この美術部には問題がある! 5話 「勘違いトレイン/ハトと人魚とプール掃除」 感想
この美術部には問題がある! 5話 「勘違いトレイン/ハトと人魚とプール掃除」 感想
二元嫁第一主義の少年に片想いする少女の物語。
まずは勘違いが勘違いが呼ぶ、人工呼吸と石膏が交わるお話。
石膏を人の頭だと思って倒れたひなこ先生。
それを二次元知識を引用して人工呼吸しそうな所から騒動は始まる。
石膏にいたずらしたコレットさんと人工呼吸しそうな所を目撃しようとした部長のずれた会話がおもしろい。あのかみ合わなさといったねぇ
それが部長とうさみさんまで続いているんだから、よく考えられてるなぁと。
一つの言葉が別に言葉のニュアンスになる。言葉のやりとりがよく考えられてると思えた話しでした。
続いてはプールを大きなキャンパスに大きな絵を書いちゃおう。
あえてシャツを濡らすことで、下にきているスク水をうかびあがらせる。
プール掃除でしかできないシチュエーションをたいへんよく解っているのがいいね。
服が濡れる。それは衣服であって衣服であらず。その心意気が大切だと伝えてくださいました。
大きなキャンパスに絵を描く。そうなった時のPV風映像もよく練られている。
3人であると解るもの映して印象づかせるたり、ロング・ショットで3人を画面にとらえておく。
絵を描くということは本来個人の空間であるという前提をもたせながらも、3人で描いているんだという演出の方向性が画面にあらわれており見応えありました。
泡と太陽のフレアによる夏色。それもいい味付けでしたね
絵が完成してからの写真撮影は被写体の捉え方は丁寧でよくできている。
実際撮ったらどうなるか、よく考えられていました。
プールをキャンバスに。美術部らしいプール掃除のお話でした。