うさペンの館

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スター☆トゥインクルプリキュア 41話から49話までの感想

スター☆トゥインクルプリキュア 41話から49話までの感想

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第41話「月よ輝け☆まどかの一歩!」

一番の笑顔でいられるわたしが決めるわたしの道、まどかの決断に心震える回でした。
今までずっとお父様のいう通りにしてきたことは、けして自分を成長させてこなかったわけではないし、嫌々やってきたというわけでもない。
生徒会での引き継ぎで感謝されたこと、その話をいれることで具体的にまどかの感じていることが実感できた。なにかと習いごとという形でいろいろやってはいるのですが、誰かの感謝っていうのが一番解りやすいものであり、そういった意味でも意味のあるシーンだったと思う。
父はというと、まどかとは違って上のいうとおりにしてきたことを明かしていく。
わりと自分の場合はまどかの父はなにかしらの信念をもって動いているタイプにみせていくのかぁと思っていたので、このカミングアウトはけっこう以外だったかな。
まどかや街を守るためにということでもなく、中央のために仕事をこなす父。
それがまどかとの大きな対比になって描かれていたなぁ。
父が示す道に対してどうするべきか迷うまどかではあるものの、月のように自分自身の笑顔では輝けないとはっきりと自分の道をきめる事が最初はできずにいた。
それは単純なまどかの思い込みであるものの、そう思い込んでしまうのは自分でなにかなしてきたという実感があまりにもなかったから。すべては父のおかげだと言い切れてしまうゆえだったのだと思う。
父を尊敬するあまりっていう所がまどかでもあるんだけど、ひかる達との出会いで違う自分を知ってしまった。
湖に映るまどかは自分自身のことを知りたいというのと同時に、自分らしくもっとありたいと言っているかのようだったなぁ。
そんな迷えるまどかの道標になったのはえれな。
「そうかなぁ、まぶしいけどねまどかの笑顔」
「生徒会長のまどか、家族といるときのまどか、ひかるたちといるときのまどか、どれが一番の笑顔になれるかで進む道を決めればいいんじゃないかな」
自分自身がもっとも笑顔で輝ける道を大事にすればいいとアドバイス
まどかの笑顔をみてきて、えれな自身も笑顔を大切にしてきた。笑顔を大切にするえれなだからこそのアドバイスでもあったなぁ。
まどかと共に湖に映し出されるのは同じ世界のいるという証。
湖に波紋ができたのはえれなの言葉を聞いたまどかの心。
映像においても感情溢れる表現ができていて、アニメとしてもすごくかっちりと決まったシーンになっていた。
ガルオウガとの戦闘では、自分を捨て力を得たガルオウガに苦戦をする。
自分を捨てることで力を得ることはできる。まどかの父との共通点でもあり、ガルオウガとの戦いは父親との戦いでもあるともいえるのかもしれないですね。
自分を捨て強くなった、それに対してまどかは自分を捨てることなく強くなる。
「わたくしはみんなといっしょに笑顔でいたい。だからわたくしはもう自分にうそはつかない」
今までは父親のことを否定はしなかったのですが、ここでは自分の考えを通すために否定をしている。
尊敬し父の高みにいくまどかではなく、みんなの笑顔を大切にすることで自分のいきたい道をいく。
高みにいくことが成長ではなく、自分自身の道を決めることこそが成長。
まだ解らない世界にまどかに飛び込んでいく、その姿にはこころ震えたなぁ、
「これはひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとってはおおきな飛躍である」
そして最後にこの言葉をもってきたのが、本当に素晴らしかった。
父親の言うとおりにしてきたお嬢様が自分自身の道を決める。
これってかなり他の作品でもやってきてることなんですけど、スタプリがそれらとはまったく違うといえるのは、これまでの道のりがあり、宇宙を通してそれを感じさせてくれたからだ。
偉大なる先駆者の言葉で、まどかの飛躍を表現する。
宇宙と壮大な成長を感じさせる、本当に完璧な締め方でした。

 

 

