
だからわたしはふわを守る

スターはというと、宇宙で色々な考えにふれたけど、ふわを守りたいという気持ちに変わっていない、不変さを主張していた。
多様な考えがあって、それぞれに想いがあるのも知っている。
それでも変えちゃいけないものがあるし、変えられないものある。
どこにいようがなにをしていようが、わたしの想いは変わらない。
それは個性はどんなに変えようとしても変わらないよと訴えているようで、スターはこの作品を牽引している台詞をぶつけてくれて大満足でした。さすが!
ふわはそれに呼応するかのように、プリキャアを守りたいという。
コスモの時と同じように、いや、今回はプリキャア達と想いを重ねることで新たなる力に覚醒するっていうが胸熱でした。
それぞれ個々に想いがあるあるけど、それを重ね合わせることだってできる。
仲間といても個性は死なない、それ以上に強く輝くことができる。
今回は守るって共通な想いだけど、それはどんなものでも同じなのかもしれないね。
作品が大事にしたいものをさらに飛躍させて、新たなる力に覚醒をする。見事でした。
今後はトウィンクルイマジネーションを集めるということが目的に。
今度は自分たちでみつけなければいけず、手探りなのが面白いところだな~
トッパー達、星空連合についてはそんなにガチにやらずに、おおめにみてもらう感じに。
もうちょいきっちり気持ちを表明して欲しさもあるけど、まぁ今の今の形でもええかな。
とりあえず落ち着くべき所に落ち着いてよかったです。
次回はふわ君がんばるぞいなお話。色々な表情がみれそうだ。

 

 

33話「フワの決意!お手伝い大作戦☆」

役にたちたいふわ~! 今回はガンガンいけいけ転移しまくるふわが中心なお話。
トウィンクルイマージネションを探すという使命を背負って、相手の事情を考えないで押せ押せなふわ。まだまだあかちゃんの頃から変わらずという所で精神年齢があがったわけではないといった感じだったね。
ひかる達は宿題をやったり、生徒会、家の手伝いと、忙しくふわと一緒に捜索活動をできない。
各々に事情があるというのは何度か描写されており、今回もそれが浮き彫りになった形。
まどか、えれなについては3年ということもあってさらに忙しくなっていき、進路という話も更に現実味がましていた。
そんな中でふわくんの頑張りは空回りするわけなんですが、ひかるとララは宿題で忙しいといいつもふわを探しにいく所は守らなきゃという使命感を感じた。
何度も何度も人のいうことをきかないで転移は使い放題する相手にそこまでしてあげれるのは、けして邪険にあつかいたいわけではないというのが伝わる。
あくまで事情があるからというのは伝わる形になっていた。
カッパードとの戦いの最中、ふわの事情を察せられなかっというけれど、ふわのことを考えていないわけではないという所が大事にしたいポイントですね。
ふわにしてもスターを助けたいと思うのは大切にしてくれているからで、その気持ちがあるかないかでワープを成功につながったというのは良い話の落とし所だった。
次回はえれなとサボテン星人との交流。星間交流めちゃ楽しみ!

 

 

