うさペンの館

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テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス 4話 「導師のさだめ Destiny of the Shepherd」 感想

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス 4話 「導師のさだめ Destiny of the Shepherd」 感想

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導師となり歩きはじめた少年の物語。
まずは天族の声が聞こえていないアリーシャんに聴かせます。
はじめて導師として人と天族を結びつかせることは、スレイが望んだ導師の姿。
はじめてという大切な瞬間、そのイベントとしてふさわしいものですね。なんせキャラター達の希望が叶うのはわたし達視聴者にとっても嬉しいことだから。
またこの際、天族とアリーシャのへだたりを柱でくっきりわけ、つながりあったときは逆に柱の中に閉じこめる。
柱先輩大活躍というわりといろいろ使われる手法ですが、カット間のつながりで違和感なくやれることって丁寧な画づくりで好き。画面から読み取れる、圧迫感や心情、そしてつながり。それって大切なことです。
信じたいといった天族の声をきくことができた、スレイの願いはアリーシャの願いも叶える。
アリーシャ側の嬉しい感情も捉えきれた感情豊かなシークエンスでした。
さて天族としての仕事を果たしたらけがれが潜む遺跡探検。

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封印された扉なんていうのもそれぽい雰囲気あるなぁという所からの、この場所の真実を知る。
権力に立ち向かったものたちの墓場。大衆には説明できない死。
スレイは人間の悪意というものをまだ知らない。そこを見せていく流れは至極当然とはいえ残酷だ。
「使命に縛られることなく、世界を旅し、いろいろ知って、そのうえで導きだした答えをもってして、災禍の剣士に相対して欲しい」
導師となってなにをなすべきか選択するため無知でいてはならない、ライラの言葉から感じられるのはやさしい思いではあるが、運命の選択をゆだねる行為でもある。
前回言われた使命の重さというのを感じることができる。
天族としてライラは人間の行為を知りながらも感情を押し付けるようなことはしない。
人に対するスタンスがみうけれるシーンでもあった。

アニメとしてはまず遺跡でのコウモリとの戦闘、ライラのトルネードファイヤも迫力あっていいねぇ。

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それとドラゴンの石像のフォーカスイン(ピンぼけの画面から、だんだんピントがあって画面がはっきり見えるようになっていくこと)
驚きのあまり冷静でなく最初はぼけてみえるが、徐々に視点がさだまっていく。
視界で感情のやりとり。基本ですけど大切なことです。

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そして怒れる水の表現。
水に感情を与える。自然のうねりでもなく、魔物のように。素晴らしかったなぁ。
物語の最後はアリーシャを襲った厄災がレディレイクに。
導師としてなにをなすべきか、今後の展開も楽しみだ。、