対魔導学園35試験小隊 12話 「限りなき願い」 感想+総評
対魔導学園35試験小隊 12話
「限りなき願い」 感想+総評
「だがわたしは今をともに生きてくれているものたちが危機にあるというのなら、お前を受け入れることもいとわない、すべてをかけて戦おう」
タケルと仲間のピンチに桜花が変身をする。
「ぶち抜けヴァンパイア」
パイルバンカーやブーストでの攻撃はロマンがあっていいねぇ。
かっこいいともかわいいともいいずらい、魔女ぽい感じでした。
駆動部分の回転が好み
盛り上がった変身というよりも、その決意をようやく決めたんだなぁという感じでみていた。
タケルにだけは背負わせない。
いままで救ってもらったからという流れは王道でいいですね~
「これよりミスティルテインは異端審問官の管理下を離れます。神狩り化起動いたします。起きなさい神殺しの時間です」
タケルが神狩り化し桜花の力を吸う。
一人でいくなという仲間の説得を聞かず、キセキのもとに。
神狩り化を決断したときの台詞回しが好き。
普段の会話もそうですが言葉の選び方のセンスがよかったです。
結局一人背負わせてしまうというのはタケルゆえ。
だったらわたしたちも聞かない。
道を空けるために加勢して、なにがなんでもついていくという風にしたほうが
今までとは違う変化がより強調されたとは思う。
ただこの展開でも話が進行するので良いとは思うけどね。
そしてなによりマリちゃんが桜花を支えるというシチュエーションが俺得すぎた。
もうねこういうのさらっとやってくれて。最高だわ!
「俺は仲間のことも、妹のことも、自分の命をあきらめない」
死にたいという気持ちもあるが、生きたいという気持ちも本当
事故矛盾で崩壊しはじめる
ラグナロックエンチャントによる、ヤマタノオロチ
どう強くなったのかかわかりづらい攻撃だった。
どうにかなるか解らないという身体的な異常を髪色と顔の刻印でしか表現しきれていないのと、魔女狩り化と神狩り化が区別のつかないものと感じた。
これは話のせいではなく明らかにアニメ側が頑張ってあげるべき所。
最終回の見せ場であったのでしっかりこなすべき所だった。
無理があることを差し引いてもこれだけは残念。
「お前が背負うもの、わたしたちにも半分背負わせろ」
カナリアちゃんやタケルの父親の草薙オロチの顔みせしつつ
これからはわたしたちも背負うしつつ、俺達の戦いはこれからはEND
ひとまずキセキの暴走おさめて、なにもタケルの身にはおこっていないという感じで
どうにかなってしまうという雰囲気のわりには、平坦な終わりだったのかな。
総評
個性を確立したキャラクター達のやりとりが非常に楽しい。
会話における台詞回しがスムーズでよくできていた。
特に桜花&マリちゃんはテンプレをゆくツンツンコンボぷりはかわくて面白い。
みていて微笑ましい二人だった。
話は設定が設定を邪魔をしていたために、シリアスにもなりきれないどっちつかずな感じに。学園という設定を上手く活かしきれていないばかりが、そのせいで変に主人公達がぽわーんとした存在になってしまった。
サービスシーンはあってくれて嬉しいけれど、やらないといけない感じがひしひしと伝わるもの。自然な感じをだして欲しかった。ラノベだからで流してしまうのが普通なんだけど、今作はそうじゃないほうが良かった。
また斑鳩の話のときのドラゴンの登場だったり、ボーンデッドの登場のしかたが、スパロボやテイルズみたい。それが悪いとは言わないが、ゲーム的なイベントが物語では浮いてしまうと感じた。どうしても導入のしかたが雑にみえてしまったのはおしい所。
対比関係にあったりと全体の構成自体は、うさぎ回以外は悪くないとは思う。
アニメとしてはぱっとしないというか、雑な所が目立った。
展開は早くしないと解るが演出しきれていない感じ。
多少しかたないともいえるが、せめて最終回はかっちりしてほしかった。
1話のドラグーンとの戦闘
二話の
「ツェペシュレイン」
10話のバイクでの追走
良い所はあった。そこは素晴らしいと思います。
また作画が極端に崩れているのは少なく、それも良かったです。
うさぎ要素はうさぎちゃんとマリちゃんで二重に完備。
なかでもマリちゃんがうさすばらしい。
うさちゃんポーズしながらぐぬぬするマリちゃんがうさかわいすぎたり
マフラーをペンギンのフリッパーのようにして
うさペン化したのが素晴らしすぎました。
楽しくて原作買うぐらいに好みで不満はだしたくないけど、だすしかないみたいな複雑な心境。
4話の戦闘は詠唱しながらやって時間の経過を感じさせてほしかったりとか、桜花ちゃんのあんぱんはむはむみや心理描写でぐってきた所を、敵、理事長、1話以外のドラグーン関連を削ってでも追加して欲しいとか、最後に吐き出しとこ。
『対魔導学園35試験小隊』
物語の根幹にある設定やキャラの配置はおもしろいけど少したりない、試験小隊のような未熟さはありましたが、それゆえに可能性がいくとおりにもある、磨けばもっとよくなるといえる良い作品でした。
制作に携わったスタッフの方々
うさ満足させてくれたマリうさぎちゃん、ありがとうございました。