第34話「つながるキモチ☆えれなとサボテン星人!」

理解しようとする心こそが本当の友情を生み出す蕾となる、
えれなとサボローの言葉のないコミニュケーションにじんわりと感動できる完成度の高いお話でした。完璧、理想以上って終わった声をあげるほどの完成度はまじでえらい。
地球の視察員にくるサボローをお出迎えする形ではじまることになった今回のお話なのですが、まず特徴的だったのは言葉が通じない所でした。
いつもはスターカラーペンの力と使って翻訳してもらっているのに、それができないという展開は驚いたし、それにともなる理由が植物だからというのも理にかなっている。
なぜどうしてそうなるのかが設定と展開にしっかりと盛り込まれており、それが解り合うテーマともマッチしていたなぁ。
植物と会話ってやっぱりできないんだけど、その気持ちはわかるよね。
言葉は伝わらずとも伝わるものがある。えれながサボローの隣に座って、いっしょに太陽をあび水に足をつけるというのはえれなのシーンにはぐっとくるものがありました。
えれなの守りたいってひかるのような強く守りたいではなく、陽だまりのようにぽかぽかと見守るもの。その違いがわかりやすくでた場面でもあった。
サボローとのふれあいを経た後は街を案内することになるのだけど、花を売っていることにサボローは怒ってしまう。
意図していないことで無自覚に傷つけていることがる。
このコミニュケーションのいきちがいっていうのは日本人同志では起こりにくいもので、海外の人と関わるときおこりうるものを彷彿とさせるものだった。
個人の思想の違いって別に言葉だけじゃないものっていうのが深くて、そこを掘りさげるっていうのが本当にすごいと思った。
サボローを傷つけて落ちこむえれなに対してはお母さんがサポート。
「笑顔も大事だけど、もっと大事なことは理解しようとすること」
ここで笑顔よりも大事なことがあるといのが、理屈が通っていてすごい好き。
いつもにこにこしているだけでは解決できない問題がある。
その現実的な側面と向き合うっていうのがよりリアリティのある物語にしてくれていた。
話の中心となったえれなの花屋と通訳という設定が生かされてる。このあたりでもうすげぇ今回はしっかりしているなって感じてましたね。
サボローとの戦闘になってからは想いをぶつける番。
「たしかに言葉は届かないかもしれない、わかりあえない相手もいるからかもしれない
わからないからなんにもしないなんてわたしは嫌だ」
えれなのこの言葉に心揺り動かされましたね。
基本的にはプリキュアは言葉をぶつければたいては届いて解決しちゃう物語で、それが基本的な物語のセオリーです。
でも今回はそのセオリーをあえて捨てることでより気持ち伝えることができる。解りあうということを強く強く感じさせてくれる。
解りあうって理屈だけじゃなくて、まずは相手と解りあいたい気持ち。その物語の流れが本当に素敵だった。
最後はプリキュアらしく友達になりたいも最高でしたね。
戦闘が終わり、サボローを向き合うとえれなは涙を流しながら謝る。
ここで涙を流せるっていうのはそれだけサボローのことを考えてのことだし、自分の無力さを一番に感じているからだろうね。
そんなえれなに対してサボローは花を咲かせ、えれなにプレゼント。
つまはじきにされてきたサボローだけど、心に違いはなくやさしいきずかいができる。
最初みる前まではえれなが誰かを笑顔にしていくっていうのがセオリーだと思っていたけど、サボロー、いや助けてあげた人が逆に笑顔を与えるっていうのが予想以上の出来事でした。
誰かを笑顔にさせあうことでお互いがお互いを想いあい友達となる。
本当の素晴らしい話かつ、えれなであることの意味が存分に発揮された回、最高でした。

 

 