第42話「笑顔の迷い、えれなの迷い」

通訳関係のお仕事に興味をあるものの、家族の笑顔を守るためにえれなは自分のことを優先できずにいる。
えれなの悩み自分の守るべき家族の笑顔を壊してしまうかもしれない。そういった想いを無意識に感じているからこそ、友や家族にも隠してしまえていたのかな。
まどかはそんなえれなに対して、えれながしてくれたように困っていたら頼ってほしいと伝え本心をききだす。
まどかの話でえれなが手を差し伸べたからこそというのは、二人の関係をより印象づけるものに変えてくれたし、えれまどとしての絆っていうのを感じることができたなぁ。
プリキュアになってから価値観の違う人にであった。それを無駄にしたくない」
「無駄にしたくないと思うのは、もっと新しい経験をしたいと思うから」
二人のやりとりの中で一番印象に残ったのはやはりこの部分。
今まで異星人とあってきたことがけして無駄ではないというのは、作品トータルの話としてもかなりプラス。進路において自分達の世界や友達関係にとどまらない、それはこの作品でもっともやってほしいことだったから。
それをしっかりとやってくれて、ああぁ~やっぱ最高やなぁスタプリは! っていいながらみてました。
そしてそれに続くまどかの言葉は自分的にもかなり響いた言葉。
あ、そうか、無駄にしたくないって思うのは新しい経験をしたいからなんだぁ、えれなと同じようにまどかの言葉を聞けてたなぁ。
無駄にしたくないって想い自体が、過去に向けてではなく未来へとつながることば。
自分でも知らない価値観にきずかせてくれて、スタプリほんまありがとう。
母親と対峙してからのえれなは、自分の笑顔のせいで母をこんなめにあわせてしまったことを悔やみショックを受ける。
えれなが人一倍そう思えるのは、家族の笑顔を守りたいからと思っているからで、最初変身もできないほどにまでっていうのは、えれなのショックの強さを物語るものだった。
「みんなの笑顔をまもる、だから負けるわけにはいかないんだぁああ」
えれなは家族の笑顔を守るために力をだして母を救うも、まだえれな自身の本当の笑顔をみせてはいない。
笑顔をみせないのは、まだ自分自身のやりたいと思うことで笑顔にさせる決意ができていないから。
誰かの笑顔を守り、誰かを笑顔に変えていく。次回のえれなはそんな感じになっていきそうですね。はたしてどうなるのか楽しみ。

 

第43話「笑顔への想い☆テンジョウVS(たい)えれな!」

グーテン星に到着した一行はテンジョウと対峙。
グーテン星は鼻が高くなければ認めてもらえず、笑顔の仮面の下で人をあざ笑う。
鼻が小さいテンジョウはみための違いによって差別を受けてきた過去があかされる。
えれなも人とみためが違うから差別されてきたという共通点があるのですが、テンジョウの場合はそこから救いだしてくれる人がいまだにいなかった。
仮面で小さな鼻を隠し長い鼻にしているのは、見下されたくないという思いがあるからだろう。
ノットレイダーを今回つれていかなかったのも、過去の自分をみられるのが怖いからで、そこから救いださなければ本当の笑顔になることはない。
駒ちゃん達と人をこき使うようにみくだしていたのも、人を見下すことで自分が安心したかっからなのかもしれない。
仮面をつけていた理由、そしてキャラの性格づけ。テンジョウというキャラクターの核にあるものが今回みれて、キャラとして深みが増したなぁ。
笑顔なんて仮面
自分をノットレイダー化して本心をさらすテンジョウに対し、えれなは笑顔になれない今の自分自身に思い悩む。自分も本当の笑顔にえがおになれないことを母親はきずいていて、それが足かせとなることで、テンジョウの言葉を否定できない所に強い葛藤が生まれている。
笑顔にしたいって簡単にいえない部分に、しっかりと理由があって、悩める笑顔を描いてくれた。笑顔が軽いものではないって伝わる話で、この重たさが物語りとしては心地良いね。
自分自身の笑顔に迷うえれなに対し救いの手を差しのべたのはまどか。
「えれな大丈夫、自分を信じて」
わたしを信じてくれた笑顔を信じるまどか。前回の回から引き続き、以前助けられたまどかがえれなの救いになる。この部分はテンジョウが言うところの綺麗事なんですが、この綺麗事が言えるからこそスタプリだし、友や仲間がいる意味が増す。
自分を信じることっていうのは難しい。難しいからこそ誰かのつながりが必要になる。スタプリのこういうつながりってすげぇ好き。何回もやってくれるから、なおさらね。
まどかの言葉でえれなは自分を信じ、立ち上がる勇気をもらう。
「あなたを笑顔にしたい」
「笑顔をみるのが大好き。みんなの笑顔がわたしの笑顔になる」
笑顔にすることでまわりまわってみんなを幸せにしていく。
笑顔を守りたいから笑顔に変えていくっていうのは予想していた展開通りで、胸熱でしたね。
待ってたぞその言葉って感じで、テンション高くえれなのやりとりを聞いていた。
みんなの笑顔がわたしの笑顔になる。笑顔になることで笑顔にしていくのではなく、笑顔に変えることで笑顔になっていく。相手に与えるのではなく与えてもらうって所に、今までのえれなとの違いを感じるのも素敵だった。
決意を抱き、テンジョウに勝利するもまだテンジョウを救うことはできない。
簡単には改心させず相互理解は難しいことだと伝えるところが、スタプリだなぁ。
「人を笑顔にできるってすごいこと」
「人のために泣けるのはもっとすごい」
それでも母親に本心をさらすことで、涙を流せるえれなのすごさを伝える。
現実問題と向き合い涙できたからこその言葉。
問題の解決だけが人を成長させるのではなく、悩むこともまた人の成長である。
スタプリの成長というのはただ子供が大人になるというのではなく、自分自身の信じる道を極めること。そのうえで大切なことを伝えるのではなく、訴えかけるからこそ深い感動が生まれた。すげぇよ、本当にえれなは。
そして少女は通訳を仕事にしたいと、自分の夢へ一歩踏み出す。
過去と現実、夢と葛藤、そして信じる心と笑顔。
えれなの人としての成長を伝えてくれて、本当にありがとう。

