うさペンの館

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タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~ 9話 「呼応するベル」 感想

タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~ 9話 「呼応するベル」 感想

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真理を探求する者達の物語。
前回からの続き、真理が万博会場に飛ばされた所から今回はスタート。
真実を母さんが知り、ベルさんのエピローグをやり、会話できることの喜びこと味わう色々と盛り沢山の回でした。
電話機がつなげたことに歓喜するドン・ペドロ達と、母さんと父さんが話せた喜び。
どちらもつながれる喜びを感じあうことに、話としての共通点が生まれます。
この人達がいたからこそ、いまこうして会話していられる。
電気が使えのはこの人達というように、科学者の功績をより体感できる。そこに共通性をもたせた意味がありますね。この作品ならではの要素として変わらずに続けてくれて気持ちが良いです。
しかしながら現代人、とりわけこの転送装置にまつわる人のが感情が大きく違うことも強調されていました。
その基たるものが、真理と晶の心配事です。
離れていて放ったからしにされて御影さんにとられちゃうと真理が伝えたり、
真理が戻れなくないと言ったときに晶は声をあらげ心配する。
離れてしまうことの怖さみたいなものも、それぞれの視点にあわせて展開されていませた。
真理の子供らしい恋心にかけての言葉と、晶さんの親として心配する気持ち。
だからこそつながれることは大切だというのはより、つながることの大切さを行動で教えてくれるものでした。
またそれとは真逆に、心配せずに信頼する姿を永司と晶の関係でも描いています。
つながりあうことも大切ですが、夢を追いかけ好きなことをするためには離れている期間も大切。
離れることもつながることも大切、その両方を器用にみせることで、キャラクター達それぞれのドラマも物語もより膨らんでいました。
「運命の中に偶然はない。人は運命に出会う前にそれを作っている」
老学校と電話機の発明。この二つを終えたからこそというのもそうなのですが、ただ一方の主張だけで終わらないというのがこの物語の伝えたい言葉です。
それを異なる主張を使用して、実際の行動を通してそれをより感じられるものする。非常に上手い物語の構成のしかたでした。
じっくりと腰をすえてエピローグをやっている面もありながら、真理が戻れないというアップダウンの激しい激しい話もいれている。単純なエピソードだけで追っても楽しめるようになっているのも良かった回でした。
次回は、今回のことで晶にお叱りをうけ真理はタイムトラベラーズからリストラ。それをどうしていくのか、予想できない部分が多く楽しみですね。