35話「ひかるが生徒会長!?キラやば選挙バトル☆」

夢中で頑張る彼女輝きにすべてを託す、伝えることが苦手で誤解されがちな姫ノ城さんと、そんな彼女の魅力にきずいて行動できるひかるに感動できる素晴らし物語でした。
生徒会長へ立候補して欲しいというまどかのお願いから決まったひかるの会長選挙。
新しい可能性にきずけて、プリキュアとしてみんなを自然とまとめあげる力もある。
ひかるに対するまどか、ひいいてはプリキュアとして活動している仲間達はひかるのことを高く評価しているのですが、周りの生徒達は違っていて、宇宙学校と交友関係という理想をかかげてもいまいちな反応。
ひかる達は宇宙でたくさんの人達と出会っているのですが、学校のみんなはそうじゃない。その認識の違いというのが描かれたいたのが面白かったです。
ひかりの理想っていうのはわたし個人としてはすごい好きなんですけど、それだけじゃだめだっていうのが本筋で、そこにもわかりあうことの難しさがあるんだろうね。
誰もが多くのことを知っていたり受け入れているわけではない。
ひかるの良いと所なんですが、反応の薄さにきずいて考え方を改められるって所はすごい素敵。
なにがだめで、だからこそ自分で考えて良い方向にいこうと努力する。
まどかみたいになりたいっていうのは物語の流れとしててはだめだよっていう話の方向性なんですが、まどかみたいになりたいと思ったことじたいは悪いことではないと思っています。
まどかの良さにきずくっていうことは絶対に大切なことだと思うので。
ただそれだけじゃだめだというのは今回の話であって、そこに火をつけたのは姫ノ城さん。
彼女またひかると同じですげぇ他人から理解されずらい存在だったのがすごい特徴的でしたね。
姫ノ城の部屋とか姫ノ城のお茶会とか最初聞いた時は、こいつは伝えることが下手くそすぎぞって感じでしたね。
なんだかんだ待ちプレイが好きというか、自分から動いているんだけど、認められ時は相手からがいい。見栄っぱりな部分が彼女をそうさせてしまっている。
かなりのめんどくさい女の子、それが姫ノ城さんなんですが、彼女の良さという部分はすごい心をうたれるものでした。
普通の生徒がきずかない部分にもきずき、桜子の部屋で生徒からの相談を設けたい、桜子のお茶会で気軽に話せるように、部活のような生徒会というのはすごくよいと思えるものです。
生徒からの相談をされる部屋とか専用でつくる所は彼女が人と話すことが苦手な部分があるのかなと思えるものでもあって、人ずきあい苦手な感じもぐっとくる。
だからこそ夢中になって、誰かのためにあろうとする。本当そういうとこが大好きです。
またひかるのポスタをはがそうとしてしまう、人間味がある部分。彼女も彼女なりに傷つくしひがみもする。この娘もすごい抱えている部分があるっていう部分も心をうたれる場面でした。
すごい最初は理解できない娘だけど、最後は共感味をだして歩み寄れる。脚本の構成もすごい上手かったなぁ。
戦闘に入ってからはまたもやひかるのターン。
「わたしもっと知りたい、彼女のことを」
「わたしはわたしのことも知ってほしい」
ひかるの願いというのは姫ノ城さんのことを知ったからこそのもので、自分できずけないことにきずける彼女をすごいと思えているからなんだろうね。
ここで面白いのは自分のことも解って欲しいと言っていることで、きっと普通の人には理解してもらえなかった宇宙学校との交友関係を良くしたいってことを話したいんだろうなぁと。
わかりあうためという作品全体のテーマを支えるだけでなく、キャラクター達の想いすごく大事にしている話でもある。だからこそわたしはすごくこのやりとり、このひかるの言葉が大好きです。
カッパードの返しもキレがあって、やっぱこいつがいると締まるわぁ。強い武器でうきうきなの良かったねぇって言ってあげたくなちゃうね。
戦闘終了後は選挙スタート。
ここでひかりは姫ノ城さん応援演説を展開。
まずは姫ノ城さんのことを解ってもらうためにすぐ行動するのは、まどかさんも言ってたけどすごいひかるらしいよね。こういうとこ本当大好き。わたしもひかるちゃんにいろいろ知って欲しいなぁておもちゃうもんね。
最後はひかるは
「姫ノ城さんは自分のやりかたでやろうとしていた。夢中になっていた」
と伝える。
夢中になれう大切さを知っているからこそ、夢中になって誰かのためになろうとする姫ノ城さんに託すことができる。夢中な誰かのためにっていうのが本当大好きな部分です。
「あなたは観星中の銀河におなりなさい」
姫ノ城さんはひかるのことを銀河というのが、ひかるのこと認めているって感じがする。
二人とも夢中になれることがあって人からきずかれない部分で頑張っている。
友達としての距離感でなくても、お互いに頑張っているからこそ励ましあっていける。
これからの二人の関係をおもうだけできらヤバ~☆な終わり方でした。

 

