うさペンの館

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アイドルマスターシンデレラガールズ 17話 感想 『姉妹がみつけだしたもの&あんずちゃんの最高の仕事』

アイドルマスターシンデレラガールズ 17話 感想

『姉妹がみつけだしたもの&あんずちゃんの最高の仕事』

 

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アバン
城ヶ崎美嘉の靴。

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ガラスの靴などではない、ボロボロの靴。
彼女がいままで歩んできた道と、現実のなかで今もまだあがいていることを示す。

 

 

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売り上げの数字がみえている。当期は上がっている。

ギャル系ではない路線通りのこと美嘉にさせ、美城常務は成果をあげる。

口はだせないよね、数字では。美嘉の実力ともいえるが。

 

個性にあわせるやり方が美城の名にはふさわしくない。
美城さん自信も個性をだしてるような裏返しにもきこえる。
「美しい城にはそれにみあうお姫さまを」
アイドルをつくりだそうとする美城常務。個性をつくりだそうとは本当に真逆だ。

 

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Pの靴もすり減っている。もがきあがいて仕事をとっている。

お城でかまえている美城常務とは決定的に違うな。

 

とどきら学園
学校の教室という設定のバラエティー番組。週一。
Pの努力の結晶だな。
先生役
きらりちゃん、十時 愛梨さん
生徒役
みりあちゃん、莉嘉ちゃん、その他キッズアイドル
あんずちゃんもいれたらよかったのにと、真っ先に思ってしまう。

いやまあ路線が

 

赤ちゃんに、かまいぱなしのミリア母親。
自分の頑張っている姿もみて欲しいけど言い出さないミリアちゃん。
言いたいけど、いいださない。姉とかぶるなー

 

莉嘉がテレビででること嫌みをいう男子。そんなかまってもらいたい困ったボーイに
「セクシー派カリスマギャル」をみせると莉嘉がいう。
姉さんみたいになりたいて言葉でいうとこうなるのか。文章だとイメージが違ってみえる気がするかな。

 

幼稚園児の服装に不満な莉嘉。

自分のなりたいキャラになれない。姉と同じように悩むか

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莉嘉の足元をみせるカット。そのあと潤んだ目になる

なりないものになれない自分のいらだち。けれどそれを圧し殺している
姉とここでも重ねてくる。うまいなー

 

「だったらやめちゃいな」
美嘉はわがままを本当は言いたいけれど、わがままをいっているのが許せないか。

ここまで普段いわなさそうだし、そうとう美嘉姉も追いつめられてるんやな。

B

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「なにをきたって自分は自分なんだから、服なんてなにきたっていいじゃん」
あんずちゃんの服みてるとほんとそう思うわ。
でもこの話の視点の切り替えも上手い。なんかすげえ“仕事”してるよ。

休暇をあげたくなるな~

 

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それぞれ違う指をみて、あんずときらりの言葉をつぶやく。
自分らしい工夫をすることを、二人の個性がきずかせるか。いいね~

指のカットのタイミングできずくのもいいね。うつめいているの、それぞれ違うということを同時に表現している。

 

美嘉とミリアはお姉ちゃん同士の同じ悩みを話す。
「じゃあ美嘉ちゃんも辛いことがあったら絶対わたしにいってね」

美嘉の表情がぼんやりとする。けれどそれをごまかすように笑顔になり覆い隠そうとする。

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だけど風がふいてその雲をとりはらい

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美嘉が涙を流す。心地良い演出だ。

 

「お姉ちゃんだって泣きたいときあるよね」
泣いている美嘉をミリアが抱き締める。
この時のおPのアレンジのサビの入りが絶妙。

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背中で抱き止めるカットで両者の表情は写らない。みりあも泣いているのかもしれないね。

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暗かった灯りが光が灯り

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開けた空がうつる
王道演出の連続が気持ちいい。このシークエンスみごとな演出だった。

演技も素晴らしかった。

 

園児でも自分らしさを出す莉嘉。

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それに感化される美嘉が個性を出すことで自分の道をみつけていくと決断した時

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時計の針が動き出す。いいねー

 

わがままではない、それぞれが自分をみいだしていく。
姉妹の話を軸として、三人が呼応していくよう自分を見つけていく展開がテンポよく続く。王道の連続で話と演出ともに無駄がないすばらしい回だった。

 

しかし今回のMVPは地味にあんずちゃんなのだと個人的には思っている。

もし彼女が仕事をしなかっから、梨嘉も美嘉も自分らしさにきずけなかったかもしれない。ありがとう、あんずちゃん。

だけどね最後のカット写ってないんだ。

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なんでや!

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「べつにいいじゃん」

そんな声が聞こえてきたよ、俺の脳内だけに。

影の立役者はなにも語らない。本当最高の仕事をしたな~