 

 

第44話「サプラ~イズ☆サンタさんは宇宙人!?」

ノリの良いサンター星人のプレゼントを配るお手伝い。
プリキュアからのクリスマスプレゼントは嬉しいもんやね。
メリークリスマスだにゃん、というユニかわいいかったなぁ。
と、クリスマスシーズン部分はかなり和気あいあいとしていたのですが、
えれなが進路を決めたことを話すシーンから胸が痛いシーンが続く。
別れを意識してみんな会話していて、でもフワのワープがあるから大丈夫だと安堵する。
すぐに逢えると思っていたものが、逢えなくなるものに変わったら辛すぎる。
特にひかるは笑顔でみんなのことを応援しているけど、内心は辛いよね。
お母さんを支えようとしていた漫画回の時もそうだけど、自分の好きよりも相手の好きを優先させることができる賢い娘であり、そこがすごい好きだけど今回ばかりは素直になっていいんだよって言ってあげたくなってしまった。
簡単に逢うことができない、でもみんなそれぞれに道を進み歩みだしていく。
ちゃくちゃくとその方向へと進みだしていると思うと、終わりをどうしても意識してしまうね。
悲しいけど、みんなが未来を決めていく姿は素敵で、その歩みをとめないでほしい。
突如現れたダークネスト様戦は、その力をいかんなく発揮。
「器なんかじゃない、ふわはふわだよ」
そんなダークネストに対抗するひかるは、ふわはふわだと良い守る。
個々を大事にし守っていく。それを大事にしているのかなぁと思ってみていた。
雲の中での戦闘、AIが助けにはいったりと、戦闘シーンもいつもと違う空気感を感じるしかけが多かった。
ダークネストだと思っていた敵の正体はノットレイが鎧をかぶった偽物。
これまで以上の強敵感が増し増しで、さらに熱くなれそうだ。
次回はひかる回。予告だけで期待値あがりすぎて、ニヤニヤしっぱなし。早くみてぇ。

 

