うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

スター☆トゥインクルプリキュア 1話から10話までの感想

スター☆トゥインクルプリキュア 1話から10話までの感想

f:id:usapen3:20200229215445j:plain

 

ひさしぶりにブログに感想あげます。
ツイッターでは書いてたけど、やっぱりブログにも残しておきたくなったので。
時間がかかりすぎるからブログは止めとこうって感じだったけど、今は時間かけてでもWEB上でも記録を残しておきたくなった。
すでに書いてあるの編集するだけだし、そんな時間かからんのもあるけど。
スタプリ感想、よろしければ見ていってください。

 

第1話「キラやば~☆宇宙に輝くキュアスター誕生!」

創造のプリキュアここにあり。予想を超えて俺への適合力がキラやば~☆だった。創造のままにいろいろなものを描いてみようというのが作品のテーマ。そうだと言えるのは創造を膨らますひかるであり、ペンであり、無限の創造をうけいれてくれる宇宙があるから。
テーマとキャラやギミックが噛みあっていて、それがまずキラやば~☆要素やった。
作品を牽引するひかるちゃんは受け入れるだけどはなく、飛び込んでいくっていうのも俺好みすぎる。
むちゃくちゃありえんことをやってのけて、その上で誰かを守るために戦う。プリキュアらしさもしっかりあるのが良い。
国際交流、いや星間交流というのもプリキュアでは新しい試みなので、すげぇそれも期待。
無重力戦闘もかっこよかった。星の力でジャンプして駆け抜けてくとこ、本当好き。
目のアップも多用してて、意思の強さを強調してたりもしてた。今後もこれはしてきそうですね。
そして……ひかるちゃんのうさみみがうさみみしていて、キラやば~☆すぎるのでうさモチベもやばい。うさありがとうスタプリ。ほんまうさありがとう!

 

 

第2話「宇宙からのオトモダチ☆キュアミルキー誕生!」

キュアミルキー誕生。
確率を越えた奇跡にきらやば~☆な回でした。
ララの葛藤部分は面白い着眼点で、大人であるがゆえに子供のようにふるまうひかるにむっとしてしまう。同い年であっても星が違うとこんなふうに思うんだっていう違いだったり、ララちゃんは責任感があるゆえにというのですごくキャラの肉づけとしても機能していた。星間交流と内面と同時にやってるのはきらやば~☆
少女としての一面はおにぎりを食べたとき。美味しい食事は万人を笑顔に変える。
ひかるちゃんの手作りというのもポイント高いです。
あとララはしっかりしているようにみえて、遼じいさんとあったときに戸惑ってたりと抜けてる部分あるのも年相応さがでてる。大人であって子供でもある、独自の魅力がありつつキャラの個性もだせれていた。
そして今回のひかるちゃん。
決めつけはなし、本好き、わたしはわたしだし
我が道を自分が創造のままに描いていくとか、さすがに俺にあいすぎて最高にきらやば~☆すぎっぞ!今年一番のキャラ確定。まじて早いな、そう決めるの。
まぁでもウキウキモードの時のかわいさも半端ないし、きらやば~なんだって本当によ~
おにぎり作ってきたり、気分転換させるために景色をみせたり、気が利いているのもキャラに健全性をあたえていてきらやば~☆
それを生み出しているのはおじいちゃんのおかげなのかもね。自分の好きを全面に押し出すだけじゃない魅力があるのも、またひかるちゃんの魅力なんよな~
そんなひかるの助けもあり、自分自身のことを信じプリキュアへ。
プリキュアになれたのはひかるがプリキュアになれたという理由も、奇跡を奇跡だと思わなくさせた要因の一つだったんだろな。
星が輝くのは他の星も輝いているから。星を連想させる展開でもあった。
来週はいきなり喧嘩回。わくわくしながら待つ。この作品最高にキラやば~☆

 

