うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

アイカツスターズ! 22話 「憧れへ続く道」 感想

アイカツスターズ! 22話 「憧れへ続く道」 感想

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4曲のミニアルバム
タイトルは「夢のはじまり」。
さぁ夢ちゃんのCDデビューだよ! やったああああ!
と単純にいかんのが今回の話。やるせない空虚な勝利を手にしたものが得たものとは。
それでは振り返っていきましょう。
「ミリオンセラーっていいひびきだなぇ、もしかしたらわたしも」
幸せうさぎで妄想爆発。夢ちゃんはあの勝利からまだまだ浮かれ気分。
夢へと近づくステップアップだし、元々が妄想癖が激しい子だからなぁ。
それが今回さらにはじけてたからなおさらね。
ただ周りの反応は少し冷ややか。
なんといってもミリオンセラーを叩き出す姫先輩と発売日がかぶっているからね。
普通だったら、そりゃあ嫌がるよねぇという反応に。
その温度差の違いというのが、これでもかと伝わる場面でした。
諸星学園長は、あの力をつかえる夢ちゃんは放ってはおけない。
成功したと思わせないようとするために、姫先輩を使うのはかなり力わざだなぁと。
逆にそれほどの力を使ってでも、夢の快進撃を止めたい。
諸星学園長のどうにかしたいという気持ちのあらわれが、CDをねじこむ力わざにあったのかなぁ。
「CDデビューおめでとう」
浮かれた気分でラジオ収録を終えた夢ちゃんに姫先輩は激励の言葉。
さらに咳き込んでいることを心配し、CDの発売日が重なったことでうかない顔。
あの力を使わせたくないという思いはあるものの、夢ちゃんの夢を妨げにはなりたくない。
諸星学園長とは真逆と言ってもいいほどの対応です。それはこれまでにも何度か二人のやりとりの中でされてきたものでありますね。
ではなぜこの力を使わせたくないのに、真逆な対応をとってしまうのか。
それは姫先輩が夢ちゃんを傷つけたくないということにほかなりません。
今回過去自分が傷ついたトラウマを怯えだし、声がでなくなることに恐怖する。
あんな思いをしたくないという一面がようやくでてきて、それがよりいっそう核心に変わりました。
低気圧に弱く体調を崩しやすい。9話からさらに進んだ形だともいえますね。
なにかを抱えそれでもステージにでなくてはいけない。トップの重圧以上に自分が力を出しきれるかどうか不安になったことがある。だからこそ夢ちゃんにはそうあってほしくない。
それはレコーディングの収録の時に、エピソードとしてその姫先輩の思いががでてきます、
のどの調子が悪くて、張りのある声を出せない夢ちゃん。
持たざる力を行使したことによる反動がここにきて苦しい場面です。
頑張って、咳き込んでまでやってもなにもでてこない。調子が悪いのを自覚して
「せっかくCDデビューできるチャンスなのにこのままじゃ」
頭をかかえる夢ちゃん。
そんな時に姫先輩がやってきてくれる。
「姫先輩、わたしCDだせなくなぁちゃうかもしれません。声が声が全然でないんです。どうしよう」
「大丈夫だから」
姫先輩がすげぇ頼もしくて、ああ、いてくれてよかったなぁと思いましたね。
そして不安であってほしくない。声を出して欲しい。
自ら立ち向かった経験を活かして、のどによく効く紅茶をすすめ。背中をさすってあげる。
背中をさする。11話でマッサージしてあげた時とは逆の立場で支えてあげるというのがまた良いんだよね。不安を抱えながらも支えあうアイドル。そこがこの二人の魅力だと断言できます。
「大事なのは今まで頑張ってきた自分を信じること。そしてその力をすべてだしきって立ち向かうの」
「でもわたし」
「大丈夫夢ちゃんならできるわ。わたしを信じて」
姫先輩のありたっけの思いをうけて、復活した夢ちゃんはレコーディングへ。
声の調子が戻り無事見事CDをダスことができました。
それは姫先輩を信じて歌えたからこそなんだろうなぁ。
いやぁ、なにごともなくてよかったです。
声がでなくなったとき脳裏にローラが代わりを務める展開を想像してしまったもので。
夢ちゃんが倒れて、一曲だけ代理としてローラが歌う。
悔しくて、泣けて、二人としてのデビューという意外性は確保しつつ、的な感じに。
う~でもそうなったらきつかっただろうな。
とまぁ妄想はここまで。そうならなくて無事、CDデビューを果たす。
しかし姫先輩との実力の差に圧倒されます。
まぁいきなりデビューしたての新人が姫先輩みたいになるのは不可能なので、今現状を捉え、現実をみつめ直すいいきっかけになっていました。
ライブをみてさらなる実力の差を感じる夢。
「姫先輩に近づけてるなんてとんでもなかった、とうぜんなんだけど、くやしい」
「でもくやしいって思ったのは頑張ったからでしょ。前の姫なら、姫先輩に負けてもしょうがないかですんでいたと思う。ってことは成長してるってことじゃない」
いつものベンチでローラとのやりとりで、くさしさを語る夢ちゃん。
「正直わたしが負けるとは思っていませんでした。でも二度は負けません、誰にも」
くやしさで練習をつづけたローラと同じように思うことができた。
ローラちゃんへのフォローをしつつ、もとある関係に。
物語の舵をまた元に戻し、次へのステップにつなげる。
やっぱり二人は二人でいてこそ最強。あの夏で誓ったことがまだまだ終わらない。
また二人へと集約されていくというのが素晴らしかったです。
そうしてから百合ハッピー。
「ローラ、うわぁああああああ」
うるうるうさぎで、ローラにだきつこうとするが失敗。
痛いだろ! と突っ込みいれたときに、あらぁと、夢ちゃんのCDが。
「わぁ、買ってくれたの」
「とうぜんでしょ、友達の一大イベントだもん」
デレデレローラちゃん、そして嬉しくしちゃう夢ちゃんがかわいかった、やっぱ夢ロラやな!
「でも次は負けないから」
「もちろんだよ」
輝く星空で、悔しさを胸を抱きながらもあの輝く星のように輝きを求め進んでいく。
やるせない空虚な勝利から、夢先輩の助けを借りながら、また価値あるものを目指していく。
良い締めかたでした。
次回はリリィちゃん登場。物語の転換期としていいタイミング。どんな活躍をしてくれるのか楽しみ。

 

 今週のうさぎ!

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うさあああああああああああああああああああああああああああああああああああ

この夢ちゃんのお眠りうさぎのうさみみがやばい。もふもふな質感でなでたくなりますね。間違いなく最高のうさみみ。素晴らしいうさぎ力を発揮してくれました。