うさペンの館

主にアニメの感想置き場です。

食戟のソーマ 弐ノ皿 13話 「威風堂々」 感想

食戟のソーマ 弐ノ皿 13話 「威風堂々」 感想

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四宮さん原点、それぞれの覚悟、そしてソーマのスペシャリテ
スタジーエルの最後を飾るのにふさわしい回でした。
ここまで厳しい表情をみせてきた四宮。
そんな彼が今回、母親というつながりをみせることで、よしこころやさしい一面をみせる。
出会ったころはツンツンしてたのが、時をへて丸くマイルドに仕上げで味わってもいい段階にきたことを思うと感慨深いですね。
日本のルーツを学び、それを活かして三つ星を狙う。それが母との原点を探ることに結びつけるスムーズな構成はみていて気持ちがいいですね。
四宮シェフは日本料理とフレンチの組み合わせ、ごぼうを使用するキッシュでそれを料理でもだしており、技術は一流品です。それは自らどんな場所でも吸収できるでしょう。
ただ母親の笑顔だけはここでしかみることができない。
お客さんの顔を想いうかべることができること、その大切さを伝えてくれるエピソードだったなぁ。
サービス担当をしてなにかきずくこと、これもお客様の顔をうかべることにつながる。
前回のソーマが遅れた理由も、予想以上に食べるのが早かったから。
こういった積み重ねをしてきてからというのもあり、より四宮シェフのエピソードは際立ったなぁと振返ってみると思えますね。
そしてそれが終わり、遠月メンバーいらっしゃいしてからの新作コンペ。
肉料理を本来担当していた。コンペで採用されたことがない・
だからサービス担当でみえてくるものがあるとおもい、おこなった
おこぼれじゃないところをみせる。
それぞれの料理人がプライドをもって望んでいる。
実際にその料理はみることができなかったけど、これがあるのとないのとでは扱いの差が変わってくる。
あくまで同じ料理人なんだ、それを毎回丁寧にいれてくれて好感がもてるね。
ソーマのスペシャリテはうずらの丸焼きの中にキャベツで包んだ卵とリゾットが入っている。
親父がやっていたフレンチの手法で焼いたこんがりとした焼き方に、四宮の技術を盗みキャベツを使う。
師から何を奪えるか。
追いかけるのではなく二人の師の技術を自分のものとする。
スタジーエルと自らの到達点を二つ同時に叶えるこだわりの味でした。
説得力と意味合い、そして人の成長を感じさせる。
料理はただの料理にあらず。その人の人生そのもの。やっぱソーマのそういう部分が大好きだ!
そしてそんなこだわりの料理に、四宮はさらに自分ならこうすると口をだせる。
師が師として存在をゆらがない。そのぶれなさがまた遠い壁だと感じさせてくれて、いいバランスだったなぁと思います。
なんでも感でも受け入れることがすべてじゃない。だからこそ物語の厚みがでるんだろうなぁ。
スタジーエルも無事終了し、アニメとしてきりがいい所で最終回を迎えることができていました。
いろいろきになるシーンが盛りだくさんでそれは原作読めってことなんだろうなぁ。
食戟のソーマ、第一期からここまでクオリティが落ちることなく物語もアニメとしも十分に満足するものを提供しつづけてくれた自力と構成力が高い作品でした。
製作に携わったスタッフの方々、ありがとうございました。