ガッチャマン クラウズ インサイト 12話 「insight」 感想+総評
「insight」 感想+総評
カァツエの力をつかってゲルサドラになりすましたことを国民に説明。
視聴者よりも国民を大事にしているからこそ説明だと感じた。
この空気を終わらせるためのはじめちゃんの決意は
この世界を導くリーダであるヒーローが、まず責任をおうことで訴えかけるものだった。
それゆえに孤独ではあるが、信頼する仲間がいるからこそ意志をつらぬける
信頼できるなかまは誰もが必要だということを感じた。
葛藤する翼を赤と青のダイレクトな色で表現。
その後のすでにガッチャマンに応じた色と飛び立っていたとみせてから、
いまだ迷っているつばさはゆるやかに飛びたつという描写。
一期のころからここまで心情の魅せ方は色や空気で支えられていると感じた。最終回ゆえにそう思えたのかもしれない。
一人になって考えることの重要性をゲルサドラと翼は語る。
この結論に結局なるし、必要だとは思いつつ聞いていた。
なにかをなすべきことに本当に大切なことだからね。
でも現実はそんな時間すらないことが多いから、余程大切なことにならないと人はひとりで考えることはしないんだけどね。まあそれはいま言うべきことではないことか。
赤い血ともうろうとした意識ではじめの痛みを表現する。
ただ痛そうというより神秘的な血の流しかたというのがヒーローらしさを強調し
演技もあいまって覚悟と決意がダイレクトに伝わってきた。
ヒーローは自らを犠牲にして多くの人を救わなければならない
この言葉を翼ちゃんがいえるようになるとは。4話から成長したなぁと。
ゲルサドラをどうするか。
地球に残す
地球からおいだす
ガッチャマンにおまかせ
1ヶ月の猶予をつくり国民に決めさせるか。
反省を踏まえたものだけど、国民ははじめちゃんに同情するという空気をつくりだす。
感情に流されて変われないとい展開で簡単にかわれないようにしたのはいいね。
だってそんなもんだもん。
ここで花火の設定がようやく芽をだす。
はじめちゃんの復帰を祈ってつばさ自身がデザインし花火が打ち上がる。
自分らしい花を咲かせたことを翼が見せたかったと解釈できた
時間をあけてみんなが考え、地球に残す決断をする。
実際は1ヶ月もあったらあんま関係ねぇと思って人はでてそうとか思うけど、こういう考えはこの物語をまとめるうえでノイズでしかないからみせなくていいかと思えた。
しかし、案外ガッチャマンにおまかせが少ないのが以外だった。
これが一番多そうだと思ってた。
意外とこの世界の国民は責任を感じて考えていて、最終回の選択としては気持ちのいいものだった。
それとも地球から追い出すもある程度多いので国民の問題をおこしたら危険という排他的な考えを反映されたかもしれないとも思えた。
どちらとでもとれるけど、そこがいいのかな。
りずむは翼の決断に微笑む。
4話での信じたかった思いがようやくはたされたからだろうと解釈した。
クラウズ受け入れられ、くうさまと輪をつないで遊ぶ。
未来くるであろう人を受け入れられたというのが、実際に手をつなぎあえるという形となって表れ、未来の希望に満ち溢れていたのが良かった。というよりかは嬉しいか。
はじめちゃんが選挙後にめざめる
ここはキャラと同じに気持ちになって喜べたなぁ
女神はじめちゃんにつばさちゃんが抱擁した後はニヤニヤでしたな~
いいサービスだった。それでおしまい!