第3話「プリキュア解散!?スタープリンセスの力を探せ☆」

きらやば~☆な喧嘩回。どっちもこだわりが強くて意地っ張り、それが喧嘩の原因に。
最初は分析するか探すかだったのが、お互いに不満に思っているちゃんづけやフルネームまで飛び火したりと、星の違い以上に違う考えを持っているというのが色濃くでていた。
ただ、自分がこうじゃないと気がすまないというのは似ているとは言えるかもしれないね。
喧嘩は最終的にララちゃんは解りあえないのは地球人だからという、星が違うせいにしている。これは今後もまだまだ続く問題になりそう。
ひかるちゃんはララのことを嫌いだとはっきり言ってしまえていて、自分のことを理解してくれないと拒絶までしてしまう。こういった場面でもはっきり言うことは言えてしまう娘だっていうのは今後も地雷原にはなってきそうですね。
そんな二人の喧嘩の解決の突破口になったのは先輩の言葉とフワの涙。
話をきいてみる、この言葉のおかげでひかるがペンダントの音を聞いて街での情報を思いついたという考えを聞けた。気が利くひかるちゃんがさらにきをきかせてというのはやっぱり優秀すね。また話をきかないといけないというのは星間交流という広い意味でも大切な事柄で、今後も対話をするというのは根幹のテーマになっていきそうやね。
ひかるのことばを頼りにペンダント探しをしつつ戦闘に。
ひかるちゃんがどうすればいいか話を聞いたことで、協力して敵を撃破。
喧嘩の解決がそのまま、生かされた形になっていて、すごい面白かったです。
戦闘後は仲直り。
喧嘩した時に嫌いまでいってしまうけど、ごめんもはっきりと言えるこ。
悪いことは悪いと認め、それを伝える。当たり前なことができる娘で高感度高い。ええこや。
喧嘩じゃない部分で、街の人のツッコミをかわすときのどもども感も超かわいいかった。
ごまかすひかるちゃんの演技。すごい好み。ますます応援、キラやば~☆
ひかるちゃんのかわいいシーンも、本気な部分な盛りだくさんな喧嘩回でした。
次回は先輩。本当の大人、いや母性っていうやつをみせつけてきそうで楽しみすね。

 

第4話「チャオ!きらめく笑顔☆キュアソレイユ誕生!」

守るものが増えるほどに強くなる、笑顔を守る太陽のプリキュアに熱くなれた回でした。
えれな先輩を軸にしつつも、学校での様子やまどかちゃんのことについて触れたりとより道も多かったので、とりあえずえれな先輩のことから。
まずもってこのキャラの守りたいと思ったのは、身近な人の笑顔を守ってくれたから。
ララとひかるが遠くでみつめあう距離感なんだけど、そばにいる誰かを大切にしているというのだけはこのキャラを語るうえでおさえて置きたいポイントすね。
今回はフワと遊んでくれたという形だけにとどまっていますが、今度また担当回きたら、身近な視点でキャラと触れ合ってくれそうで、そこは楽しみ。
守るものが増えれば弱くなるからの強くなる。誰かを守り育むソレイユがいうからの説得力というしめくくりも美味い切り返し。プリキュアが大事にしている普遍的なテーマを前面に押し出されていて、それがどう星を守っていくのか。大きなプリキュアという枠組みを飛び越えていける素養もありそうですね。
なんでもできるキャラで優等生なぶぶんで、まどかと対になるようにされており、そこも今後どう掘り下げてくれるか期待。
学校でのララちゃんについて、いろいろバレすぎなのがすごい抜けさくでララちゃん……ってなるのが、ええ感じに面白いすね。学校を知らずに興味をもったりと、かなり好奇心もあって、ひかるちゃんと似ている部分があると思ったりも。
学校でのひかるちゃんについて。特に仲のいい関係なキャラは配置されておらず、特になにか浮いている感じもしない。きらやば~☆な感じはあまりださないようにしている印象でした。
一般的な部分でかなり常識人なのは、これまでと同じですね。
でもだからこそ、きらやば~☆な時のかわいさがより一層輝く。
あ~やばい、ひかるちゃんがかわいすぎて、きらやば~☆
3話までみたけど、この考えにぶれはなない。ひかるちゃん、ひかるちゃん、かわいすぎんよ。
結局はここに落ち着くけど、身近な部分を大切にしたりと、キャラごとの魅力もみせれて、ますます今後がきになる作品です。次回もきらやば~☆な回を期待です。

 

 

 