第45話「輝くキラキラ星☆ひかるのイマジネーション!」

アバンではユニの部屋ができたというやりとり、明るい雰囲気なんだけどみている側としてはそれだけじゃあいられなかった。それぞれの道を歩もうと動きはじめている中でのできことであり、だけどまだ友達としての距離感を縮めようとしている。
あの遠かったユニが近づいているのに、もう離れなければならない。
そう思うと、こころがすごいえぐられた。
天井をみつめひとり考えるひかるというのもすごい共感できる。悩んでいる時、ただじっとみつめたい時ってあるよね。
ララとクラスメイトのやりとりは、異星人だということを公開して未来の理想の姿を映し出したかのようだった。この光景をみているひかるはとてもうれしそうで、みているこっちまで嬉しくなる。誰かと誰かが解りあえること、それをもっと広げたいと考えていたんだろうなぁ。
もしもこれがかつてのひかるだったらキラやば~っと言ってるだけで、その先のことまでは考えられていなかったんだろうけど、いろいろなことを知ったひかるはその先のことを考える。
友達をふりますでも空回りするでも相談するでもなく、もやもやとして感情を抱きながら天文台へといくのは、変わろうとしている中でひかるは変わらずにあり続けていられるからだろうなぁ。ララ達は友達の力を借りてだったけど、ひかるは友達の力を借りないのはひかるらしいし、それがすごい自分は好きですね。
信用していないとかじゃなくて、友達の力を借りちゃいけないことだと解っている。
客観的に冷静に、そして自分自身のことを信用していたいからじゃないのかな。
天文台で遼じいに対しては悩みをうちあげる。
自分が楽しければ、ひとりでもじゅうぶんだったこと。
今はララ達のことがすごくきになること。
ひとりだけとりのこされること
わたしおかしいんだってこと。
悩みを話すのは解決法をみいだしていほしいからじゃなくて、悩みを聞いてもらったうえでその悩みと向き合いたいからだと思う。
プラネタリウムの星空の下で星と対話しているからこそ、自分はもっと自分であれる。
かつてもそうしてきたことをすることが、ひかるの向き合いかただ。
自分もかなりなにかと向き合うときはぼやっと考えることが多く、ひかるの言葉ひとつひとつに感情移入していた。これほど波長があうキャラは他にいないので、なんかすごい泣けた。
別にどうこうしたいわけじゃないんだけど、もやっとしたものがあるのがなんか嫌。
でもそれが自分であって、そんな自分が嫌いでもあり好きでもある。こういうめんどくさいとこ話してくれるから、スタプリもひかるも大好きなんだよなぁ。
それに対して遼じいは、時のうつろおうともデネブは変わらずに輝き続けることを語りきかせる。遠く離れようともアルタイルとデネブのように変わらずにいるひかる達の家族。それと同じようにララ達との関係が変わっていっても、友達であることは変わることはない。
歳月をかさねてきた遼じいだからこその説得力ある言葉で、今のひかるに刺さる言葉だった。
それと同時にスタプリの別れとも密接にかかわる話しでもあるのかなと自分では思っている。
時間や場所が離れていても変わらずに輝いてる、ひかるやこの作品との別れはもうすぐ来るのだけど、自分にとっても変わらないでもあって欲しいね。
VSカッパード戦はカッパードは自らのゆがんだイマジネーションを武器に戦いを挑む。
人はゆがむ、人はかわる。
カッパードのいう恐怖は今のひかるが感じてる恐怖そのもので、その圧倒的な力にスターは押されていく。どうしようもなくカッパードが敵として感情をむき出しにしていく姿はいつだって敵として持っていて欲しいものもっていて、それが今回はさらにひかるを追い詰めるものになっていた。
カッパードは友好的だと思っていたものがやがては友好的ではなくなったことに、増悪している。ひかるのことを綺麗事だと言い続けてきたのもその現実を知っていたから。
なぜそれほどまにっていうのが解るカッパードの過去話も展開されて、さらに敵として深みがでていたなぁ。
カッパードの猛攻に対してひかるは強くでれないのは、まだ変わっていくことに恐怖することに向き合いきれてはいないからで、表情芝居のみで伝えるところに生々しさがある。
ハイライトが消えるっていう演出をひかるが絶望的な演出のときにされることが多いのだけど、
今回それがなかったからこそ無力さと悔しさにじみでている画づくりだった。
ひかるの感情にあわせて、なにをどう伝えたいのかが伝わるっていうのはすげぇ良かった。
そんな悔しさと無力さを感じるひかるを守ったのはララ。
「わたしらしくしてても理解しあえるとひかるは教えてくれた」
変わらないことに迷うひかるの悩みを打ち払うのではなく、変えていったことを伝えることで今のひかるを肯定する。
「ひかるはひかるルン」
過去や未来ではなく、今のひかるがあるからこそひかるはひかるでいられる。
ララはララだよ、と言ったアンサーであり、変わらないままでいることの象徴。
スタプリはスタプリであるからこそ、大好きが大好きなままでいてくれる。
変わらないからこそすげぇ感動できた。本当好きだよ、スタプリのこと。
ララの言葉をうけ、デネブのように変わらない輝きを胸に、ひかるはスターとなりトウィンクルイマジネーションを輝かせる。
「わたししりたい、宇宙のこと、みんなのことをしりたい」
「それにあなたのことも知りたい」
「あなたの輝きを知りたいの」
「わたしのことを知ってほしい。こわがらないでほしい」
未知なるものへと探究心そのものが救いの手になっていく。
怖さを超えた先で知ることこそが解り合う道となる。
みんなではなく一人でゆがんだものを受け入れて戦う姿に、ひかるがひかるのやるべきことをやっているんだと圧倒されながらみていた。
プリキュアとして仲間と一緒に、そうしないのはいつも一緒とはかぎらないから。
一人で向き合う強さ、そして自分が自ら望むことを恐れない姿に感動したなぁ。
戦いが終わり、手を差しのべるひかる。
解り得えずぶつかりあった相手と解りあうための第一歩、自分から手をにぎるのではなく握ってもらうことにいみがある。強引ではなく相手が理解を示したうえでの一歩が重要なのだから。
ひかるがひかるでいること、この作品がこの作品らしくあること、そのすべてが詰まっており、変わらずに好きなままでいさせてくれる、そんな好きを超えた感情を与えてくれた回でした。

