無彩限のファントム・ワールド 10話 「小さいルルの大きな夢」 感想
無彩限のファントム・ワールド
10話 「小さいルルの大きな夢」 感想
なんのフラグもなく魔女子登場してから、ルルが大きくなりヒロイン候補に。
空がとべないことを忘れることで、自然と晴彦を巻き込んじゃうルルらしさは大きくなってもあいからわず。
しかし足を痛め弱々しい面をみせたり、ラムネを後から晴彦にもらいたいと笑顔をみせたり姿は可愛くてギャップ萌えできる。ギャルゲー要素的にはエクストラヒロイン的なたちいちのルルにスポットライトがあたる美味しい展開だったと思います。
それぞれのヒロインの浴衣姿をみられ、他のヒロイン達もみせているのもいいですね。
小さいものが大きいものをどうとらえるか。
彼女の背の小さいことによる弊害を描いてから、その喜びを描く。
綺麗な筋道がたっているおかげで、視聴者側が喜びを追体験できる形になっていたのはうまい。
花火のファントムの一連の流れは、アルフブレヒドの空を泳いだり、ルルが花火で散ったりとギャグよりの要素が多かった。危機感を煽ったりする言葉と晴彦の涙は相反していたものの、ルルが活躍する回なので彼女の雰囲気に合っていた。
導火線が火についたままの時間のなさを伝える演出も印象的。
ギャグ要素を抜いて知られぬままの感動エピソードも妄想しやすく、その方面もみたったなぁと思ったりもした。
踏まれたことをお返しするルル。
はじめて終わりがつながりながらも、小さいルルのままでいられることを嬉しく思うのはルルの世界の見え方がまた一つ変わった瞬間なのかもしれない。
大きくなったできことは花火のように一瞬だけど、ルルの想いは花火をみたら思い出すもの。記憶と景色の折り重なりあいが今までの個別回と同じように続いていくのは気持ちがいいですね。
さて次回。話のこの機械はいつふらぐ回収されるのか(いちよう覚えてる)
それとも魔女子というなの世界観に飲み込まれてしまったのか、きになります。