第5話「ヒミツの変身☆お嬢さまはキュアセレーネ!」

お父様を裏切れないという葛藤の中で、人々の気持ちを頼りに輝きを増していく、
月のプリキュアは影と光の中で生まれた、そんな回でした。
正統派お嬢様で才色兼備、お父様の期待にこたえるところまで、古式ゆかしいスーパーお嬢様って感じですごいキャラづけとしては解りやすかった。
その中でスタプリならではの特色といえば、政府として人々を守ろうとする父の顔と、父を裏切るわけにはいかないまどかの心のありようでした。
星間交流は身内ないか国際的なものにするかで、がらっと世界の広がり方が違いますが、今回の話の方針で地球としてどう向き合うかまではお父さんを通してやってくれそうな感じはする。プリキュアと同じように父親も外敵から地球を守りたい。お父様は間違っているわけでないというところも抑えておかないといけないね。
まどかの父を裏切るわけにはいかないというのは大きくとりあげられ、父は尊敬できるけどやりたいことや言いたいことを抑え込む、まどかの一面がみてとれた。
まどかにとって父を裏切らなのは守られるべきことだけど、それがすべてになってしまったら他のことをできない。守るというのは必ずしもいい面だけではなく、過度になってもだめ。
対等な会話ができるにはお互いに歩みより、お互いを認めあわなくてはならないという話にもっていけそうな予感を感じさせます。今度はそのあたりがきになるところ。
そして今回はそのさきがけとして、父を裏ぎってまでフワを守ると決めた。そう決心させたんのはフワが笑顔でない自分を励まそうとしていたからと、ひかるのフワを守りたいという気もちに触れたからこそでした。特に決め手となった、人々の思いを理解したからこそという父の教えがそうさせたというのは、父との関係をより密接に関連させるものですごい良かった。
そうさせることで父の教えもまた正しいといいきれる。
お互いに歩みよれる部分があるのは、他人との交流において素敵です。
またまどかのやりたいことを抑えこんでまってやってしまう自分とどう決別するかについては、やりたいことを突き進むひかるとは対照的な一面がでてきていて、二人の絡みが今度楽しみ。
頑固な所はひかるのおじいちゃんと似ている部分があるので、ひかまどはいろいろ深い部分で期待してます。
最後に今週のひかるちゃん。
素直にフワのことを誰にも言わないでとお願いできる部分がきらやば~☆な感じでした。
純粋に応援したくなるのもそうだけど、ちゃんと頼めるっていうのが素敵。本当ええこやで。
敬語で接しようとするひかると、そうしようとしないララ。常識人として苦労しそうな部分もみられて面白かった。すごい突出してるけど、理性的な部分あるの毎回やってくれて嬉しい。
今週もたっぷりひかるちゃんのきらやば~☆なかわいさに満足できました。
次回はダークペンが登場。物語のテーマ性がまた増えそうで楽しみですね。

 

 

第6話「闇のイマジネーション!?ダークペン出現!」

プラネタリウムがきずかせてくれた大事なこと
人と人とのつながりがさらなる力となった回でした。
星座と人のつながりというのは定番で、ララちゃんの立場とも重なるので、それがより定番のものに深みを与えていた。ひかる達とのつながり意外、りょうじいともつながれたことでより大きな星座となっていけて、とても良いシーンでしたね。
またそれは戦闘中のきずきにもつながり、ララはヒカル達に協力を求めている。
流れがとてもスムーズかつ、ちゃんとお願いをするというのをこのシリーズは連続でやってくれていてそれがとても高感度が高いです。自分ではなく、相手とのつながりを大事にしている、そう思えるからです。
まどかについては、みんなと行動するときそんなに想像と違ってお硬い感じをだしていなかったです。令嬢というよりも普通の学生としていてくれそうですね。
ひかるちゃんは天文台で本好きと宇宙好きをアピール、その姿がきらやば~☆すぎて、最高にかわいすぎた。好きなものがいっしょで適合率が高い。
ひかるはあれだけプンスカされたララちゃんに怒ることなく、「戻ってきてくれたんだ」と帰ってきてくれたことを嬉しそうにしている姿が良い子すぎてたまらんかった。きらやば~☆すぎっぞ。
最後に今回登場したダークペンについては、既存のプリキュアらしいことができ、創造力を奪うというよりも好きなものを否定させてしまうという印象にとどまりました。
ワクワクする気持ちを奪われるともいいかえてもいいかもしれませんが、使いやすい設定なんでバシバシと使って困らせてほしいものですね。
次回はなんとロケット修理回。わくわくが止まらねぇぜ! 好きこいう展開まじで。