みんながヒーローになるということは、一人で考えこたえをだすこと。
それには信頼できる人たちが必要であると。
ガッチャマンがその信頼できる人になって、国民一人を一人をヒーローにしたというやるべきことをやれた最終回だった。
総評
初期の頃からだいたい予想がしやすい展開で見る側としての負担がすくない形で
物語の進行を楽しむことができた。
画面はやはり色彩の強調というものがきわだった。ふきだしであったり、くうさまのトリコロールカラーであっあり、演出面の補助的やくわり等、ガチャマンクラウズ二期も一期同様に色でつくられた世界だといえるだろう。
後はくうさまの本性は解っていてもその恐怖を感じられずにはいられず
本当に映像の力が大きかったとおもう。
しかしヒーローものとしては爽快感というのには無縁で、つばさちゃんのキャラが市民よりのキャラというのが二期だからこその構成だったいえた。そのためにある程度自分で見方をきめないといけない作品ではある。その点見る人によっては評価がわかれそうだが自分は理解してみれたほうなので独自性があってよいものだと思いながらみれた。
ただないのが良いとはいわないことだけもはっきりと解る。
ぶつかり合い、すがねのクローズアップ、つばさのキャラづけを少しだけ追加できればヒーローものとして満足のいくものができたかもしれない。
つばさは個性が足らず、市民と一緒にしたのは本当にまずかった。
市民とやってることが混同しすぎて、につばさがただのあほになってた。
いやその方向性でもいいんだけど、観てると許容範囲を超える感じだった。
あほになるのは市民にまかせて、翼が少しだけヒーローとして体感したことこととかで迷ったりしても良かったなぁと。
ということで実際できんの?ってことで、ここからは妄想になります。
ご注意ください。
例
翼を平和を強く望む子。争いが嫌いだということを強調して個性をもう少し追加。
若干ジョーとかぶるがそれは選挙応援した例からみても元の設定から鑑みても別にいいかと。市民からみたヒーローってそんなもんだし、ゆるじいの戦争の話と関連ずければ時間かけずにいけそう。
ぶつかり合い
リーダのリズム失ったVAPEが単独でゲルサドラを狙い翼がそれを阻止。
ゲルサドラを狙うジョー達とゲルサドラと共に戦闘。
もしくは、ゆるじいをくうさまに奪われてゲルちゃんを攻撃する翼。
ゲルちゃんを正気に戻す的な流れで戦闘。
もしくは、もしくは、ゆるじいいなくなって自暴自棄。くうさまを攻撃して身を守っている翼を攻撃してしまう。すがるものがないから的な感じで。
次にすがね。
上記のヒーローもの好き設定+フレンドリーに会話できるつばさちゃんとからめる。
はじめちゃんより素直とういう導入から、ジョーさん精神で仲良くなれるでしょう。
そいでつばさちゃんのおかげでちゃらくなれてみんなといることの居心地の良さを知る。ちゃらいことやれるんで、サービス回にもなる。
実際すがね本編で最終的に一緒になることまでは本当にちゃらいモブだっしね。
それにこいつこんな仲良くできる子だっけって感じた。
こうしてけば自然とすがねとつばさは別々の道を歩き、そこで葛藤はうまれ、
さらにはぶつかりあいが生まれるのかもしれんね。
こんな所かな。でもこの願望も穴があって、尺の問題がやはりある。
結局やりたいことするのにはそれと格闘するしかないという。
上記のものをいれようとして削れると思える所は、
もうちょう選挙活動の描写を少なくしたり政治描写を押さえる。
長岡設定の短縮。じいちゃんぐらいでいいと思う。
マスコミの描写を減らす。現実味があるが、もうちょいさらっとやっても理解できるかなぁと。ミリオネアの中継だけで良かったと思う。現地の取材は市民の動画撮影でちょろっとやる。市民の強調にもつながる。
後はりずむが必要か否か。
すげえいいキャラだけど、結局ガチャマンの出番と喧嘩しちゃた面がある。
それを考えると上の採用するとき削れるんだろうな。それにもとずいて塁もあほにならなくなると。感動のXの台詞がきけなくなるそんなの嫌だ!
やりたいことを優先するあまりに犠牲するものが多い。それはどんな形でも。
色々書いたけど、今回アニメでみせてくれた丁寧な追い方市民をヒーローにしたというやりたいことができていたのを最終的にはいいとやはり俺はおすことができるけどね。
ガチャマンクラウズ インサイト、やりたいことの方向性を見失うことはなかった素晴らしいアニメだった。