うさペンの館

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ゼロから始める魔法の書 11話 「魔女と魔術師」 感想

ゼロから始める魔法の書 11話 「魔女と魔術師」 感想

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なんとなくゼロと傭兵は13番と和解。
ホルデムとアルバス君の激昂がありつつも、終着へと向けて動き出した回でした。
13番との決着ということで一番の盛り上がりどころになると思いきや、案外あっさりと13番を傭兵とゼロが受け入れたことにより、熱のある展開にはなっていなかったように感じます。
ゼロは怒って殺そうとするまで言っていますけど、傭兵はもう少し怒っても良かったようなきがするなぁ。13番がゼロに国をあげるのが無意味だときずくというのが自己完結しすぎて、主役達の介入をする隙間がなかった。
残念ながら13番、ゼロ、傭兵のやりとりから解答が得られることはなかった。
この世界の根本であるいがみ合いをどう和解させるか。わたしがここまでいうのは和解がこの物語のテーマで重きを置いていると思っているからです。そこが惜しかったなぁと。
ゼロに殺しという罪をさせないために自らの身体を盾にする点は傭兵らしくていいし、ゼロがなぜ13番よりも魔法が強いのかは間違った記述はあるから理屈が通っており、良いと思えるシーンはあったので悪くはないんですけどね。
ゼロの呪術をかけたタイミングは傭兵の背中を洗っているときでした。
呪術というのは予想の一つであったのでうまく物語を読み取れていると思ったのですが、なぜかけたのかがはっきりとしていない。
死ぬほど傭兵を愛していたとかそういうロマンチックな流れにもなっていいんで、来週そのあたりの説明が入ってくれると嬉しいですね。
さていろいろあって仲間になった13番。
その13番に対して、ホルデムが殴りアルバス君が激昂する。
本来傭兵がやるべき部分をホルデムがやってしまった感はいなめなかったけど、13番に対してきっちりと罪を背負わせることができたサブキャラなのに主人公らしかった。
このシーンがなかったら不満がたまってただろうけど、うまくガス抜きしてくれましたね。
やはり13番がやったことは許されないことだという大前提を説明したうえで、相手の釈明を聞いて、それから手をとりあう。この流れのほうがスムーズです。傭兵がゼロに対して不安になりながらも信頼をよせてるのと同じであり、この部分は納得できる流れになっていたかな。
また、この時の和解については誤解をとくという形でおちついている。
これは誤解からさらに憎しみをうみだしているものが多く、和解するためにはその誤解をとかなければいけないということを、13番とのやりとりで伝える。
それは根幹にあるテーマをふれており、物語において重要なシーンであったと思います。
次回は13番と協力して物語の終幕を迎えていく。
その方法はいまだこの土地から魔法を消すというものですが、ここをどうするかで変わっていきそうですね、ゼロから始める、名前どおりゼロにして本当に元に戻すのか。
それとも過去はなかったことにできないとして、魔法を消さない選択にするのか。
最終回、どうしめめくくるのか楽しみ。