 

 

第7話「ワクワク!ロケット修理大作戦☆」

ロケット修理大作戦、やべぇほどわくわくさせてくれた回になりました。
宇宙ってどんな所なのかわくわくするのがモチベではなくて、可愛らしいロケットがモチベになるっていうのが彼女たちらしい視点でした。
創造のままにロケットを描いていくシーンは、みててこっちまでわくわくしすぎてやばすぎて。
俺も一緒に混ぜてくれ状態、きやらば~☆すぎるわくわくって、まじでこういうのいうやな。
作業が増えても効率アップ。わくわくする気持ちというのが行動まで変えてしまうという着眼点も見事。
ロケットに手を加えるときにララに決定権を委ねたのも、すごい好きなシーン。
好きなものを好きなままにではなくて、相手を尊重したうえでやるかどうかを決める。わくわくだけではなく理性的な部分があるのがきらヤバ~☆です。
またAIの読めないからヒカルから元気を与えるヒカルに変わったというのも、ものすごく好きなシーン。AIを否定するではなくて、その認識を変えてしまうという形で、より広範囲にひかるちゃんの影響力を感じさせてくれた。
ロケットを馬鹿にされた敵さんに対してプリキュア達は、一生懸命作ったものを壊させない、これで宇宙に行くと、自分たちの気持ちを最優先にして行動をする。
他人だけではなく自分の守りたいものを守る。それは個人の尊重でもあるので、ヒカルちゃんという存在を肯定してくれてるのですごい好きですね。
個人の尊重というのは自分の部屋をもつという点にもあてはなりますね。
今回は全体通して、好きすぎるシーンばかりでわくわくが止まらんかった。
宇宙へのわくわくもカウントダウンや地球を見た時でバッチリおさえてたしね。
いやぁ、だめだ、いろいろと好きすぎる。
そしてひかるちゃんがかわいすぎる。
掃除でもめげないし、ロケットを描いているの隠そうとして恥ずかしがるのも最高にきらヤバ~☆
無重力うさぎもしてくれたし、これはまじできてます。最高すぎるぜ、スタプリ。

 

 

 

第8話「宇宙へGO☆ケンネル星はワンダフル!」

宇宙への憧れを胸にいざ宇宙へ!
という感じにはなっていましたが、話の根幹は価値観の違いから生まれる小さな誤解とその和解に重きが置かれていました。
まずは宇宙への憧れ! ひかるちゃんがひたすらにわくわくモードでかわいすぎた。まじでかわいすぎた。宇宙への第一歩へのわくわくを伝えるという全体の枠組みの中でも大きな役割を果たしていました。
ケンネル星の初着陸なんかも月面着陸をあわせてくれてまじでうれしい。
しかも着陸できず頭からはユニークで面白いというのもあるけど、前のめりなひかりちゃんの意思なようにも感じた。
ケンネル星人をはじめてみたとき、わしゃわしゃしてる姿は最高。俺もわしゃわしゃされてぇ。
宇宙対話においては宇宙人のやりかたに無理矢理にもあわせて逆立ちするわですげぇパワー。
わくわく大好き最高、そしてなによりかわいい。キラやばー☆すぎましたね。
宇宙革命大爆発なひかるをよさに、他のメンバーはそこまで憧れを誇示せず、わたし達はわたし達なりの対話をするということを大切にしていました。
えれなの存在はそういった意味ではおおきくて、地球のやりかたで握手をして距離を近づけ、親しみをもってもらう。そこに地球人としての意義があるしえれなの個性をよりひきただせるものになっていた。
無理にやり方をあわせてもそれは本当の理解にはならない。そういった意味でもいみのあることだったといえます。
スターカラーペンがケンネル星人の宝。
そうなってからはプルンスが無理矢理にでもそれを奪ってしまおうとする。
必要なものであるけど相手に理解させるきがないというのがいけない部分。そしてこれがあるからこそ次なる展開にいけるわけですが、そういった意味で役割がひじょうに大きかったと思います。プリキュア側は理解者としている必要があって、でも強情な主張もしなければならない。
損なやくまわりなんですが、プルンスいてくれてよかったって感じです。ずっとララと共にスターカラーペン探してるわけだしプルンスが焦る気持ちも理解できるしね。
カッパードが表れてかララは、スターカラーペンを守ろうとエレナ達は奮闘するわけだが、ドギー達に侵略者と同じ扱いをされ大切なものを奪わないでと頼まれる
宇宙をまもるために大切なものを奪うのと宇宙をのっとるための侵略がわくどうれつにあつかわれた。対話と認証がなければというのを伝えるわかりやすい話でもあったし、どんな理由であれ悪だと思われるというのは従来のプリキュアとは違っていたし、ぐさりと心に刺さるものがあった。それは今までプリキュアは守って当然という考えがあったからのだと思う。
守ろうと奮闘するプリキュアであっても否定されてしまう時がある。そう言ったいみでも価値観が崩されたお話でした。
侵略者と同列にあつかれ、それでも戦うプリキュア達。えれなの笑顔を守りたい、その信念が曲がることがないのはすげぇかっこよかった。
いろいろと気持ちがゆさぶられるきつい展開なのにすごいよ、えれなの安定感を感じる場面でもあった。
それをケンネル星人の訴えを聞いて心を入れ替え、土下座で誤り、毛生え薬をつかって助けることで理解を求めようとする。言葉だけではなく行動で理解を求めようとするのがすげぇ良かった。
こいつらのこと知らねぇみたいなやつが、状況変わったからその場に合わせた言葉をいうだけじゃ変わらないし、プルンス自体が変わることで説得力が全然違うしね。
プルンスも守りたい気持ちは同じ、でも焦ってしまっただけ。悪者になりすぎないいい落としどころでした。
そしてスターカラーペンはえれなの手にわたりカッパードを撃退。友達のために、プリキュアらしくていや~いいっすな!
最後はプルンスがやせ我慢をしていたことが発覚。
理解してもらうために嫌いなことでもやっていた。プルンスくんの評価がバクあがりなやりとりでした。
星間交流ものでの主題でもある価値観の違いをやりつつもプリキュアであるというのを忘れず、気持ちのぶつけあい以外はユニークな要素でおさえていた。そのおかげで視聴者をつかれさせすぎない配慮があり、難しい問題をとてもやさしく描いていて全体を見通してひじょうに良かったといえる回でした。

