うさペンの館

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アイカツスターズ! 64話 「星に願いを」 感想

アイカツスターズ! 64話 「星に願いを」 感想

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一番星がつなぐ、夢への架け橋。
真昼の成長がレンをも成長させる。どこをきりとっても無駄無い、非常に見ごたえのある回でした。
真昼とレンの回はずいぶんと前に話になり、それまで二人は交流らしい交流もなく、お互いの立場が変わらなまま、シューティングスターとしてレンが活動をしはじめる。
なぜ今までの回で真昼とレンの関係を変えなかったのか。
この点においては、他のキャラも動かしたいというのもあったのだろうけど、レンガいつまでたってもそこに停滞しているということがよりエピソードとして伝わりやすかった。
基本4クールもので、レギュラーキャラと関わりのあるキャラは動かしたくなるものなんですけど、ここまでキュラを動かさなかったというのは、描きたいことにぶれがない証拠です。
他にもいろいろ尺の都合とかあるのだろうけど、それを上手くてつかってレンの停滞を描こうとした。
この回だけでない積重なというのが、停滞という形でだしてきのは、思いっきりの良いことをしたなぁと思います。
レイが活動してからは真昼がレイをもちあげまくるんですけど、以前のアドバイスだったりで実力は認めているので、そこは自然だった。
夜空は月、夜空は星。
共通の視点からそれぞれ違うものがみえている。
なぜこの時違うのかは、やはり目標していたかどうかって所なんでしょうね。
この二人同じようなことをして、同じ人とかかわっているのに、ちょっとずつ違うっていうのが他のメンバーにはない距離感が生まれているのだと思う。
それがまたなんともこの二人がベストパートナーだったり、自然体で二人がいるんだなぁと感じる要因なのだと思います。
「技術はパーフェクト、でもあっとうてきに足りないものがある。これ以上わたしを失望させないで」
エルザの失望宣言は、シューティングスターになった後でも高みを目指そうとしないレンだったからでしょうね。
夜空の発言からつなげていくと、ライバルを欲してるからということに今度なってくと、エルザとレンも熱いものになっていくかもしれんね。
エルザの失望発言をうけてレンはこれまでのことを語る。
レンはエルザをかがやかせることに喜びをみいだし、自分自身が輝くことをあきらめた。
レンというキャラクターはそもそも前回で語られている部分まで含めると、自己の表現ないキャラです。
足して真昼というのは自己表現の塊みたいなキャラ。
そこが真昼とレンの違いを大きく別けているポイントですね。
「自分を犠牲にするひつようはない
強い星があるのならば、自分もその星に負けないくらい輝けばいい」
それは真昼のこの発言でも解りますね。自分が輝くことの大切さとういうのは輝いた真昼がいうからこそ説得力あります。
「エルザさんはすごい。でもあきらめようなんて思いませんでした。
わたしたちは輝く星をみたら、みんなで努力して高めあうんです。いつのまにか自分も輝いているから」
ゆめちゃんは周りと高めあうことで自分も輝けると伝えている。
ゆめも真昼も最終的には自分を輝かせることにつながっているのですが、そこにたどりつくまでの方法が違っている。
こういった所に個性だったり、その人の主張がみえてきて、個性感じるやりとりでした。
真昼に誘われライブをみにいき、夜空と対面。
そこで話したのは真昼をどうみているかということについてでした。
「夜空のことを一番星といっていた。つまり真昼にとっての夜空は、わたしにとってのエルザなんだよ、絶対的な輝きをもつ道しるべ」
「うーん、それは少し違うかな。わたしと真昼はライバルでもあるの。でもエルザちゃんいはライバルはいないでしょ」
「とうぜんだよ」
「だとしたらエルザちゃんって孤独かもね」
「孤独、エルザが」

かつては一番星と新人モデルの関係だったと話し、
「でもね必死の努力を続けて、ついにはわたしを追い越したの。
わたし真昼の成長が嬉しかった
それにあの娘がいたから、必死に追いかけてくる真昼がいたから、わたしも頑張れたの。
ライバルの存在ってとっても贅沢なものなのよ。
いまではわたしは真昼の一番星」

エルザと夜空が同じだというレンに対し、夜空は真昼は一番星になったことを告げるこのやりとりは、言葉のチョイスと共通させている部分といい、まとまり具合がすごいです。
この部分だけみて、このお互いの関係とか、あこがれとかがわかってしまう。あこがれの変異がガンガン伝わってくるんですよね。まずそこがすばらしかったと言っておきたい。
さらに言うとこの部分で大切な言葉というのはライバルの存在ですね。
レンはライバルらしいライバルがいなく、エルザに対しては一ファンとしての存在でしかなかった。それが夜空の言葉によって高めあうライバルの大切さにきずくことができたのは、レンにとって大きな収穫となるでしょう。
これま真昼とも関わってくることなんですけど、ライバルがいるなかで高めあうというのは変わらないでしょうね。
しかし夜空とレンが違うのは、レン側も技術ではなく精神面においてひっぱれる要素も多そうで、この先の姿をみてみたいと思える要素が多かったです。
そこからの真昼のライブでスタープレミアムドレスになるという展開は、非常に驚いけど、逆にそれが当然のことように受け入れられた。
誰かの強いあこがれというのは、人を強くする要素だからなのかな。
理屈のある説得力よりも、展開による説得力の強さが光っており、このあたりの物語の構成力はさすがというほかなかった、まじ熱かったわ~
「夜空わたしも輝くことができるかな」
「あなたの気持ちしだいよ」
真昼のライブが終わった後の締めくくりのレンの憧れをふくらませる言葉も見事でした。。
憧れをいだかずにはいられない、それを二人だけで終わらず、複数の共通点でみせきったのは本当にすばらしい回でした。
最後の夜空と真昼のやりとりも、すげぇよかった。
今後の二人の活躍が楽しみ。レンの覚醒はまた盛り上がりそうだ。