のんのんびより りぴーと 12話 「一年がたった」 感想+総評
のんのんびより りぴーと 12話
「一年がたった」 感想+総評
妖精さんになって、ブォォン!
今日もまったりとした日常を感じられると思えるアバンだ。
OPに入ると今日が最終回であることを思いだし、なんとも淋しい感覚にとらわれる。
短い期間だったけど彼等と過ごした時間が充実したものだと改めて感じた瞬間だった。
おちゃ目さんで脱走しちゃいそうなうさ様きたああああああああ
えーでもすぐ変える。そんなまだ来たばっか、というか始まったばっかりじゃん!
だがわたしの思いとは真逆にうさぎを小屋を離れる二人。
もうちょっとだけみてたかったが、尺先生もあることだろう。
悔しいが受け入れることしができなかった。
伝説の剣
定規
教室
プール
ほたるんが一年を振り返るのと同じように、視聴者も一年を振り返ることができ、
時の流れを短い時間で感じることができた。
たけのこ取りをみんなでする流れに
たけのこの家を壊したらどうしよう。
この発想は実に子供らしい。病気になったり、壊れたりというのは
敏感な子はいるからなぁ(体感だけどね)
たけのこさんにこまちゃんとれんちょんが呼びかけるのもかわいらしかった。
ひかねぇとなぁつんとペチは、たけのこ取りの競争をはじめ、
コミカルな流れがふわんとした所にうまく突き刺さった感じでバランスがとれた話だった。
川にとびこんだほたるんがみた景色を今度は4人でいっしょにみる
時の流れを感じる彼女たちが、時の流れを感じさせない雄大な田舎の風景との違いがほっこりとわたしの胸にささったシーンでした。
このままの位置での芝居が続くという、のんのんびよりだからこそ意味のあるシークエンスだった。
彼女達と一緒になってじっとしたまま日向ぼっこをしてもらいたい。
その意思が形になっていて、すばらしかった。
出会いと別れをつげる桜。ここまで来るとなんだかうるっとしてしまった。
同じ時を傍らですごさせてもらっていると感じたからかもしれません。
まったりお花見をみれることに幸せを感じながらの締めくくり。
暖かい幕引きに感動というよりは、ほっこりとしました。
のんのんびよりらしい最終回でした。ありがとう!
総評
全体的にゆったりとまったりした構成をしつつも、
コミカルなしぐさや言動がギャップとなり笑いを誘う。
これを基本としたテンポの良い話が続きあきがくるということは一切なかった。
演技における点ではひかねぇが個人的にはしげきとなり、
場の空気を支配してしまいかねないほどの演技がすばらしかった。
もちろん間をおいた演技をどのキャラも行い、のんのんびよりらしさを生み出していた。
作画というよりも、作画されるものがどれも真新しいもので。見たこともないものがアニメでみることができ、キャラクターの反応と同じようにわたしもついついわくわくしたものだ。生き物の息吹を伝えることに注力していたとはつけ加えておこう。
田舎ならではの風景、隣人の距離の近さというのはどの作品でもあじわうことができず、それがこの作品の原動力の源であったのはいうに及ばない。
家族のあたたかさ、期待するまなざし、無邪気な遊び心、大事にしていた思い出、それぞれの話が彩る思い出がのんのんびよりたらしめるものが、ひょこりと自分の中にあったものをきずかせてくれるアニメだった。
のんのんびより りぴーと、ゆったりまったりとした素晴らしいアニメだった。