 

 

第9話「友情のリング!スタードーナツ☆」

なんでもこなそうとするまどかさんを出発点として、頼り頼られる対等な関係へとつながっていく、再び宇宙を目指す前により一層絆を強めるエピソードになっていました。
お茶、ピアノ、弓道、委員長、ハードスケジュールで完全にオーバーワーク。
授業に集中できなかったり、寝てしまったり、靴下を間違えてしまったり、日常生活にも支障をきたしており、仲間たちがそれにきずくほどでした。
そうしてしまうのはお父様のためというのが根本の部分なのですが、まどか自身責任感が強すぎてしまっているからでもある。それはロケットになんとか来ても、掃除だけでもしなければいけないという部分にでていた。
ただまどかはそんな自分に対して迷いを持っている。弓道を使っての心の迷いであったりが解りやすい例で、年相応というところもおさえておかないといけない部分ですね。
またメンバーの関連性をみつめてみると、ララと似ているけど違う部分がある。
ララが大人であらねばというようにまどかは自分が目指す理想の姿でなければならないと思いすぎているのですが、自分のやりたいことを圧し殺してまでこなそうとしている点がララとの違いとして描かれていました。
かなりオーソドックスな委員長キャラなんですけど、話数の積み重ねや、キャラとの関係性によって、まどかというキャラクターがしっかりと確立されており、
「自分のことで精一杯」「つなわたりの日々」「プリキュアを続けられるわからない」
と言ったまどかの言葉に心をえぐられる要因になっていたと思います。
そしてそんなまどかの影に光をさすのが、ひかるとえれな。
ひかるちゃんは同意を得ることなくまどかさんを商店街へと連れていき、まどかの胸の内に秘めたやりたいことをやらせることでまどかさんを笑顔に変えていきました。
どうしよもない状況におかれている人を守るために、身近な人の小さな異変にもきずける。
誰かを守るためにはどうすればいいのかというのを主人公が率先してやっていけるっていうのはすごく心地のよさを感じます。
また天体観測みたいに誰かのことをよくみている、ひかるちゃんを宇宙的に表す言葉なんかもあって、より魅力あるキャラになってると思いますね。
誰かのことにきずけるのは無理をしていた自分と重なる部分があったから、描写こそないのですけど、こういった想像もできるので、ひかるちゃんの弱い部分がみえたとき、ひかるちゃんが相手のことをきずけるシーンというのは、また違う意味合いになっていそうで、振り返るときは楽しみです。
そして今回まどかを助けたもう一人の立役者、えれなさんは頼ってもらえるようにすることでまどかさんを暖かい太陽にように包み込む。いつも子供たちの面倒をみて頼られているえれなだからこその言葉でしたね。
えれなはひかるちゃんと同じくまどかの異変にきずいているのですが、アプローチの違いによってうまくキャラのバランスがとれている。
このキャラクターとの絡みしかできないじゃなくて、このキャラクターとも関連性が生まれる。
スタプリはそのあたりのが補完がうまくて、どのキャラクターにも価値があるのがすごく心地良いです。
この頼るという言葉はプリキュアとして戦ったとき、まどかは支援することで仲間達に頼られる存在となっている。頼りあえる関係性をうまく描いていると想うのは、言葉だけではなく行動としてもやれているからこそですね。
委員長キャラ特有の悩みではなく、まどかがどう悩み、どうそれを克服したのか、それを今回は余すことなくやれており、宇宙という広い舞台にたつまえの前準備としてふさわしい回にしあがっていたと振り返ってみて思います。
まだまどか自身のすべては解決はしておらず、今度はどうなっていくのか。続きが早くみたいすね。

