うさペンの館

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アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd 9話 「第八係 出撃せず」 感想

アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd 9話 「第八係 出撃せず」 感想

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黒木の独断先行と、稲城の策謀。今回の物語は事件の背後でうごくものたちの思惑が見え隠れする話しでした。
産業スパイのスパイダー。
ネーミングがなんかオヤジギャグ臭しますが、そのスパイダーを捕まえるために黒木がしでかしたことは勝手におとり捜査をしようとしたこと。
民間協力を自分達の都合のいい盾として使い、捜査のはんちゅうから越えようとする。
協力という言葉を履き違えて、自分の都合のいいようにする姿は暴走だといえます。
黒木の場合はボスというストッパーであり、第八という仲間たちがいる。
無理くりな所を協力しつつ、第八として事件を処理することができた。
さて、それと重なるかのように自分の都合のいいように事をすすめる稲城の場合はどうだろうか。
こちらの場合は最初からすでに根回しをして段取りよく話を進めてきた。
労働者がデモを起こすことも想定ずみで、ウィルウェアがつかえなくなった人々をぶつけることで意見をそうさつしている。
無茶な条令の裏で、利用される民間人というのが描かれる。
今回それはプラスのようでもあるけれど、民間協力の拡大解釈というのに他ならない。
自らの正義を行使することができればいい。二つの事件の裏での共通思想ですね。
どっちも純粋な想いだけにはどめがきいていないのが怖いお話でした。
ミュトスもそしてバードすらも、その想いってやつを利用しそうだよね。
ミュトスの改心とかそういう方向に進んでねえのは確かだな。
一発黒木は、はたかれとかねぇと解らないのがまたなんともいえない状況をつくっている。
結びついていないと思われた事件も、その本質は似ている。
正義の旗印を胸に抱く二人に暴走を、静かにじんわりと進行させた、そんな回でした。