 

第46話「ダークネスト降臨!スターパレスの攻防」

VSノットレイダー総力戦。
儀式を行うふわとプリンセスを守り戦うプリキュアと星空連合、
力を制御できず歪んだイマジネーションを増幅させて戦うノットレイダー。
お互いに戦いあう中でプリキュア達はトウィンクルイマジネーションを輝かせることで宇宙すらも自由に駆け回る部分がまず印象的。
宇宙とは不自由な場所でそれゆえに身動きがとれないはずなのに、想像力があるから宇宙すらも味方にしてしまう。戦い方のスタイルまでも変えてしまうってところまでいけていて、意味合いとしてもアクションシーンとしてもすげぇ楽しめたし感心した場面だった。
対するノットレイダーはというと、力を星制御できずのみこまれていく。
力に頼るばかりに不自由になっていくのがプリキュアとは対照的。
想像ではなく幻想だとプリキュアにいいながらも、とらわれている自分達の力そものが幻想であって、みてて痛々しく感じたなぁ。
敵に対して感情移入してしまうのは否定的な部分だけをみせるのではなく、どうしようもなさをみせつけてくれたからだと思う。敵っていうのとはなんか違う、ひかる達と同じ目線になれるとこがすげぇ良かった。
激闘は続く中で戦いの中にわって入るひかる。
「みんなもうやめて」
戦いを仲裁するという部分はすごくプリキャアらしさをだしつつも、その主張はひかるのひかるだけの主張だ。
宇宙をわたさないとか、宇宙を守るとかそんなのおかしいよ
宇宙にはいろいろな人達がいるんだ
みんなそれぞれ想いや考え方も全然違う
そんな人たちがたくさん、たくさん、いるんだよ
この宇宙は誰かの宇宙じゃない
みんなの宇宙でしょう
このひかるの言葉を聞いて、嬉しくてすごい泣けてしまった。
ひかるとわたしは別の世界の人で、アニメのキャラクターといういちづけていて、でもそれが違うんだよって言ってくれたから。
すごい拡大解釈だとは思うけど、それぞれの違いを認めてくれて、認めてくれたからその場所にいられる、そんなきがした。
作品内のひかるの主張としても、これまで出会ってきた出会いそのものが武器になっていて、みんなの宇宙っていう言葉こそがひかるの目指すべき世界なんだろうね。
倒すじゃなくて、それぞれの違いを認めることで立場も主張もこえていける。
多様性があるからこそ、自由に広がっていくってとこがスタプリらしいなぁ。
ダークネストの正体が判明って流れで、13番めのプリンセスつうのは予想してないというか、予想しうるような情報がなかったので、ここで要素を追加していくことにどんな意味があるかをまずは考えた。
プリンセス側は今までほぼ描写されていないブラックボックスなんだけど、とりあえずこの世界を想像した人たちだということが今回判明している。
そのなかで蛇使い座のプリンセスだけは、想像力が忌々しいものだと思い、宇宙すらも消しさろうとしている。
 予想としては想像力があるから争いがうまれる。だから消すって感じなのかな。
 自分が存在してはいけない13星座っていうのもあって、はみだしものってとこもきになる。
 まぁ最終的にはその相手のことを認めて、みんなで宇宙を想像していくって感じにはなってきそう。
 ここに来てまた新たな要素、そして一致団結しなければいけない状況。まだまだ先がきになるスタプリ。ほんとうすげぇ楽しみ。
 ああ~でもちょっとお別れのことも考えないといけない。怖いけど、怖くない。たぶんそう思えているはずだから。

