うさペンの館

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アイカツスターズ! 72話 「二人の一番星☆」 感想

アイカツスターズ! 72話 「二人の一番星☆」 感想

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春ちゃんの告白、愛は星空の彼方まで。
まじで急接近しすぎてやばすぎてやばすぎた百合回でした。
完全に悶え死んだ。告白された時のゆめちゃんの顔みましたか。
恥ずかしがったりとかそういうのじゃなくて、小春ちゃんの発言を受け入れながらも言葉にできない間がねぇ素晴らしかった。
本作は百合をメインとしているわけではなく友情なのは、最後同じ一番星へと手をふりあげる。
しかしながらあの間があることで妄想の余地がある。驚きなのか、それはどこまでの気持ちなのか。反射的にわたしも好きだと返さないゆめちゃんゆえにそう思うことができた。
百合ていうのは別に過激なことをすることじゃなくて、二人の親愛や信愛があってこそなので。
さて百合と友情に関してはひとまずこの辺で。物語の流れを追っていきましょう。
今回の物語はS4としての仕事を全うにしているゆめちゃんをみて距離を感じる小春。
ゆめちゃんにとってわたしは必要なのか。ベリーパルフェを支えたいという思いを伝えられない所からはじります。
ローラを助けたりエルザに認められたといっても、どうしてもデザインは裏方の仕事。
S4であるゆめと比べてしまうのは目立った活躍ができないからというのはあるんだろうね。
裏方の活躍を自分の輝きだとは思えない。そこに光をあててくれてのは先代S4との絡み。
江戸時代の衣装の考証ができて、エルザのおすみつきの子。小春一人では仕事にまで結びつけられなかったことをS4が照らすことで輝きにつながる。
自ら光るのではなく誰かに照らしてもらってからこそというのが、悩める小春の根幹の部分をくずさせなかったのだと思います。
一方ゆめはというと、小春がなにか言いたそうにしているのにはきずいていますが、踏み込みすぎてはいなかった。ベリーパルフェのデザインを手伝いたいと言われた時にやっぱりそうだったのかというような感じになっていたので、こんなこと言ってくれるといいなぁとは思っている。それでもあえてそれを自分から口に出さなかったのは、小春の口から言って欲しかったからだと思います。小春ちゃんの気持ちはゆめって気づいていること多いので、親友ゆえにといいうことを踏まえた距離感が良いですね。
ゆめちゃんはパーティーの準備よりも仕事をS4としての仕事を優先する。
春ちゃんがゆめちゃんのことばかり考えて仕事に集中しきれていないのとは違い、仕事に集中しきっています。この違いというのは支えるものと、その支えを力にするものの違いであり、S4を背負う覚悟の違いなのだと思います。
誰かを優先するのではなく多くのファンのことを考える。
「自分ひとりを照らす輝きだけじゃない。だからこそS4をまかせた」
ゆめちゃんの言葉通りに、ゆめはS4としているからこそS4であるゆめという小春との差が違いとなって伝わっていたのだと思います。
ここがおざなりだと小春との違いというのが少し説得力がなくなってくるので、そこをしっかり突き詰められていたなぁと。
さらにパーティーの準備をしてくれた小春にゆめはありがとうと言えている。
普通に考えたら連絡して代わりに準備をお願いをするというのが筋なんですけど、あえて物語せいをつけるためにゆめには言わせていません。
きっとわたしがいなくてもサプライズパーティーの準備はしてくれている。何も言わないことでゆめが信頼しきっているのだと解ります。
普通ではなくて物語をどうしたいのか、このキャラクターをどう描きたいのか、そう言った部分がでてきたきっちりとした色がでていた構成のしかたでした。
それから小春の告白へとつながっている。
なにも言わずとも信頼してくれるゆめちゃん。だから勇気をだそうと思えるようになる。
そしてそこで言った言葉というのが
「わたしゆめちゃんが好き、大好き、とっても好き、いっぱい好き
だからわたしもこの足で一歩を踏み出して夢をつかむよ、夢に近づくよ
ベリーパルフェのデザインをお手伝いしたい
一緒に歩きたい、ゆめちゃんのブランドを星達の空へと羽ばたかせる道を」
 かなり大胆な言葉でした。
 百合脳はなしにして言葉を追っていくと、ここでの好きというのは小春ちゃんがストレートに思いついた言葉だったという考えるのが妥当でしょう。
 百合でいう好きじゃなくて、信頼してくれたからこその好きですね。
 そしてそんなゆめちゃんだからこそ、支えたいし、一緒に歩きたいと伝える。
 今まで差を感じて伝えきれなかったを言えたその瞬間は、小春ちゃんがゆめに近づけた瞬間だったといえるでしょう。ずっと言えなかったことを言う、臆病な小春だからそのハードルが高かったが、それゆえにそれが氷解したカタルシスは多きかったといえますね。
 そんな小春に対してゆめちゃんはというと、
「全部わたしの言葉だよ」
 小春ちゃんと同じ意志だったことを伝える。信頼していたことも、ずっと隠していた思いも同じ。それが親友だからというだけでなく、S4としてというのがいいですよね夢を目指せるのはアイドルだけなので。
「いこういっしょに、ずっとどこまでも、思いいっきり羽ばたかせよう二人のベリーパルフェの翼。小春ちゃんといっしょに」
「ゆめちゃんといっしょに」
「二人の一番星にたどりつくまで」
 そして二人はアイドルとして誓いあう。翼となって一番星というゆめに羽ばたくことを。
 ストーリーのモチーフとなっている言葉のチョイスの仕方と台詞まわしも見事。
 直球でありながら本作らしさもしっかりだしてきた、すばらしいやりとりでした。
 冷静になって振り返るとやはりこれはアイカツスターズとして、アイドルとしての二人を大事にしてきたというのよく解る。
 二人の言葉が直球すぎてやばすぎて妄想が止まらないのですが、本質はどこにあったのか、そういうところは見逃せないようにしていただきたいと思います。
 アイドルとして信頼しあえる関係であるからこそ、二人はゆめへと近づいていく。
 次回はその夢が花開き羽ばたく時。ここまでの集大成がみられるだけあってわくわくが止まんない!
 

 

 

今週のうさぎ!

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ゆめと小春のうさ決意。信頼しあう二人だからこそ夢みる翼でうさぎのように飛んでいく。

うさ妄想も完備で隙がない、素晴らしいうさやりとりでした。