うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

orange 1話 「LETTER01」 感想

orange 1話 「LETTER01」 感想

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未来のわたし、後悔しないでください。
ひっこみ事案で好きなものを好きだといえないなつが主人公の、スーパーリア充ラブストーリーのはじまり。
転校生の翔るからしてイケメンで、今回登場したキャラのコミニケーションの取り方からして全員リア充
うるさすぎる感じとか、スポーツでかっこいいとか、作品の方向性はそっちにあるんだなぁと感じます。キャラデザも生ぽいしね。
作られた偶像の反応ではなく、リアルなな感じ。その雰囲気というのはでていました。
さて今回そんなリア充すぎるリアルワールドのなかで、ふいに飛び出したのは未来からの手紙というリアルじゃないもの。これがいい形で物語にアクセントをもたらしてました。
過去のことって誰もが後悔するよね。誰もがしてみたいことって感じで、共感できる。
その中に書いてある内容は大体翔る君のこと。つまりは翔るラブ。
翔るのことが好きだって手紙のなかで公言したり、それを純粋に受け止めたりこの一話というだけでその方向一直線に進んでいました。横道にそれないで作品の方向性がわかるというのは純粋に試聴しやすいです。未来のことで後悔するのは翔る君なんやなぁということで想像できるのも楽しいし。というかすでにいないということで、それもいいフックだったつし。
でも今回は未来の後悔よりも、まず目の前の後悔から。
カレーパンだったり、靴ずれのことだったり、我慢してしまうなつちゃんが、手紙の言葉を信じてホームランを放つ。
気持ちのいい展開と後悔を吹きとばすための行動、一つのエピソードとしてこれは語れながらも全体の話の構造ともリンクしています。
後悔をさせたくないために書いた手紙がしっかりと役割を果たす。それはそのまま理想が現実になったということであり、視聴者のたいはんもそれを願っていた。理想を叶えてあげる。これをしっかりと気持ちのいい形でさせてあげることはこの手紙に意味づけにもなっているのがいいよね。
というわけで後悔せず翔るにごほうびスマイルまでもらえる。リア充爆発しろと言いたくなる初回でした。