第36話「ブルーキャット再び!虹色のココロ☆」

誰かを想いやるからこそ、本当の輝きが生まれる。
2つの相反する想いという大人な物語でありながら、ひかユニてんこもりすぎて百合的にもかなりヒートアップした回になっていました。
「どっちも本当の気持ちだよ。反対するのも心配するのも」
ひかるのこの想いっていうのはどっちもという欲張りな想いなんですけど、けして子供のわがままじみた想いではない所にリアリティを感じることができる。
ひかるって別段これが正義だから! これがプリキュアとしてだから! ってわけじゃなくて、ただただユニが心配でだからこそ悪事に手を染めてほしくないだけで……だからこそ心がぎゅっとなったんだろうな。
ユニもユニで本当は自分を偽り悪事を働くのは嫌なんですけど、それを隠せてしまうのがブルーキャット。サングラスで目を隠したりというのは以前の回からやっていたことでもあり、これをみるとすごいブルーキャットだなぁと感じることができる良い演出やカットだなぁと思います。
ひかユニポイント的にも喧嘩している部分がキラやば~すぎて、もう最初からぐいぐいでしたね。みつめあいながら喧嘩する、いいすっなぁ~
ブルーキャットがお仕事開始してからは、本格的にアン警部補がかかわってくる。
匂いを嗅ぎ分けブルーキャットをあばけてしまうところまでは有能さんなんですが、マフィアの前で正体をばらして捕まるのは抜け抜けすぎてて、銭形臭がぷんぷんしましたね。銭形と同じくユーモアあってやりとりが明るくプリキュアの雰囲気にもあっていたなぁと思います。
ただこれは銭形とルパンというわけではないので、捕まったアンをブルーキャットが放っておけずに助けるというのはひかる達の影響を感じる。
ブルーキャットとして指輪を盗むことよりも人助けを優先する、すごい大きな変化だなぁと思いながらみてました。
アン警部補と一緒に捕まってからは、正義のためならどんな悪事を働いていいのかと、アンと自分自身にブルーキャットは問いかける。
このテーマっていうのはずっとやられ続けていたわけなんですけど、プリキュアとして色々なものを守るために戦ってきたからこそ、矛盾した想いの中でユニは悩んでいる。だからこそ自分にも問いかけたんだろうね。
ユニのやっていることは正義とも悪ともいえないことで、だからこそ作品としてもしっかりと悩みと向き合ってくれていて、それってすごいキラやば~って毎回思いますね。
そんな悩めるユニ達を助けにくるひかる達っていうのも、盛り上がりましたね。
放っておけないなって所にさっと現れてくれて、すごいぐっときた部分でした。
ブルーキャット達が逃げる中で、ドン・オクトーと遭遇。
プリキュアとなり戦闘となると、仲間達の熱い想いが爆発。
素直になれないだけで、誰よりもやさしくて。とってもいい娘。
もうね、頬をそめるコスモが最高にかわいすぎました。
ツンツン今までしてて、こうやって落としにかかるのはすごい百合的にも激アツでしたよ。
ひかる達はまっすぐいってるけど、コスモだけ恥ずかしがっているのがまたええよなぁ。
百合パワーも爆発して、また一歩みんなに歩み寄る。
物語としてもすごいパワーのあるやりとりでした。
戦闘が終わってからは、ブルーキャットではなくレインボー星の住人としてドン・オクトーと話しをする。
正義か悪ではなく、本当の想いが世界を変えていく
レインボー星の指輪が青く輝き、ユニは想いを語る。すごい素敵なやりとりでした。
ドン・オクトーもすげぇ悪人って感じではなくて想いを受け入れる許容があって、プリキュアとしてのキャラがこの話を素敵な物語に変えてくれている。
悪人は悪だし、解りあえない人はわかりあえない、だからこそ現実には悪をとりしまる人はいるし迷惑な行いをする人は消えない。
でもそういった現実的なことを言わないからこそ、解りあうためには本心で向かいあう必要があるということをちゃんと伝えきっている。
ユニとプリキュアだからこそ、しっかりと思いを伝えきることができた。そういった話になれていたなぁと思います。
ドン・オクトーとの話をつけてから、ドヤ顔ユニもすげぇ面白かった。
いたずらしちゃうっていうのはすごいかわいいすね。
そして、ユニがひかるの手をとりかけだすのは、ほんま最強にひかユニでした。
今までは百合大爆発みたいなことはなかったんですけど、今回はユニも押せ押せの押せ押せでそうとうな感じでしたね。
個人的にはひかユニおしだったんで、まじ今回のやりとりはやばすぎライン超えてました。
最後は改めてレインボー星のお宝をすべて取り戻すまでは怪盗を続けるといいつも、みんなを悲しませるようなことをしないというユニ。
隠して欺いてきた心にできた、本当に信頼できる仲間。
ユニの居場所となりえる場所をみつけられたといえるシーンで、感動できました。
ああ~でもここまでやってくれちゃうと別れが辛くなるよ。
悲しませないようなことはしたくないけど……って感じなんでしょ。もう妄想の上だけでやばいのは強いなぁ。本当最高やった。

