うさペンの館

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ゼロから始める魔法の書 2話 「魔女狩り」 感想

ゼロから始める魔法の書 2話 「魔女狩り」 感想

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反対をおしきって人間と結婚し、村を守るために疫病を静めた。
いつか人間と魔女が手をとれるように、ソーレナの話が作品のテーマをさらに色濃く印象づけた回になっていました。
一話のゼロと傭兵が理解をしめしあわせたのは二人だけの世界という形でしたが、今回はソーレナとおばあさんのような魔女と人間の間にたって理解を示す魔女達の存在がいるということが描かれ、物語に数くない希望があるということが語られます。
それは今後彼等がそうなっていくのか、それともその存在によって助けられるのかわかりませんが、彼等一人でないという事実は物語の流れを決めるうものだというのは確かです。
「我輩以外に質問できる相手ができてしまったらひどくさびしい」
ゼロは傭兵といることで、さびしさを感じる。傭兵も前回孤独を感じていたように、ゼロも孤独の中で生き、さびしさを感じるのが嫌だと明言されている。
孤独から救いあっている間がらということで、彼等の小さな世界の中ではすでに、理解を超えたつながりが芽生えているというのも、作品のテーマと合致していて好きな場面ですね。
対して理解しない側の話も、この作品は描いています。。
村人が殺されたことにより、魔女にくみするものは許さない村側。
偉大な魔女に対する崇拝心や魔女に対する非道な行いから、魔女の行いを認ぬものは敵とみなすアルバス君。
双方は血をみているだけあって、共にゆずりあうことがない。
今まで語りだけで行われていたことが、ついに表面化してきて、それがどれほど溝の埋まらないものかを物語っていました。
キャラ間のやりとりと大体同じ配分で語っていて、救いある主張と対立するものとして十分に描写されていると思います。
彼等にも彼等なりの理由があって憎み合っている。
物語として描きたい部分、そこを丁寧に描いてくれているのは、作品に対する信頼感が高まり、より背景がわかりやすく感じることができました。
さてキャラとのやりとりは、今回メインだったのはアルバス君だったかな。
獣人だからと下僕にしようとしたり、傭兵をおじさん呼ばわりしたりと、とにかく傭兵に噛みつき、ゼロとの冷静なやりとりと引きたてる潤滑剤として役割をはたしていました。
あまりにも傭兵に噛みついていたので、ヒロインは傭兵やったんやなって再認識。
キョトン顔は今日も健在でした。
また洞窟でのやりとりでゼロのヒロイン度が山なりに。個人的にはヒロインポイントがたかまったかな。
もうちょっと最初はギスギスしながらやっていき、ゼロが言いくるめるという流れがあるのかと思ったけど、それほどでもなかったかな。
物語の本筋がギスギスしているので、せめてでもキャラのやりとりは温和に。
そういった配慮がみられるような感じもしますね。
キャラと物語のウェイトをどこにおくかは、その作品によりけり。本作はそのなかではバランスは保てているように思えます。それが視聴のしやすさにつながっているのかな。
次回はまたまた傭兵がヒロインに。今度はどこぞの狼男と決闘らしので、どうなるか楽しみだ。