うさペンの館

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第2期) 46話 「誰が為」 感想

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第2期) 46話 「誰が為」 感想

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火星までの撤退戦となった今回、強さとはなにかと戻れぬ道に対するそれぞれの意志、大まかにわけて二つのテーマを掲げられました。
機械のように邪魔をするものだけを倒す三日月と、人間らしくラスタルのために強くあろうとしたジュリエッタ、強者同士の戦いを通して強さとはなにかを説いていました。
勝敗だけみると三日月がジュリエッタを負傷させているので勝利といえるのですが、理念のなさや全体的なものさしでみると敗北をしている。
わたしのままつよくある。
人ならざるものを諦めながら強さを手に入れていく周りの人間に対してジュリエッタが放つ言葉は、ギャラルホルンの変わらぬ強さの体現なのかな。
ラスタルの部隊やイオクの部隊はどんなことがあろうともぶれることがないしね。
戦場における敗北を通して、人とはなにかを問いかけ、それが強さばかりを求めたものたちに突き刺さる言葉になっている。死なせないことで言えた台詞が、物語に対する投げかけとなる展開だったなぁ。
鉄華団の撤退劇はチャフを使って上手くはいくものの、最後だと言われて戦いで惨敗をきして、瀕死の状態におちいる。
それでも励ましながら、死んだいったものたちに対してということで、生きる意志をつなぎとめているのは、彼等らしい生き様だった。
それを通してオルガ改心という流れに対しては、ちょっと疑問かなぁ。
物語としては成立するけど、あんまりにもオルガがダメダメすぎる。
君はナゼに頼ってきたたんだね今までと言わんばかりの腑抜けぷりで、仲間にダメ出しされる始末。
正直終盤で、主人公側のキャラがこいつに生命預けたくないと思わせるのはまずいでしょ。
ミツルギを失いながらも進むマクギルス側は別にいいんだよね。けどオルガはそこに反発して欲しいキャラなんだからもうちょっとしっかりして欲しい。
「まちがった場所に連れてきたんじゃない、みんながつれてきてくれた」
そんな正当化されても困るんんですよ。
家族をなんとかしようと裏で葛藤しながらも、どうしても鼓舞してる姿はあるにはあるけど、その主張が弱すぎる。どうにもオルガだけが残念なのがなんやら。
脚本がわが提示してるオルガ像が、仲間に支えられながらにもなっちゃってるので、話し的にはおかしいとは思わないけど、観てるがわとしては別にそれで気持ちが動くわけでもないのでね。まぁ、こうなってしまったならしかたないな。
基本的な部分では進行のさせかたが上手いけど、やっぱり気になる所が多い作品なのはあいからわずだなぁ。
次回、追い詰められたすえにどうなっていくのか。見届けたいね。