 

第37話「UMAで優勝!ハロウィン仮装コンテスト☆」

地球と異星人同士のひそかな大交流を楽しく描きながらも、カッパードの核心に触れていいく外幅の広さをみせた物語でした。
チームUMAでクラスメイトとの絆を描いていき、ララにとってかけがえのないものになっていると思わせてくれる。自分で楽しむためにひかるから借りた本を読むというのも地球人、いやクラスメイトの一人として参加したいっていう想いが伝わるのがまた感動できるんだよななぁ。ララが頑張ってるってだけでずるいこのキャラ! すぐ感動させにくるって感じで、終着に向けて攻め攻めな姿勢でほんまずるいで!
ユニ、プルンス、ふわにしても、すげぇ楽しそうに参加してくれて、こうやって星をこえて交流できる所をみれたってだけで幸せです。
対するカッパード側はというと、そんな異星人同士の交流をみて、かつて自分がいた星のことを思い出す。仲良く育まれていたものが壊れていった、わかり会えない世界ですべてを奪われたことを明かされる。
これをみた後だと、なぜあれほどひかるに執着するのか、なぜ激しい怒りをぶつけていたのかが納得がいく。
カッパードさんはひとり大人の立ち位置から悪意のみをひっさげて向かってくるので、それはそれで同情してしまう。もうね、これ見せられると幸せになって欲しいって思ってしまった。
写真をとられてぎこちない表情を浮かべているカッパードは意味わからんというやりとりも、とまどいながら交流しているのが微笑ましくて、敵であるよりもあの輪の中にはいっていることに対する幸せのほうがみている時は大きかったかな。
悲しみを背負い立ち向かう戦士。いがみあう気持ちを利用し戦う姿は強いのだけど、そこには救いはない。
ララに言い放つ、今に裏ぎられるぞは自分が体験したことでもあり、今回の話でより深みがカッパードは増したなぁ。
敵の事情を明かしつつ、大切な思い出もつくっていく。
終わりにむけてゆっくり動きはじめているのは少し悲しいけど、前に進んでいることはとても素晴らしいことだと思うからこのまま突き進んでいって欲しいね。
次回は占いを頼りにいく。未来っていうテーマだけで確実に攻め攻めなの間違いなし、次回も楽しみですね。

 

