うさペンの館

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食戟のソーマ 弐ノ皿 11話 「スタジエール」 感想

食戟のソーマ 弐ノ皿 11話 「スタジエール」 感想

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秘書娘かわいい、その印象が強かった回であり、それが至高。
悩める秘書娘、恥ずかしがる秘書娘も、素直な秘書娘を存分に堪能させてもらいました。
それだけでもジューシーなお話なんですけど、核となるスタジエールの話しも香ばしい。
先代の店を大事にし、スタッフもやさしい。
客のさばきかた以外は、三田村というのはあからさまな間違いじゃない。秘書娘がいいと思える部分がしっかりとある。
ダメな店を良くするのではなく、どうにもならない部分をよくしていきたい。
あからさまでも、変化をみせきれなくてもだめ。その中間。プラスのポイントがあったうえで、そこが居場所じゃない、あの店は変わらないといけないというソーマの主張には胸を貫かれた。
秘書娘も三田村も別段ある程度以上のレベルがあり、水準の高いところから問題。
この姿勢は秋の選抜のときと同じで、スタジエールもあいからわずなのがいいね。
わたしたちがいなくなったらどうするという所から、完全予約制への決断。
「本当にしがみつきたいものがあるなら、対面きにせず、しがみつく」
秘書娘の言葉は、エリナ様と距離をおいている自分にもあてはまる。
店の再建と、料理人としてエリナ様とどう向かい合っていくのか。
その二つの軸が重なりあう。二つの意味あいをもたせておくことを物語の中でしっかり取り込めている。しかもそれが極めて自然。
なぜ負けて、どう立ち直らせるか。敗北から時をへだてたわけだけど、その点がしっかり考えられている。思いつきでやらず、しっかりと一人のキャラに向かえあえている。
ソーマはキャラが多いながらも、一人一人の見せ場の作り方が上手い。
だからこそ濃いし、味も最高。本当物語のつくりかたが美味いようなぁ。
秘書娘の感情をすくいとり、彼女の料理人として隣にいたいという気持ちを吐き出させ。
三田村と新戸さんは新たな出発点を迎える。
そしてソーマもまた、親父をおいかけない道をゆく。
それぞれの出発点。それを味わえるラストのオーラスも見事でした。
最後のありがとう。新戸ちゃん、本当かわええわ。