うさペンの館

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タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~ 10話 「ヘルツの誇り」 感想

タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~ 10話 「ヘルツの誇り」 感想

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真理を探求する者達の物語。
アーミラリコンパスどうなんの問題は、ガバガバな隠し場所によってなんなくクリア。
ヘルツさんとの出会いを通して、助けようとする危うさと心配する気持ち、未来を信じることを再確認するお話でした。
お父さんのことが心配でしょうがない。例え自分が危険にさらされようとも。
真理ちゃんのお父さんを今回探す理由は、自分のように戻れなくなっているかもしれないお父さんを探すことです。
それ以前にはない自分の体験から来るもので、お母さんが必死になって止めるのと同じように、必死においかけます。危険なのには変わらないんですけど、なにも身勝手に探したいわけじゃない。なぜそこまでするのかということに、説得力があったのは良かったです。
危険が解らないまま助けようとするヨハンナ。危険があると解っていながら助けようとする真理。
どちらも親を心配する気持ちは同じなんですけど、無自覚と自覚があることには大きな差がある。
未来にどんな危険なものが潜んでいるのか。本作の根底にあるテーマに沿った展開でした。
パパの行為も自覚があるから、心配だから、守っているといえますね。
子が心配するなら、親も心配する。この点は晶さんとエリザベート、ヘルツさんい一任されます。
不安に思ったたり、叱ったり。大人にしかできないアプローチをしておくことは、家族としてのつながりを認識させてくれる。
当たり前の家族愛。そこをしっかりと掘り下げるからこそ、団欒が愛おしくおもえたり、その怒りも理解できす。
キャラクターが一つの点ではなく、輪としてつながりあう。
人間みのあるキャラクターにしてくれていて、数分しかでていないヘルツさんの家族でも感情移入できたのも良かったなぁ。
未来を信じさせる。ヘルツさんは電波という偉業を知らぬまに死んでしまう。
そうではない、幸せな最後を迎えてほしい。
今回は物語としてやりたいことに対する主張が強く、無念のまま散った科学者ヘルツに無線の技術を写真とタブレットを使って、その偉業をみせる。
このタイムトラベルでしかできないことを、作品としてやってくれました。その作品しかできないような話ができるというのはすげぇことです。そこにさらに先ほどの家族愛までつながげてくるんだから完璧。短い間で上手くまとめられていると萌えました。
科学者に未来を信じさせる。最後はそれとリンクさせて永司は父さんのことも信じて欲しいと真理に伝える。
科学者にしてあげたいことが、骨太である永司の主張を支える。
バラバラに途切れることのない構成のしかたが上手かったです。
次回はついに本性をあらわしたということで、どうなるのか楽しみ。

 

今週のうさアイテム。

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EDに登場しているうさぎさんが描かれたうさスマフォカバー。