 

第47話「フワを救え!消えゆく宇宙と大いなる闇!」

ノットレイダーとの共闘、そして明かされる真実。
怒涛の展開にうならされた回でした。
今まで戦ってきたノットレイダーとの共闘、カッパードはひかるとララがつくるおにぎりを食べ、テンジョウはえれなにお礼を、アイワーンはユニといちゃつき、ガルオウガはまどかになぜ許したかを問う。
それぞれの協力の関係のありかた、それをみているだけでもほっこりできてしまう。
ぶつかりあってきたからこそ今があって、共に歩める。
ただ前を向いて歩きたい、
まどかがガルオウガに応えた言葉どおりの世界がそこにはあった。
いやぁしかし、カッパードはまじでうらやま。ひかるにおにぎり食べさせてもらえるなんてよぉおおお。あ、でもいい、それでいい、それがいい。
めちゃ仲良くなってて、めちゃ嬉しかった。
宇宙空間の戦闘では、プリキュアを送り出すためにノットレイダー達が奮闘。
仲間達とよべる間がらになれたこと、それこそが宝物ように感じられた。
さて、それとは別に展開される、うつわとふわ、プリンセスと創生の物語。
へび使い座のプリンセスが悪者! って感じだけではおさまらず、
正義を行使する12星座がわにも異議を唱えたくなるものにもなっていた。
ふわを道具じゃない、ずっとひかるが言ってきた言葉。
それをぐちゃぐちゃにひねりつぶしてくるのが、味方であるはずの12星座のプリンセス。
宇宙を救うためなら、ひとりの命はどうでもいいんで。
みたいな感じだったのはさすがに腹がたつし、ひかると同じようにきょとんとしていた。
でもさ、それってすげぇことでもあるんだよね。
味方だろうがなんだろうが、悪いことは悪いとちゃんと表現できている。まったくそこに逃げがなかった。それはララのクラスメイトの時と似ているね。
逃げなかった、今回それを改めて感じられてこの作品のことを好きでいてよかったと心底思えたな。普通の作品逃げて、とりあえず気持ちいいとこおさまるもんで。
めちゃやりたいことがあって、それぞれにそれぞれの正義がある。
12星座のプリンセスも歪んだ正義だけど、けしてそれは間違いでもない。宇宙を救うことも大切だから。
でも、でも、ふわがあまりにもかわいそすぎた。
こういう感動のさせかたは卑怯だよ。
守ると決めたのに守れない姿をみてめちゃ泣いた。
道具ではなく一人の生命としてみんなを守ってくれたふわ。
でも犠牲のうえになりたつ平和なんてもんはいらない。
プリキャア、ひかる達、まじで頑張れ。頑張って救ってくれ。
次回、どうなるのかきになる。すげぇ楽しみ。ああ~終わってほしくないよ!

