うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

orange 8話 「LETTER08」 感想

orange 8話 「LETTER08」 感想

f:id:usapen3:20160823210744j:plain

f:id:usapen3:20160823210757j:plain

f:id:usapen3:20160823210809j:plain

f:id:usapen3:20160823210821j:plain

f:id:usapen3:20160823210843j:plain

f:id:usapen3:20160823210852j:plain

f:id:usapen3:20160823210909j:plain

f:id:usapen3:20160823210930j:plain

f:id:usapen3:20160823210955j:plain

f:id:usapen3:20160823211217j:plain

翔とつきあうことになった菜穂。
イヤホンでつながりあっていちゃちゃしてるなぁとか思ったら、
菜穂のことを彼女じゃないと翔が言う。
あいからわずのめんどくさいオーラを発動して、まだまだ根が深いなぁと。
正直あれほどのことをしたのにというのはありますが、翔君のめんどくさい部分に目くじらたててもしょうがない。
お話を回していく潤滑剤だと思うしかないですね。
「でもちゃんと好きだから」
めんどくさいはめんどくさいなりに思ってくれていて、そういう部分があるのが救いか。
お互い好き同士で、お互い想いあって、でもつながれない。もどかしいなぁ。
さてまだまだめんどくさい翔君のままだよと伝えてからは、手紙にかかれていないのに翔が倒れたことを須和君と菜穂が不安になります。
手紙よって変わった先の未来。それは未来からの手紙では解らないこと。未来がわかるようでわからない。
いくどもこれは描写されてきたことではありますが、この手紙への依存はさっそく次の展開で意味があるものになりました。
翔をリレーのメンバーからはずして欲しい。今の翔がそれを望んでいないにもかかわらず、それを丸め込んでしまいます。これはさきほどの手紙への依存が如実にでた形である。
話を構成するうえで、気持ちと行動のかけあいが短い間にまとめてある良いシークエンスでした。
さてそんな手紙への依存を描いたわけですが、早くもそこから脱却させてきました。
苦い経験をさせるという選択肢もとれただろうけど、そうしなかったのはへっぽこメンタルの翔君を加味してなのかな。
仲間達が一緒にリレーに参加する、話のおとしどころとしても気持ちがいいもので、それが仲間であることをさらに印象的にしてた。問題に対しての解答のしかたがスムーズながら、キャラの関係性を深める。良き展開だったまぁ。
「今日手紙と違う道を歩んだ。違う道でも自分達で明るい未来へつなげばいいんだ」
そんな決意をもとに、手紙に頼らない道を進みはじめる菜穂。
今まで助けられてきたものを捨て去り前へ進む。菜穂も成長してんなぁ。
不安になって手紙になにが書いてあるのかみようとする面もありましたけど、そうそう変われないことは何度も描写されて人間味ある部分でもある。それがキャラらしさ、菜穂らしさを表現していたといえます。
しかし翔はいつでも不気味ですよね。手を伸ばしただけにもかかわらず。
そういうのもあって、まだまだお話に緊張感があったのも、菜穂のためらう心をより存分にひきたたせていたな。
踏み出した菜穂のためらい、そんなものが描写された後は仲間の出番。
屋上で話をきき、ただ手をつなぎたいだけ、翔は男らしくないなぁと笑う。
菜穂と同じように、その言葉になんか救われたなぁ。主観にいる菜穂や翔達は不安がっているので余計にね。
そしてそんな安心できる仲間達に未来の手紙のことを勇気もって伝え、仲間達は全員手紙を持っていた。
翔に対する気持ちは誰もが同じで、だから全員が届いた。
未来からの手紙がバトンのように託される場面といい、映像もバッチリかれらをもりたてる。
未来への手紙に対する驚きよりも、仲間とのキズナ。それを感じる演出やコンテ。その力が大きいシーンでした。
仲間が集結していく、全体通して今回はそれをたっぷりと感じられる回だった。