 

 

 

第10話「キラッキラ☆惑星クマリンへようこそ!」

SF要素もりだくさん、過酷な敗走劇となった今回の話。
いやぁあああ、ここまでちゃんとSFとしてもやってくれるのかってまずは感謝しましたね。
クマムシと過酷な環境による地形の変動、しっかり調べてるってうのが伝わってくるものばかり。高重力設定は過酷さを表すと同時にコミカルさもだせていた。
設定ばかりが前のめりになってもだめだし、コミカルさが前のめりになってもSFとしては薄味になってしまう。その両方のバランスを上手く保ちながら話として成立させており。宇宙あるあるっていうやさしい言葉でコミカルに進めつつも設定をしっかりと盛り込んでくる、そこも非常に良かった部分でした。
宇宙へのあこがれが強すぎるひかるちゃん、その一面は今回いかんなく発揮されていて、それがすごく共感できるしかわいらしい。
「きぶしい星だけど、きびしいからこそきれいなの」
星を砕かれた時に強くそう言いきれるのは、星を大事に思っているキュアスターだからこそというのが前面にでていて、とても気持ち良かったです。
あこがれで見えない部分はあったかもしれないけど、あこがれがあるからこそ守りたいと強く思える。そんなスター、すげぇかっこよかった。
しかしそれで終わらないのが今回のお話。
「ぬくぬくとした環境で生きるおまえが知ったような口をぉおおおお」
過酷な環境下で生きてきたカッパードの言葉も、敵ながら胸のささるものでした。
ここまでずっと違いを訴えかけ、それに苦労してきたひかる達。
星の違いというのを敵とも共有できる形になっているのは非常上手く、説得力があります。
SF要素をつかった理屈ぽさをキャラの感情としてもだせていけるのはすげぇです。
力だけでもなく精神的にもカッパード達が圧倒。
まもると誓ったフワに「いじめちゃだめフワ」と守られ、なみだで潤むひかるちゃん。
後悔とどうしようもないやるせな、そんな姿に涙するしかできなかった。
やりきるとこはやりきるって感じで、すげぇ良かったです。
最後にララちゃんとプルンスの行動。今回は宇宙あるあるだという立場の違いをだしてきたのですが、それだけでなく、敗走からの撤退という臨機応変さをみせてくれました。
地球人じゃないからこその判断、そしてどうこの状況を生き抜いていくか。環境に適応してきた異星人達のように、ララとプルンスは知恵を働かせこの状況を生き抜いていく。
その甘えのなさや行動というのは理にかなったものがあり、それもまたよきSFでした。
こだわった世界観、そしてシビアな展開。緊張感のある話となっており、またひとつスタートゥンクルプリキュアという作品のラインをあげてくれるお話となっておりました。
ひかるちゃんだけじゃなく、キャラも世界も最高すぎて最高すぎってキラヤバ~☆です。
次回も楽しみ。