ご注文はうさぎですか?? 10話 「Eを探す日常」 感想
ご注文はうさぎですか?? 10話
「Eを探す日常」 感想
緑ちゃんは青山先生
緑ちゃんが誰かという謎をちらつかせながら、部活のスケットを代わる代わるすることで、多種多様なリゼを堪能できる話運びはかわいさやりりしさうまく抽出できていた。
ポニーテールというのもりりしさを伝えるもの。重さや質感を感じられる画面になっておりその良さが解るものだった。
憧れのリゼ先輩のすべてがかわいい。シャロの眼差しというのも合わさることで魅力的なリゼが引き立つながれになっており、その眼差しにうんうんとうなずけるようになっていたのが良かった話だといえるだろう。
むしとり少女落胆劇。
お誘いしたけどすねるココア。それをみんなで呼び掛け出てくるという、ストレートな話。
そんな話の中で大切にしていたのは、ココアの陽気さと落胆をどう表現するか。
シビアに落ち込ませませず、あくまで軽めに。低くうねるようなココアの声はあくまで不気味な妖怪、チノちゃんの「あーそーぼー」は緊張の色が感じられ、上手い演技で上手くバランスがとれていた。
ココアは着替えをしてすぐ飛び出した所からこの状況すら楽しんでいたのは明白。扉越しで演技をして驚かせようとしている姿を想像してみるというのもありかもしれないと思えた話だった
「好きなだけもふもふしていいから」
そんな素敵な言葉があったんですか!!とおもわず脳裏によぎったのが印象的。
凛々しさと子供ぽっさ。異なる二つの話を上手く反映しきった丁寧な画面作りがよく、満足度が高いもの。作品にあわせた自然なやりとりをコントロールしきれていた回だったといえるだろう。