うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

甘々と稲妻 1話 「制服とどなべごはん」 感想

甘々と稲妻 1話 「制服とどなべごはん」 感想

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パパの子育て奮闘記という導入から。
母をなくして半年、まだまだ慣れないこの生活に悪戦苦闘の毎日。
朝起こされて弁当作り、洗濯物は残りぱなし、夕飯は買ってきた弁当ばかりでかまってなかなかやれない。
教師として毎日忙しい日々とも重なって、そりゃあ堪えるわ。
その中で無邪気に活き活きしているつむぎというのは眩しい存在で癒されるけど、ただ癒されるってわけじゃない。子どもの大切さやぬくもり、そんなものを体感できるものになっていました。
家族とかそういうものは作品の中でありふれたものだけど、
家族や子のぬくもりというものはありふれているわけではない。
それを短時間でリアルに感じれるのはすごいことです。
苦しくとも明るい家庭。その中で輝いているつむぎにも影があり、一人で弁当を食べてることを嫌だと思っている場面に。そこでも、パパを思って自分の本音を隠している。
母さんが死んでからは父さんの大変な姿もみている。
わがままの言えない子ども心はじーんときてしまうなぁ。
こういうの弱いんや、本当。これはしかも感動の押し売りにしてないのがいいよね。
ダイナミックに驚くつむぎとは違い、この辺は加減を抑えめにしている。
悲しみではなく、ほろ苦さ。このあたりの作品としての味付けも好みでした。
さて今回それを一歩前進させるために登場したのは、小鳥さん。
花見をして一人美味しいご飯を食べて泣くほど喜んでいる。
母さんにドタキャンされたけど、仕事の忙しさを知っているから。
つむぎちゃんと境遇が似ているが、美味しいごはんを食べて振る舞う姿はみている点は違う。
それが恵で料理をふるおうという場面にもでています。
来てもらったんだから断りきれない。
この子も悪戦苦闘しながら料理作ってるんですよね。
なんにも知らなくても、作ってあげれる。
それってすごい勇気をもらえます。
できる人が料理をつくるのではなく、できない人が料理をつくる。
そこにはこれから料理に挑戦するであろうパパの公平ともリンクしていました。
違う味付けでもキャラがしっかりと一緒の献立に並ぶのは、共通した部分と違う部分があるからこそ。同じ味噌汁では同じ献立には並ばない。お菓子とご飯でも同じことです。しっかりとお互いに引き立つものでなくてはならぶことはありません。
作りたてほやほやのキャラ達がしっかりと活き活きしているのはそういう部分がしっかりしているからこそなんだと思います。
そしてキャラが活き活きしていると楽しい。
美味しいといってご飯を食べているのは嬉しい。
ああなんて良いアニメなんだ、という風になってました。
ただのご飯でもこんなに美味しそうにみせるなんてすげわぁ本当。
暖かい食卓に。これからどんな料理に挑戦していくのか期待だなぁ。
すごく美味しいものを食べることができた。そんな満足感を得ることができる初回でした。