うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

orange 12話 「LETTER12」 感想

orange 12話 「LETTER12」 感想 

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翔の後悔した未来、菜穂の後悔した未来をみる、クライマックスに向けてのおさらいと、
救いたいという気持ちを強める回。
翔の過去がより回想になることで重みを感じる。
あの時ああしなかったばっかりに、今までの足跡があるからこそ締めつけられるばかりです。
救われた今をみているのに、救われない翔をみなければいけない。
でもそうしなければ、本当の意味での救われた足跡をみることができない。
ただ不幸にさいなまれる彼をみて悲しいなぁではなく、彼がこうなった理由を知り彼によりそう。
「なにも知らない癖に」
そう言われないためにも、視聴者自身がそれを目撃する話しという側面もあるのかもしれませんね。
それに付随しての過去の補足では現在の未来では起こりえなかった、選ばなかった未来、東京の友達たちとあったことも描かれていました。
東京の友達って、別段無責任ってわけでもないよね。普通こんなこと言われたら、ああ、やって紛らわすだろうし。その視点の普通ぽさも今回重ねて取り上げられていた。
そして翔の母さんについて。
父さんから守るために母さんぜ引っ越してきた。
部活をさせたくなかったのは翔の嫌がらせから守るため。
一人息子を大事に想うあまりに、そこまでの行動をしてしまえる。
それが自殺の引き金までひいてしまえた。
別に今回のことで、母さんに感情移入をさせようとか、感動させようとかは思ってはいないだろう。
ただ淡々となぜ、そうなってしまったのか。
その部分だけなのが、話の淡白さを表現できている。
翔の無力、いてもいなくてもいいや。
涙とかではなくて、自暴自棄さをどう表現するか。そこまで演出されきっていたのが上手いね。
レイアウトだけでなく、色味のなさをどうだすか。今回は色彩が決め手だったなぁ、
未来組のお話で、よりいっそう助けたい想いと、ブラックホールや、バミューダトライアングルにふれながらのはじまりの経緯をしる。
次回最終回を迎えるうえで、過去をもう一度振り返り、より気持ちの上で整理をつけ、もりあげる。そんな回になっていました。