 

第48話「想いを重ねて!闇を照らす希望の星☆」

スタプリ、大好きだぁアアアアアアアアアアアア。
めちゃ感動したし、すげぇやって欲しいことをやりきってくれた回だった。
みんなのイマジネーションが奇跡を起こし、今まで体験してきた出来事が支えになっている。
今までスタプリで観てきたものの一つ一つが星座のようにつながっていくのをみるだけですげぇ高揚した。
孤独の中でふわを守れなかったことを悔やむひかるのもとに集まるみんなのシーンは、泣くしかないって感じだった。変身シーンの歌を歌うとこもやばくて、映画を思い出すシーンでもある。
いっしょになって応援して、みんなで想いを重ねれる。
あそこに自分もいていいって訴えかけてくれて、本当に嬉しかった。この歌もまた忘れられないものになっていくだろうね。
プリキュアになるための歌でイマジネーションを輝かせてなりたい自分になる。
それは奇跡ではなく、自分の想像力でなりたい自分を描いていくということ。
蛇使い座のプリンセスとの戦いのなかで、プリンセス達から与えられたものでも、今は自分達のイマジネーションとして成長させてきた。
そう言いきれるのは今までの出来事があってからで、みんながみんな輝けていたからこそ想いをぶつけられたんだと思う。
みんなそれぞれ違うっていうのがすごい自分は好きなので、それをここまで肯定してくれるってだけですごい嬉しくなる。今までもずっとそうだったけど、今回はよりそれぞれの想いをぶつけてくれた。それがなにより嬉しかった。
蛇使い座のプリンセスのイマジネーションをみていみたいと言ってくれたとこ、あああああああスタプリだぁアアアアアアアアって叫んでた。
知りたい、みてみたい、そうやっていつもたくさんのことに触れてきた。
それがたとえ敵同士でも、宇宙を滅ぼそうとしても変わらない。わかりあうために、わたしたちは変わらない。それこそがスタプリだもんあ。
「イマジネーションは消すよりも、星みたくたくさん輝いていたほうがキラやば~っだよ」
そしてなんといっても、きらヤバ~っだよ、ってひかるがいうとこすげぇかわいいかった。やさしげな声音なのがすげぇいいし、もっと前向きになれる言葉だった。
みんなみんな星のようにイマジネーションを輝かせて欲しい、それがひかるのこたえで、それはいつだって変わらないんだろうね。だから自分はひかるのことをいつまでも好きでいつづけられるんだろうな。
儀式により戦いは集結。倒すことでもなく、闇を消し、蛇使い座のプリンセスは生かす。
ここで蛇使い座のプリンセスが簡単に改心しなかったとこにすげぇ意味があると思う。
蛇使い座のプリンセスの闇っていうのは、人間や他の宇宙人達がもっている闇が根源となっていた。それって簡単に消せるもんでもないし、たぶん消していいものでもない。向き合って乗り越えていくものだから。
だからこそ、蛇使い座のプリンセスはそこにいる。そしてずっと見守っている。
それが蛇使い座のイマジネーションなのかな。闇をかかえているからこそ星は輝けるので。そのありかたもすごい好きだ。
そしてふわが戻ってきてくれて、本当に良かった。
道具として生み出されたふわだけど、命をもち、そしてイマジネーションを輝かせたからこそ新しい命となって蘇ることができた。
素敵な奇跡は、みんなの想いが重ねることができたから。
奇跡の力で出会わせてくれたふわを、今度は育み育てるために力を使う。それも素敵な奇跡です。奇跡を否定するのではなく、肯定しているとも捉えることができた。
ララとユニのお別れのシーンは、涙でいっぱいに。
別れたくないって想いはぎゅっと拳を握るひかるが一番思っていることで、
それでもその手でララを抱きしめることなく、涙をうかべながら自分の力だけで宇宙へ行くこと誓う。
ずっといたい気持ちではなく、自分達の力で出会うことこそを優先する。
その姿に前向きにさせてもらえたし、そんな決意をしてくれたことが嬉しかった。
最後の最後まで、スタプリはいつだってスタプリ。本当に素晴らしい回をありがとう。
残すは最終回、お別れしたくないけど、お別れはしっかりできそう。
だってひかるたちがしてきたことだ。前をむいて、自分のイマジネーションを輝かせ、最後を見届けます。

 

 