第38話「輝け!ユニのトゥインクルイマジネーション☆」

みんなといっしょに未来まで、ユニの決意に心震える物語でした。
ユニとアイワーン、双方の失った悲しみを描写し共通点を見出すことで、同じような想いにさせたくないと思わせるのは、相手を理解するという点において重要なこと。そしてそこがユニが許せる理由だったとわたしは解釈しています。
仲間を失って仲間を求めていたという部分も同様です。
。みんなと一緒にみらいへ、それは敵であるアイワーンも含まれている部分に作品としてやりたいことが詰まっていた。
アイワーンはレインボー星を滅ぼしたことは事実といえど、同じように孤独をさびしく想い、たったひとり信頼をよせて近づいてきたバケニャーンのことを強く思っていた。
それは根拠もないハッケニャーンを強く信用しているユニと似ている部分かなぁとも思えたね。
またハッケニャーンはなにかしら縁があるとかではなくて本当の違う星の住人なんだけど、ユニの目指すべき方向を教えたり、仲間として思われるなど、全然知らない間がらなのに信頼できる相手というのが面白い。
根拠がなくてもいいじゃん、とにかく信じてみないとはじまらないよと、作品のほうから訴えかけてくるキャラクターって感じですげぇパワーありました。
わりとふわんとした感じなんですけど、言っていることはなにか間違いでもなくて、信じてみてよかったと思えるのは、どんなに遠く離れていようとも多くの人を助けたいという想いは共通なものだからっていうことなのかもしれないね。
また今回はユニの過去を描写したことで、今いる仲間たちと楽しく遊ぶ姿がすごく微笑ましくなっていたところもポイント。
どうして仲間が必要でどれだけ大切なのか。
過去のユニは種族としての枠組みだったけど、今は異星人同士仲良くなり楽しく遊べている。
ユニの幸せがより仲間といることが必要だという根拠になっているのがいいよね。
孤独でひとりブルーキャットでいた彼女が、相手を憎むのをやめて、許すことさえできてしまう。その変化が嬉しいし、その姿にすげぇ感動できた。
もうね、最後のひかユニのやりとりはずるいにゃん!
でもこれでまじで別れなきゃいけない未来もあるわけで……いやぁぐいぐいくるよなぁ。
次回はテンジョウ先生についにスポットライトが。ひじょうに楽しみです。

 

 

第39話「えれな大ピンチ!テンジョウ先生のワナ!」

笑顔の力を信じる者と信じない者、えれなとテンジョウ、二人の対比がメインとなった回。
テンジョウは変身しジョウテング先生になり、ふわを手に入れようとする中でえれなと接点をもつことになり、なにも知らないえれながテンジョウのことを笑顔にしてしまうのではないかとちょっとドキドキしながらみてました。
実際はそうならなかったわけなんですが、敵が潜入するっていうシチュエーションはやっぱ楽しいすね。
宇宙すげぇ! ジョウテングすげぇ! みたいな感じで接点はもったわけですが、えれな側というとジョウテングのことを好意的にうけとり、テンジョウはえれなの笑顔にいらいらし否定をする。
テンジョウがいらいらしていたのは過去のことがあったわけで、それをうまく引き出すような展開になっていたなぁ。
あざわらわれ、騙される。上辺だけの笑顔とテンジョウは言っていて、信じたけど裏切られって感じな過去なんだと思う。期待したけど結局は裏切られる、それはカッパードとも似ていて、テンジョウも純粋さゆえに汚れてしまったんだろうね。
コマちゃんといって従えようとするのは、信頼できる相手などいない、ただ利用できるこまだけいればいいというテンジョウの気持ちの現れなのかもねぇ。
そんな過去をもつテンジョウなんですが、えれなの笑顔をぶち壊してやろうと、苦しいおもいを、怒りを、かなしみをさらけだそうとする。
笑顔でいることが許せないから、辛い気持ちでつぶそうとする。感情的に煽るところはテンジョウの苦しい想いが途方もないものだと予感させるね。
そんなテンジョウの言葉を聞いたえれなはというと、自分の辛かった過去をさらけだすのだけど、辛いだけで終わらずその中できずけたがことが笑顔につながったと前向きにとらえていた。
もっといってしまえば、敵であるテンジョウに感謝さえしてる所がこの物語の良いところ。
笑顔が大事だと押しつけるわけじゃなくて、テンジョウがいたからスピーチをよくできた。
それって辛い過去もテンジョウも必要なもので、否定になっていない。解りあえるってとこにつながっているわけですから。
自分も辛さを知っているから相手の辛さも解る。だからこうあるべきだ。
相互理解をどうしていこうかと向きあえきれているのはさすがだなぁ。
えれなとテンジョウ、二つの視点からみえる世界は違っても、共通するところはある。
だからこそわたし達は笑顔でつながれる。いつかそうなっていくのが楽しみですね。

