無彩限のファントム・ワールド 11話 「ちびっ子晴彦くん」 感想
無彩限のファントム・ワールド
11話 「ちびっ子晴彦くん」 感想
おねしょた回。
舞先輩のあふれんばかりの母性発揮というより、子育てに苦労するママさんという形で描かれる。
不安な晴彦をおちつかせたり、ぐりぐりしたり、悩みを聞いてあげたり、遊んであげたり、この状況だからできるシチュエーションは全て暖かい。いくらでもエロい方向とかに描けそうなものだけど、今回はそんなこともせず健全さを一心にだしていた。
こちょこちょとかは、少しニヤっとできましたけどね。
それが物語全体の雰囲気、母親である舞先輩の根底を壊さず、晴彦の叶えたかった思い出に切実に向きあわせていたと思う。
アニメとしては寝てるとき鼻から水玉だすのが懐かしい表現かなぁと。
また3話のクレしん顔に続いて今回はぐりぐり。
最近はみない表現が多様されていて、それが印象的。
またサンドマン戦の土埃も素晴らしかった。
偽りの思い出。その記憶は舞先輩にしか残っていない。
思い出の残り方は今まで話とは違い切ないもので、子供と母親の関係と似ているようにも思える。
子育てに苦労した記憶は母親に残っているけど、子供にはあまり残っていない。
幻想と現実が入り混じった素晴らしい話でした。