うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

甘々と稲妻 9話 「うちのおうちカレー」 感想

甘々と稲妻 9話 「うちのおうちカレー」 感想

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お泊り会とお母さんの思い出のおうちカレー。
今回、物語に中心となったのはこの二つのテーマでした。
お泊り会でカレーをつくり、子供用の包丁を使って料理に参加。
みんなで美味しくカレーをつくり、みんなで花火をする。
事業参観に続いての親子がみまもるなかでということでしたが、
雪男君が引き合いにだされて、良い子にしているつむぎというのが印象的でしたね。
みんなが見守る中での暖かい空間だからこそ、ちょっと危険なことでもできる。
花火だったり、包丁だったりは、お家カレーの布石にもなっている場面でしたね。
園内での活動が終わってからは、我が娘を心配するおとさんが描かれる。
つむぎのいない静かな日常をつくるために、空虚な空間をつくるためにロングカットにしたり、無音にしたり。親が子供を寂しがるってことが伝わる良い演出でしたね。これがあるからおとさんの言葉にならない気持ちまで出してしまう。アニメだからこそって感じがします。
そしてその空虚さにも救いがあるのがいい。八木さんの電話というのがまさにそれで、心配してくれる友人がいる。それだけでずいぶん心が明るくなりました。
つむぎが戻ってからは母のレシビを発見。
おうちカレーの調理にとりかかる。
ここでいつもと違うのはつむぎちゃんが包丁を握るところ。
ちょっとした危険があっても大丈夫。そう思ってしまう。
しかしここは包丁怖がる小鳥ちゃんに、心配で心配でたまらないおとさんしかいない。
あの園内の空間とは違う空間というのがはっきり解る、緊張感をたっぷり感じた人参を切るシーンでした。
包丁を扱うのを先に越された、小鳥ちゃん。彼女の話はまだまだ触れないですけど、これが引導火力になっていくのかな。
ハラハラドキドキ包丁タイムが終わってからは、なんとあのピーマン嫌いな紬がいてれも嫌がらない。
ここに来て母親の強さを感じますね。子供用と大人用にわけたりもそうですけど、小鳥ちゃんがいうように良いお母さんだとレシピだけで解ってしまう。それってすげぇことだよなぁ。
涙して、眼鏡をかけてくらっとくる姿を、おうちカレーを食べる時に思い出す。
前回はお母さんのようになれなくてもということで掘り下げはあまり無かったですけど、今回は定石通り回想含めてお母さんの思い出を振り返る形になっている。
思い出のレシピが思い出を呼ぶ。じんわりと感動させるお話にしあがっていた回でした。

 

今週のうさぎ!

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右端の園児が書いたと思われるうさぎさん。

うさぎさんかわいいと思われながら過ごしているかと思うと微笑ましいですね。