うさペンの館

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B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~ 9話 「浮気なPLAY BOY」 感想

B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~ 9話 「浮気なPLAY BOY」 感想

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時を超えて不良少年のように反抗期を迎えた愛染君、というのが今回のお話。
映画の主役をもらい大抜擢、監督からもAパートまでは褒められるまくる導入でした。
剛士とぶつかりながらもなんでもそつなくこなす。今まで通りのイメージをまずは全面に押し出します。翼をからかい、女の子に色目をつかう。自信ありげな少年。
それがいつもの彼です。
話数が後半にさしかかりましたが、メンバーが多めで本題に入る前にしっかりとどんなキャラなのか整理しておくのは良かったですね。
また映画撮影ということをきっちりこなす、かっこいい姿がどのキャラも全面にでていたのがいいですね。あ、なんかすげぇ悪人ずらした北門さんとか面白いのもいいすね。いつもと違う表情をみれて満足。
そんな風にして撮影風景と、愛染君のおさらいをしてからは、
つかみ所のなかったフランス人監督が、
「本当は誰も信じていないのに、だれかに依存している」
と愛染君の図星をついていく。
愛染君はそれによって撮影も上のそらで、台本変更も聞けない状態に。
そして川を落とされたと勘違いして、剛士とぶつかる。
その言葉がどれほど重たくて衝撃的なものかは行動で愛染君が示してくれました。
しかしながら、どうも言葉が先行していて、なにか一つけでもいいからエピソードが欲しかったかなぁ。
回想シーンで親からは相手にされない、友達から陰口を言われてるようだというのは解りますが
「しょせんアイドルなんて自分がどう目立つかしか考えていない」
という言葉を言わせるほどの説得力になりうるかという点については弱いのかなぁと。
誰かに出し抜かれたりした、そんな体験を話してくれたほうがより解りやすかった。
それは一話の話しとも絡めることができます。
FNS歌謡祭の出演を停止
ガーンダーラミュージックのアイドルをねじこまれて、なんてもりに自分が目立つことしか考えていない事例です。
「そんなことはありまえん」
「あるんだよ。翼ちゃんだって経験してるはずだ。FNS歌謡祭の出演の停止。俺たちはそうされた」
的な感じにできたようなきもします。
とまぁここで妄想は終わらせておきましょう。
説得力にはかけていたが、理解はできる程度にはなっていたので悪くはなかったです。
さてそんなめんどくせぇいじいじ君になってしまったのを、青春よろしく鉄拳制裁なんてせず、翼ちゃんがヒロイン力をみせつけます。
正直解決の場面でやってくるとは思わなくて以外でした。だっておえつらい向きに堤防でねそべってるんだもん。夕陽だもん。こりゃあ殴るしかねぇな! みたいな気分でしたから。
でもそれはヒロインオーラを放つ、翼ちゃんによってかきけされました。のぞきこむ時の表情にドキッとしてしまいましたなぁ。
そこからは翼カウンセリング開始。
「心にぽっかりと空いた穴はわたしもわかります」

「愛染さんは魅力的です。そうでなければみんなを夢中にさせるアイドルにはなれません」

「じゃあ、翼は俺の中身を知った上で好きだっていってくれるの?」
「もちろんです」

相手の立場になってから、理解する言葉をかけてあげる。
愛染君はみんなの愛ではなく、たった一つの確かな信じられるものもを欲しがっていた。
それを見事にこなした上での改心のさせかたでした。
愛染君、ずいぶんぎざな甘え方したなぁ。ここはぐっときますよね。
ちょっとした弱さをだしてくれる。そこを魅力に感じる人は大勢いるんだろうなぁ。
まぁわたしの場合は、
「わたし変なこといいました?」
と照れる翼ちゃんかわいいの魅力のほうにぐっとやられてましたけどね。
翼ちゃん大活躍の改心を終えてからは、スタントなしでの爆破シーン。
「しょせんアイドルなんて自分がどう目立つかしか考えていない」
と悟りながらも、仲間のことを優先できる。
映画の内容が相澤の心とリンクするようにできており、ばっちり彼の心によりそうことができていたと思います。
ドッキリというオチでしたけど、あの異常空間でしか出せない思いを過剰に演出しきることでより感情的なものに仕上げる。お話のフィナーレとしてはふさわしいものでした。
「仮面の下にある本当のやさしさや情熱がみたかった」
フランス人監督レベールさんはあえて厳しいことを言ってみた。やはりやりてなんだなぁと。
そんな補足をしながらも、元々物解りがいい愛染君なのでしれっと元通りに。
反抗期を終えた少年は、翼先生の手により愛をまといまた跳ねを広げ飛び立つ。
ギザでクールでラブな、愛染君らしい回でした。