うさペンの館

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うしおととら 34話 「とら」 感想

うしおととら 34話 「とら」 感想

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シャガクシャの過去への旅。
呪われた子と恐れられ憎しみを背負っていきていた。
憎めば憎むほどに強くなる。まるでそれは白面の者と同じ。
しかし違うのは誰かを救いたいと思ったりできる所。人としての心。それが残っているかいないかだ。
うしおは母のやさしさに触れた時のように自分達だけが助かろうとする。
そして迷い選択しまた憎む。うしおが白面の者と対峙した時とうりふたつだった。
白面の者との因縁をと同時にうしおと共通する部分を掘り下げる。
いままで二人は一つで戦ってきた彼らではあったが、ここにきてさらに過去との結びつきすら強くなる。破れさったこの段階でもう一度立ち上がるために、これからとらが白面の者と再度対峙するための種を撒いた回だといってもいいくらいだ。
「同じ土を掘り起こすにしても、剣を持ってただ掘り起こすのと、植物の根が土の間を掘り進むのとでは違うでしょう。同じく土を痛めてもやがて種は実をつけます」
今回堀りおこした事実は間違いなく後者。土のように根深く深い過去。それがどんな風に芽吹くの次回楽しみだ。