うさペンの館

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第2期) 32話 「友よ」 感想

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第2期) 32話 「友よ」 感想

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地球支部編決着。
今回は前回のじっとりとした戦場から一転して荒々しく動き回り、鉄血の名を冠するにふさわしい内容でした。
マクギルスを追い詰めるタカキの意地、アストンの死、三日月の救援。
マクギルス優勢であるのは間違いないし、物語として死なせるわけにはいかない。
どちらが勝つのか解りきっていながら、緊張感があったの彼等の生きようとする力ゆえだったと思う。
散り際で悟ったようなことはしないで、ただ戦場の刹那に身を投じる。
感動とは無縁の場所で生き様をしっかりとみせつけてくれたからこそ、その言葉や死が胸に刻まれたなぁ。
それを受けてのタカキのけじめ。
やさしい彼が一人の戦士として大人になった瞬間といえばいいのか、修羅となった瞬間となったといえばいいのか解らないね。
タカキは今後、反動で厳しい正確になっていくのかな。自分の甘さが原因で起こったことだしね。
さてもう一つの死。憎っくき敵、ガランの死も誰かのためにあろうとしたもの。
こちらは考えに考えぬき、予防線を何重にもはったうえで打倒される。
アキヒロの戦闘や正妻ラフタなんていう見どころもあるんだろうけど、ガランの大人の意地そして彼なりの信念というのもかっこよかったなぁ
周りを利用し、予防線をはりながらも逃げて逃げて逃げのびようとする。
最後は協力者に足元をすくわれうますが、それ以外はほとんど完璧に近い。
用意周到で引き際を心得た武人は、ただ一人の男のために動いていた。
利用するだけで薄情な部分がみせてきた彼ですが人間らしい部分が最後にあるのが憎めない部分なのかな。
ただ任務を真っ当すればいいってだけでないし、やってることが一回り違うんだよね。
その部分までいい敵だったなぁと思います。
誰かのために生命を散らせ、なもなき戦場は終わりを告げた。次回それがどんな風に変わっていくのか楽しみ。