うさペンの館

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テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(第2期) 23話 「風になる Be like the wind」 感想

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(第2期) 23話 「風になる Be like the wind」 感想

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決戦の地にてデゼルが風となる、自らを犠牲にして導師達の道をつむぐ回でした。デゼルがザビータから銃を借りて元々は善なるものだった天族を殺してでもドラゴンを殺そうと思ったのは、神威化によりロゼが寝込んでいたことを思いやってのこと。風になる前にいたる過程として、デゼルが思いやる気持ちがいつもよりも全面に出ていたなぁと。今までも過保護ぷりは半端ないけど、いよいよ生命の危機となってくるとなりふりかまっていられない感じがでてくるのは、どれだけ守りたいかというのが伝わってくるのがいいですよね。またデゼルは今回特殊な視点で語っている点があります。それは自らの生きる意味をとうたことです。人間逹の祈りにより、加護をかいし、世界の均衡をたもってきた天族。それが天族の本来の役割です。しかしデゼルはというと、導師に追従するわけでも、この世界のためにもあろうとはせず、ロゼだけをみてきました。これが他の天族とは違う所ですね。そのうえでデゼル視点から人とはなにかを問おうとしている。誰かに忠義をつくすこと、その献身さもまた人が持つべき善でもあり業でもある。デゼルの寄り添い方をロゼだけでなく、今は亡き団長を介したのも善だけでなく業を背負わせたいがためです。それに対して本作、いやロゼはその生き方を受け入れ、見たくない夢をみせてくれたデゼルを誇りに思うことで、その生き方を尊重していました。人それぞれに生き方があり、それを尊重するべき。広く解釈をしたらこう言い換えることができますね。風となって散るデゼルを話の主軸として感動を呼び起こす方法をとりつつも、なぜそれを問うたかという部分がしっかりしており、本作が大事にしていた主題は十分に守られていたと思います。尺の関係上なのか、今回は急ぎ足なようにも思えましたが、やりたいテーマの掘り下げていたのは良かったです。「サンキューデゼル」「サンキューロゼ」彼と彼女らしい別れ方、最後まで満足のいくものでした。デゼル以外では、ノルミン天族のグリモワールが来て、今まで連れよってきた仲間達が待機状態に。和平の証としてきた仲間達のめざましい活躍はありませんでしが、そこは道中の戦闘だったり、家事をしてる姿を妄想しておくことで保管。人は解りあうことができるのか、その証には必要な部分でもありますね。そしてなんとっても、ロゼを看病するアリーシャ。控えめに言って最高でした。アリロゼやっぱええわぁ。次回はまだまだ続く決戦の地での戦闘。どうなるのか楽しみだ。