 

 

第40話「バレちゃった!?2年3組の宇宙人☆」

わたしはわたしだから、人間の恐怖という感情を存分につかいけして甘えのない想いのぶつかりあいがとても丁寧に表現された凄まじい回だった。
登校する前におしゃれをきにし、登校後にはクラスメイトに迎えられる、地球人の女の娘としてのララというのをアバンだけでだしきっていて、そこだけもうすでに泣けてくる。
特別な娘じゃなくてクラスメイト、しいては視聴者達とも同じようにしているララがそこにいると思えたからかな。
まどかの父親の影響によりクラスメイト達の態度がよそよそしくなってからは、ひたすらにきつい時間が続き、甘えがいっさない部分がすごい好き。
もうちょい軽くすませることってぶちゃけできちゃうんだけど、それをやったらカッパードの裏切られるっていう展開を体感させるっていうまでにはいたらなかったと思う。
露骨に避ける描写をして、ララを傷つけて、それでも描きたいものがある。
人間の悪意ってやつをまざまざとみせつけるって勇気がいることだけど、それをやれたからこそ人の心をえぐるものになっていた。
クラスメイト側にしても、ただ違いがあるからっていうのだけではなく、実体のない恐怖っていうのが引き金になっていて、嫌いだとか合わないとかそういう感情で動いていないから気持ちが解るんだよね。
ララのこと避けたいわけじゃないだけど、避けなきゃ自分が自分でなくなってしまうかも。
悪意っていうよりも恐怖心、本能的な部分だからこそやるせない。
ひかるがあの場でみんなを責めきれないのは、そういった部分があったからなんだろうね。
みんなのことは解ったつもりだった、地球人からしたら異星人。
図書館でのララの言葉は異星人であることをはっきりと自覚させるもの。
理解しようと本を読んで努力したのに解ってもらえなかった。そういったララの努力やこれまでのことがあったらこそ辛かった。
またそれとは追加で隠したい想いっていう心理描写が映像として表現されており、この想いを話しているときのララのカットはうつぶせになったり窓のほうを向いたりして、すべて顔が隠されていた。
顔を隠すことで涙を際立たせるっていう手法っていうのはよく使われてるんですが、それだけじゃないと思えたのはまどかの父とのやりとりがあったからで、それが作品独自の解釈を生まれた理由なんだと思う。
ばれることがなければ今までどおりだった、でも隠し通すことができなかった。
映像としても伝えるべきことを伝えていたなぁ。しかもそれがまだ続くっていうがすごい。
異星人だと自覚して悲しむララの言葉を聞いたひかるはというと、
「違うよ。胃星人とか地球人とか関係ないよ、だってララはララだもん」
と地球人か異星人かではなくララをララとして受け入れることを選んだ。
ひかるにとってのララって最初は胃星人との出会いって形だったんだけど、過ごしていくなかで同じように泣き笑い共に過ごしてきた。それがララをララだといえる根拠なんだろうね。
視聴者目線からしてもララはララっていうのは嬉しい言葉で、すごい救われた。
ララは友達よりも、ララはララだと認める。それって個人の尊重でもある。
作品のテーマの核がそこにあって、それを体現するひかるはわたしは好きだ!
またこのときのひかるっていうのは拳をふるわせ、異星人とか地球人とか関係ないっていう気持ちをさらに強く主張するシーンとなっている。これは怒りからくるものじゃなく、理解されないのが嫌、ララにはそんなこと言ってほしくないっていう気持ちからでたものなんだろうね。
ララをララだとみとめた後、ひかるはララをつつむこむ。
このときのひかるってララと同じで、ずっと意図的に顔を隠している。
