うしおととら(TVシリーズ) 23話 「永劫の孤独」 感想
うしおととら(TVシリーズ) 23話 「永劫の孤独」 感想
九印ととらとのぶつかりあい。
うしおは力がなくとも石を片手にぶつけ槍がなくとも立ち向かう
武器ではないうしおの強さを今一度しめすことで、エレーザルの鎌をあつかうものへの対比になっていた。
「みんな獣の槍をこわすため、あなたのためじゃないわねぇ」
白面のつかいがキリオをあざける姿は不気味そのもの。
一枚の絵だけで印象づけるのに十分なほどの力強さがあった。
槍が呼びかけに答えうしおのもとに戻えい、人質をとられるがやりの力で救い出す王道展開は盛り上がれるどこまでも人を見下し、人の心を利用する白面のつかい。だからこそなぎ倒して欲しいとおもう力がつよくなるなぁ。
自爆技を使用するという時間のない緊張感をつくる展開によピンチ演出も手広くいれて場の緊張感の継続につながっていた。
この後に及んで白面の使いはキリオの心を利用して助かろうとするが
うそをつく母さんがゆるさず自ら止めをさす。
信じてしまったゆえの暴走をしつつ、自分の心を制御できないキリオはどうしようもなくまだ子供だった。
だがはじめてしったぬくもりをこの手で斬るのが最初の役目。
伝承者になったキリオの宿命でありけじめをつけさせる悲しい展開ではあるが
彼の成長とこれから白面のつかいに挑むためには必要なことだといえるだろう。
子供の未熟さにつけこまれる。キリオがいることによる生まれた展開は暗い一面ばかりをみせるものだったが決着のつけかたとしては満足のいくものだった。