うさペンの館

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アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd 5話 「利するは誰か」 感想

アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd 5話 「利するは誰か」 感想

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地下アイドルをとりまく黒い陰謀と、黒木の正義の原点、初の民間協力でセナ君過労死寸前、と言った感じなイベントが目立ったお話でした。
まずは地下アイドルをとりまく黒い陰謀から。
今回の事件の起爆剤でもある地下アイドルのちーちゃん。
ステージ上ではノリノリで踏んづけたりして、地下=闇ということを直感的に感じてしまう、尖りすぎたライブ風景なんですが、実際はそうでありたくない。
友達の応援して喜んでもらえる、彼女自身は普通さを求めているんですよね。
そこはひなたちゃん達とのシーンでの喜び具合からも解ります。
ではなぜそうできないかというと、正統派として失敗した過去があったわけです。
そこを近藤さんのアドバイスで乗り越えたわけですが、その見返りに協力をしてしまう。
通常悪意をもってことを起こすのはウィルウェアなんですけどそうではないんですよね。
暗黒面におちてしまっていても、ウィルウェアをまとわない。
そこがどの話とも違っていました。
なぜそんなことをしたのかというと、黒木の話とも絡めるためです。
ということで施設を襲うチンピラに絡まれた黒木を救った都知事というエピソードにより、
なぜ傷ができたのか、なぜそんなに信頼をおいているのかということが語られました。
黒木の過去と都知事がどんな思想をもって動いているのか、今後の展開の布石ともいえる話ですが、今はそれを置いておきましょう。
この話で注目したいのは黒木の立ち位置。悪意の中にいても、正義をふるおうと戦おうとしていました。
その姿は近藤さんにやめようというようにいう、ちーちゃんと同じです。
例え、暗く闇に落ちてしまったとしても正義を強く願うことができる。そういった強いメッセージを感じられましたね。
これは今後の、ミュトスとの話につながっていきそう。
なぜなら、彼も暗黒の世界におちてしまっているから。
作品としまず、そんな彼も救い出せる。正義をふるうことができるということを伝えておくのは、積み重ねて爆発させておくためにも大切なことです。
ミュトス後にこのエピソード。一歩止まってかんがえてみると、納得の構成だと思えますね。
またちーちゃんが黒いカラス=バードにより占領されてしまう演出も、キレがありましたね。
黒カラスと白の鳩の対比。イメージとしてもばっちりです。
さて、悪の中で正義をふるっていただいた後は、初の民間協力。
情報がつつぬけで、現場に言った時にはすでにいない。
それを回避する方法として、セナーズインクとして、セナさんが酷使されまして。
犯人逮捕のためとはいえ本当よくやるなぁ。ちゃっかりマダムから人気をとったりというのも定番だけど、おさえておきたいやりとりです。
そんな体を張ったおかげが、撃破という所までこぎつぎました。
「なぜ理解しないゴミを散らかしてはいけないと、まとめられた地域住民のご苦労なぜわかろうとしないんだ。この外道が」
まぁ、かなりきれた状態でしたけどね。本当おつかれまです。
セナの活躍により、黒いカラスと白い鳩がとびだし、正義をふるった少女は己が進みたい道へ行く。
「近藤さん、わたしはあなたに利用されたかもしれないけど、あなたがつくったこの出会いを利用させてもらいます。ありがとう、テロリストさん」
たとえそれが悪意あるものだったとしても、この出会いは善である。
善悪論だけではつかむことができなかったものをくれたゆえのありがとうってことなんだろうね。
悪を悪としてただ論ぜない。一線を超えさえしなければなんどだって明るい場所に戻ってこられる。そう伝えてくれたお話でした。