第49話「宇宙に描こう!ワタシだけのイマジネーション☆」

変化と成長を経て、会いたい気持ちが星座にようにつながっていく。
新時代へのプリキュアへのバトンタッチと感動のエピローグがつむぐ、最高の最終回でした。
まずは夢パートから。ここは主に最後のプリキュアとしての戦いと新時代へのバトンタッチとなっていくわけですが、プリキュアになれないことがなかったことになったりと都合の良い世界で構成されている。みんなといることが幸せ、そんな夢の世界なのですが嬉しくなりきれないのはこれまで苦しんで道を歩んできた彼女たちをみてきたからだ。
こんな楽しい世界があってもいいかもしれない。けどそれは夢の出来事。
ひかるの中にある思い、この夢をひさしぶりにみたということは、それだけ会いたいという気持ちを強くもって15年間生きてきた証でもある。
15年、その期間本当にあえるか解らない人のことを思い続けるのってどんなに苦しかったのだろう。それを思うだけで、すごい泣けてしまった。
のどかとの出会いも次なる未来へと託されるプリキュアの伝統で、はなからひかるへ引き継がれた時のことを思い出して、ああ、成長したんだってすごい思えた。
プリキャアになれるって夢のような出来事だけど、その夢も大切なもので、その夢が引き継がれていくことはすごく感慨深いね。
エピローグパートは、サマーン星にキラやば~☆が流行ったりおにぎりが朝食ででてたり、ララパートはひかるの与えた影響がメインになっている。ひかるがいたからいろいろなものが変わった。決めつけの自由な世界へ、いいよね、それもキラやば~☆世界で。
あの頃のロケットを大切に使っていたりと、ひかる達との思い出を大切にしてきている描写もひかると同じだよね。ひかるのような髪型は言わずもがな。
こんなに遠く離れていても思いあえる、本当に素敵な関係だなぁ。
アイワーンとレインボー星人が和解、オリーフィオの復活、ユニパートはアイワーンの原罪が許され、ともに歩んでいく姿をみせてくれた。
ともに発明してい自分たちの力で星をより良い方向へ。あれだけいがみあっていた二人は親友とはまた違うパートナーの形になっている。
ノットレイダーたちの星にさくらが咲き水が湧き出る姿になっていることも、たとえ悪意をかつて放っていたとしても、やりなおすことができる象徴になっているように感じた。
ひかるが目指したみんなの宇宙。その夢が叶えられていったんだなぁ。
そして地球に残ったえれな、まどか、ひかるは。
あの時会う誓うを果たすためにそれぞれの道へ。
ロケットを飛ばすプロジェクトを進め、通訳でそれをみんなに伝えていく。
ひかるをささえるえれなとまどかは、支える側であって、そういった人たちがいるからころ夢は叶えることができる。誰もがいてもいい、そこにみんながいるのいいよね。
えれなの父が総理になったりと、まどかに感化されているてんもみのがせない。
天宮ファミリーが変わっていないのもいいよね。変化のなさもまたその人なりの生き方だから。
そしてひかるは宇宙飛行士のパイロットに。
観星高校で同好会でのみんなへの寄せ書き、たくさん友達ができてたくさん好きを語りあったと想像するだけですごく幸せになれる。自分の好きに向かい合ってくれる人をみつけられることって幸せなことだから。
学業も頑張って大学もでて、すごい努力したことを感じれるのもいい。
だけどあの時のひかるも残っていて、それが夢にでてきた。
えれなとまどかに、みんなといる絵を送っているとこ。あの時の想いはずっと変わらないことを伝えているようでもある。
そして会いたいと、遠く離れて想いあう。
それぞれ遠く離れていても想いは一つ。それは奇跡じゃない。必然だと思えるほどに。
発射シークエンスは一緒になって叫んだ。かつてかかわった人たちも参加してくれて、みんながいるからここまでつながっている。それが最高に嬉しくて嬉しくて泣けた。
宇宙空間に飛び出し、ふわの声をきく。
ひかるだけが知っているこの声、その光のさきのみらいはキラやばー☆な世界のはじまり。
夢を自分たちの力でなしとげ、そして星座となりつながる。
みてきて良かった。ここまで幸せな気持ちにさせてくれてありがとう。
制作に携わったスタッフの方々、たくさんの価値観を教えてくれたスタプリチーム、
そしてたくさんの想像力を与えてくれた大好きなひかる、
今まで本当にありがとうございました。