たぶんっていうかこれは個人的な見解なんだけど、このときのひかるは泣いてたと思う。
きつくきつく抱きしめて、守りたくて、でも自分ひとりだけじゃどうにかできなくて。
違いを認めたくないのに、違いを認めないといけない。
辛いし悲しい、それでもできることをしたくてララを抱きしめる。
そんなひかるのやさしさに、こころをうたれた。
ひかるのやさしを受け止めたララは、隠れていた顔が現れひかるのやさしさに救われる。
異星人じゃない自分のことを認めたうえで、余計に嬉しかっただろうな。
「ひかる、苦しいルン」
「ごめん」
このやりとりは百合濃度としてすげぇ高いっていうのはみてて思うことはあったけど、今回は百合とかそういうのはでは観なかつたなぁ。
お互いの強い想いだったり苦しい想いのぶつかりあいで、だからこそ友情としてみれた。すごい濃いやりとりなんだけど、お互いに認めあえたっていう部分にすごい感動しました。
「ひかるありがとうルン」
自分を受け入れてくれたひかるに対して感謝の言葉を言うときは、ひかるは表情がみえているけどララの表情はみえていない。
ありがとうっていう気持ちは本当のことだけど、ただ感謝だけを述べたいわけではない。
異星人として地球人とし向かいあうためにできるその先のことがある、二人だけの問題では解決しなさそうな雰囲気があって、それは今後また話しとして展開されそうかな。
今回の話ではそこまでいかないんだけど、ここの描写は覚えとおくといいかも。
クラスメイトの歪んだイマジネーションを奪いにきた、カッパード達対峙。
そこでプリキュアとしての正体を明かす。
「わたしのことは解ってもらなくても、わたしにとっては大事な友達ルン」
ララの主張はわかりあうことがすべてじゃなくて、解ってもらなくて友達だと歩みよることの大切さをとくとこがすげぇて感じた。
これってすごく一方的な主張なんですけど、そうしなければ絶対に友達にはなれない。すべてが相互理解できるわけではなくて、個人の主張をすることに意味合いを置く所がスタプリで、それが他に作品にはできない部分だからね。
友達だから大事じゃなくて、友達だと思って接っすることが大事。意味合いが全然違うけど、後者の考えがわたしは本当に好きで好きでたまらねぇよ。
「ありのままのわたし、サマーン星人のわたし、プリキュアのわたし、地球人のわたし。わたしはわたしのままでいていいんだって、みんなが認めてくれたルン」
そっけない態度をとられても守ると決めたララの言葉はこれまでのみんなのやりとりが思いだすもの。
「ララちゃんはララちゃんだよぉ」
そしてその中心にはひかるが輝いている。
ここまでの積み重ねとひかるの存在の大きさ、二つの大きさを感じるやりとりで感動したなぁ。
「わたしはみんなを守りたいルン、みんなといっしょにいたいルン、わたしはわたしらしくいたいルン」
そしてララは守りたい気持ちと共にトウィンクルイマジネーションを輝かせる。
ふわを守りたいと思ったあのときから大切にしてきたこと。スタプリの全部が詰まっているやりとりでそごい熱かった。ララ、すげぇかっこよかったなぁ。
最後、カッパードを撃退してからはクラスメイトにララとして受け入れられる。
クラスメイト自らで歪んだイマジネーションを消し去った部分。それがララをララとして受け入れられたってことにすごい説得力を与えていた。
プリキャアの浄化の力ではなく、あくまでそれぞれがララのことを信頼したからこそだから。
友達を守りたいから救うじゃなくて、個人個人が強く生きるためにわたし達はここにいる。
個性を大事にして、それ以上のことをしてくれる。
ずっとずっと大好きだけど、もっと好きなれる回になりました。本当、スタプリ大好き! 最高や!